最近ようやくメンタに登録したWordPress魔改造 阿修羅ワークスです。
初めてナレッジに投稿します。

「WordPress案件の困った」と題してシリーズで執筆して行きます。
まずはその1 Adobe XDが使い物にならない件です。

Adobe XDと言えば高機能プロトタイプ制作ツールとして知られています。
スクールを卒業された方の中には、Adobe XD、Photoshop、Illustratorのいずれかでデジタルカンプないしは、プロトタイプを制作した後にコーディングをすると教わったかもしれません。

コレ自体はまったく正しいし、良いプラクティスだと思います。
このワークフローで問題ない! と講師からも太鼓判を押されたという方も多いと思います。
しかしながら、いざ案件に向き合うと見事なまでに打ち砕かれます。

というのも、クライアントでもっともありきたりで多い要望が「あのサイトと同じ様に作って欲しい」だからです。
「あのサイトと同じ様に作って欲しい」というのは、いわゆるコピー依頼です。
コピーを依頼するということは、すなわちプロセスよりも結果が欲しいということを意味します。

ですから、親切丁寧にAdobe XDでプロトタイプを作って、クライアントと対話を試みようとしても徒労に終わることがしばしばあります。

もう1つ問題があります。
それはクライアントの予算です。案件を眺めていると制作予算は10万円以下が多いです。
Adobe XDでプロトタイプを作ってWordPressに組み込むということは、フルスクラッチでテーマを開発することに近いです。
そうすると工数的に制作費10万程度だと足りなくなります。手数料も引かれますしね。

例えば、ある程度テーマをコーディングして形にだきたとして、クライアントが最終局面で「やっぱりこうして」とひっくり返されることは往々にしてあります。
WordPressの場合は単なるデザインではなく、PHPでコーディングされたテンプレートデザインのため、ちょっとした変更でもプログラム要素が関わることで難易度が高くなることがあります。予算オーバーで詰みます。

Adobe XDといったプロトタイプ制作は、クライアントの「やっぱりこうして」というちゃぶ台返しを封じるためのツールではあるのですが、クライアントの予算感には本制作しか含まれておらず、低予算でプロトタイプまで作る余裕がない、というのが現状です。

スクールで教えるプロトタイプを何案か作って本制作に入る、というのは制作予算が30~50万円程度はないと難しいんですね。
ところが、30~50万円程度になると今度はデザイン以外にシステム構築要素が絡んで来るため、ノンプログラマーや駆け出しデザイナーの手には負えないというね。競合も増えるため案件の争奪は激戦です。

では、既存のテーマをカスタマイズするのはどうか? というとこれも詰みます。
クライアントの要望が既存テーマで収まる場合はラッキーなのですが、テーマを大きくカスタマイズすることになると詰みます。
特に有料テーマは機能が多く、コード量が多いため工数がめちゃくちゃ掛かります。

例えば、設定画面にオリジナルの設定を追加しようとするとやたらと面倒なことになります。
プロトタイプを作らない分安く仕上げることができる反面、クライアントのちゃぶ台返しに弱いデメリットがあるのです。
仕様書無しで他人の書いたコードを解析し修正する作業というのは、それ自体の開発より工数が掛かることがあります。

ジレンマを感じる人は多いのではないでしょうか。

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