Webライターは記事などを書くお仕事です――とだけ書くととても単純な仕事のように見えるのですが、実際は執筆作業までの間にやるべきことがたくさんあります。

特に、記事のクォリティに直結するのが構成作りです。

記事のクォリティは9割がた構成で決まると思って間違いありません。

スムーズにサクサク構成が作れる人は良いんですが、初心者さんの場合この構成作りで躓くことが非常に多い!

というわけで、今回は構成作りの基本をご紹介したいと思います。

構成とは?

そもそも、構成ってどんなものだと思いますか? 記事の内容をなんとな~くまとめたもの? 見出しを指定したもの? 文字数まできっちり書き込んであるもの?

どれも正解です。

構成というのは、記事の骨組みだと思ってください。ざっくりとした構成で素晴らしい記事(=作品)が作れる人もいれば、細かいところまで骨組みを組まないと作れない人もいます。

ざっくり派かみっちり派かは人によるので、基本の構成の作り方をマスターしてから、自分のタイプに合わせてカスタマイズしていきましょう。

構成に必要な要素は?

では、構成を作るには何が必要でしょうか。私は、次のことを構成作りの際に決めています。

①読者のペルソナ
②KWを検索した理由
③見出し
④本文の内容
⑤参照した資料

これだけ? と思われるかもしれませんが、これ以上細かく作りこむと構成作りだけで半日~1日なんてことになりかねないので、ほどほどにしています。

細かく作りこみ過ぎてしまうと、あとから修正が必要になったときに苦労しますからね。

構成作りの手順と注意点

構成を作る時は、まず読者のペルソナを考えます。この時大切なのが、ペルソナを作りこみ過ぎないこと。

たまにペルソナの年収や性格、趣味、嗜好、家族構成、生育歴までことこまかに作りこまれた構成を拝見するんですが、そこまで作りこんでしまうと限られた人にしか刺さらない記事になってしまいます。

考えるのはせいぜい

  • 性別
  • 年齢
  • 今抱えている悩み
  • 記事に求めること

ぐらいで十分です。

特に、「今抱えている悩み」「記事に求めること」は一歩踏み込んで考えてみましょう。
同じKWでもこの2つが違うと、アプローチの仕方が変わってきます。

どうしてそのKWを検索窓に打ち込んだのか、その記事を読むことで何を解決したいのか、どんな情報が書いてあったら嬉しいか……「もし自分だったら――」と想像力を働かせて考えることが大切です。

見出しを作ってみよう!

ペルソナができたら、次は見出し作成です。
見出しは24文字程度で作ると、長すぎず見やすいものになります。

KWが指定されている場合は、できるだけ左詰めでKWを盛り込みましょう。ただし、盛り込んだ結果不自然になってしまうときは、適宜調整して構いません。

見出し作りが苦手な人は、Q&Aをイメージしてみてください。

読者のQ(質問)が見出し、執筆者のA(回答)が本文です。

Q&Aをイメージして見出しを決めると、自ずと本文に書くべき内容がはっきりします。

例えば

H2:熱中症とは?(読者の疑問)
本文:熱中症とは……(問いに対する答え・解説)

H2:熱中症を防ぐには?
本文:熱中症を防ぐには……

H2:熱中症になってしまったら?
本文:熱中症になってしまったときは……

Q&Aをイメージして見出しを作ると、見出しを作れば本文の内容がある程度固まるので、初心者さんには特におすすめです。

ここでひとつ注意したいのが、「独りよがりな構成を作らないこと」です。

知見があるジャンルの記事の場合、「あれもこれも伝えたい!」とか「これぐらい他の人も知っているはずだ!」という気持ちから、独りよがりな構成を作ってしまうことがあります。

そんなときは、先程作ったペルソナを思い出しましょう。

あなたがそのペルソナだったとして、いきなり専門用語を言われて理解できますか? いきなり専門的な知識を披露されて、理解できますか?

記事執筆の基本は「思いやり」です。何も知らない人に丁寧に説明するようなつもりで、構成を作ってください。

専門用語には解説を入れる。
わかりにくい表現は噛み砕いて伝える。
知識や経験を披露して満足しない。
読者にとって有益な情報をわかりやすく伝える。

以上4つのことは、常に頭の片隅においておきましょう。

リサーチをしよう

記事を書くときは、リサーチが欠かせません。初心者さんは普段、どこから情報を引っ張ってきていますか?

もし個人ブログなどから情報を引っ張ってきているなら、今日からやめましょう。

参照する情報は正確な一次情報であることが大切です。公的機関や企業の公式ページなど、確かな情報が得られるところから情報を引っ張ってきましょう。

そしてこれが一番大事なのですが、構成には「どのページを参照したのか」を忘れずに書き留めておいてください。

後から確認するのも容易になりますし、クライアントさんに説明する際も「このサイトを参照しました」とすぐにエビデンスが提示できます。

最後に……

慣れないうちは、構成ができた段階で編集さんにチェックしてもらうのも良いです。

お互いの認識がズレたまま執筆を進めると、完成したあとで「構成からやり直し」なんてことにもなりかねません。

「お手間を取らせて恐縮ですが、一度構成をチェックしてもらいたいのですが……」と勇気を出して相談してみましょう。

もしその段階で方向性が違う・ターゲットが違うなどあれば、執筆に入る前に修正できます。

構成は、慣れてしまえば30分程度で作れるようになります。最初はどうしていいかわからず途方にくれることもあると思いますが、順を追って焦らずに作っていきましょう。