【ネットワークスペシャリスト試験(NW)】 相談に乗ります
できること
どんな人が受ける試験なのか
高度区分で二番目に人気の試験です。これはシステム開発に関わる様々な職種の人が受験しているためです。それほどまでに、現在のシステムは、ネットワークと切っても切り離せないものとなっているのです。
職種により合格率に差があるのでしょうか?合格者の大半はネットワークエンジニアなのでしょうか?
実は職種による合格率の差はほぼありません。令和6年度のIPA公表の統計情報を確認すると、ネットワークエンジニアの合格率(16.5%)は、全体の合格率(15.1%)と大して変わりません。このように現在の職種がネットワーク関連ではないからとあきらめる必要はありません。合格者の大半はネットワークを専門とはしていません。
学習の進め方
この試験に必要な知識は過去問を解いて身に着けるのが一番です。試験ごとの関連性が高いので、午前Ⅱ→午後Ⅰ→午後Ⅱの順にステップアップして進めるのが王道です。午前Ⅰも受験する方は試験直前(1~2週間前)に過去問を解いて詰め込んでください。それぞれの過去問を解く際に以下のことを意識・実践するのが重要です。
- 午前Ⅱ
- 知らない用語は調べて理解しましょう。正答だけではなく、不正解の選択肢についても調べましょう。
- 午後Ⅰ
- 午前2をやりこんでいれば、ある程度解くことはできると思います。ただ時間がきついです。問題文を読んで理解することに慣れましょう。
- 3回分くらい解いたら苦手分野がわかると思います。その分野を後述の学習リソースを使って集中的に学習しましょう。
- 午後Ⅱ
- 問題文をよく読みましょう。問題文には前提・制約が書かれています。それら条件に対して、知識をどう適用するかが重要です。
- 午前Ⅱ、午後Ⅰをやりこんでいれば、知識自体はすでに十分あるはずです。
学習リソース
参考書
多くの人がまず最初に考えると思います。近年はChatGPTや解説サイト等ネットの情報が充実しているので、なくても同等のことが学べます。ただ時間の効率性や情報の信憑性などの観点から購入をお勧めします。様々な対策本が販売されているので、自分の好みで1冊決めればよいと思います。複数買う意味はありません。また情報処理安全確保支援士試験と重複する内容が多いので、そちらをお持ちの方は追加で購入する意味は少ないかもしれません。私は持っていたので、ネスペの対策本は購入していません。
ネスぺイージス
網羅的にまとまっています。対策本の代わりに通しで読む、見出しで不安な用語のみを確認する、どちらの方法でも使えます。私は参考書として情報処理安全確保支援士試験の対策本を利用していたので、そちらに説明のないルーティング等の知識をこちらで補完しました。
ChatGPT
用語の解説レベルならほぼ正確に解説してくれます。わからない部分を掘り下げて聞くこともできます。利用しない手はないでしょう。また逆に自分の理解が正しいかどうかを確認するために、自分で用語の解説を書き、ChatGPTに添削してもらうことも可能です。こちらもほぼ正確に指摘してくれます。
私の経歴と受験理由
ここまで読んでいただきありがとうございます。少しでもお役に立てたなら幸いです。
最後に私の経歴に軽く触れておきます。私は主にJavaによるWebアプリケーションに携わってきました。Webアプリケーションなので、当然ネットワークを介した通信が行われます。しかしネットワーク関連はフレームワークやライブラリが処理してくれるため、実際に何が起こっているのかは、いまいち理解していませんでした。そんなブラックボックス状態を少しでも解消したいと思い、ネットワークスペシャリスト試験を通じて、ネットワークについて勉強しようと思いました。3か月間ほど上記学習リソースを使って独学し、2024年度ネットワークスペシャリスト試験に合格しました。独学の自己満足で終わるのではなく、合格という結果も得られたことはうれしかったです。
私と同じような思いを持つWebアプリケーション開発者は多いのではないかと思います。またそうでなくとも何かしらの思いがあってネットワークスペシャリスト試験を受けようとしているのだと思います。ご自身で学習の進め方を実践できる方は合格できるでしょう。
自信のない方は一度ご相談ください。あなたの現状を整理し、具体的な学習計画・内容・方法等のアドバイスをいたします。また相談後、合格までの継続的なサポートをご希望の場合、別途専用プランをご用意します。サポート内容に応じて月額5千~2万円を考えています。