株式会社マイカスピリットの代表取締役をしています新村(しんむら)と申します。
普段はIT企業様向けにマーケティング戦略のコンサルティングをしています。

といっても、「マーケティング戦略って何?」という方も少なくないと思います。MNETAではWebマーケティングやSNSマーケティングのメンターさんはたくさんいますが、あまりマーケティング戦略についてサービスを提供されている方がいないようなので、ちょっとここでマーケティング戦略について説明してみたいと思います。

マーケティング戦略とは

戦略とは軍事的な用語で、目的を定めて、俯瞰的な視点で有利にその目的を達成するためのシナリオです。そのためには戦場を知り、敵軍を知り、そして自軍を知る必要があります。これはマーケティング戦略でも全く同じで、正しく市場を理解し、競合や自社を正しく分析し、ビジネスとして達成したい目的に対しての筋道を立てていきます。
基本的にはマーケティングの目的は製品の価値を理解して購買してもらう事です。どんな価値をどんな顧客に届けるかを明確にして、その顧客にどうやって購買にまで至ってもらえるかの筋道を定義するのがマーケティング戦略です。

マーケティング戦略の立て方

マーケティング戦略を立案していく手法と手順は、ある程度決まったパターンがあります。市場を理解する「環境分析」、誰を顧客にするのか、どんな価値を提供するのかを決める「戦略策定」、その価値を具体的にどう顧客に届けるのかを決める「戦術・個別戦略策定」というステップを踏んでいきます。また、それぞれのステップには基本となるマーケティング フレームワークがあり、それらを埋めていくことでマーケティング戦略を立案できます。とはいえ、それらのフレームワークはかなり抽象度が高いため、マーケターの腕が試されるところでもあります。

WebマーケティングやSNSマーケティングとはどう違うのか?

マーケティング戦略はWebマーケティングやSNSマーケティングを行う前に決めるものです。
もっと言えば、Webマーケティングをやるのか、SNSマーケティングをやるのかといった事を決めるのもマーケティング戦略の一部です。マーケティング戦略ではターゲットとなる顧客にどのように情報を届けるのかを定義します。そのため、ターゲットとなる顧客に情報を届ける方法として、Webマーケティングが適切ならWebマーケティングを採用しますし、他の手段の方が適切なら他の手段を採用します。そのような決定をするのがマーケティング戦略での作業です。
また、WebマーケティングやSNSマーケティングでもどんなメッセージを伝えるかが重要です。そのメッセージを決めるのもマーケティング戦略での作業です。メッセージはその製品やサービスを魅力的に見せるための情報です。その情報は競合ではなく自社の製品を選んでもらえるような内容でなければいけません。そして、それらの情報はマーケティングコミュニケーションの手段が変わっても、一貫したメッセージでなければいけません。
このように、マーケティング戦略は手段としてのマーケティングの指針となる戦略なのです。

企業はマーケティング戦略はしっかり立ててる?

では、このマーケティング戦略を立てている企業はどれくらいあるでしょうか?
B2Cのビジネスを行なっている大手企業ではまず間違いなく立てています。CMやWebサイトを見ればわかると思いますが、他社と違う魅力を押し出すようなメッセージが出されています。また、広告に関しても、適切な手段をしっかりと選んでいるのがよくわかると思います。
一方、B2Bに関しては残念ながらしっかりとしたマーケティング戦略を立てていない企業がほとんどです。それは営業さんが介在することで、マーケティング戦略がしっかりしていなくても、ある程度売る事ができるからです。しかし、本当にそれで良いのかと言えばNOです。営業さんに質の良いリードを渡すためにはメッセージがしっかりとしていなければいけませんし、マーケティングメッセージと営業さんの言っている事が食い違っていては売れる製品も売れなくなってしまいます。そのため、マーケティングから営業まで一貫したメッセージを出すためにもマーケティング戦略は重要なのです。

まとめ

ということで、今回はマーケティング戦略とはなんぞやというお話を書かせていただきました。マーケティング戦略とは誰にどんな価値を届けるのか、そして、どのように製品や情報を届けるのかを定義する工程です。ぜひ、みなさんもしっかりとマーケティング戦略を立てて、かっちり売り上げを立ててください。
また、このナレッジに色々と書いてみたいと思います。