以下の記事が目に留まりました。

新規事業のネタが思いつかない人必見!シンプルなアイデア発想法5つと新規事業を成功させるコツ
https://vs-group.jp/tax/startup/media/establishment/starting/14202.html

ネタばらしから始めてしまうのですが、連載のネタが思いつかなくて困っていたところに上記の記事が目に留まりましたという次第です。

記事に目を通してみましたが、主に起業を目指す方に向けた内容ですが、企業内で新規事業を立ち上げる際にもあてはまるもので、本質は同じなのだなと再認識させられました。

>新規事業が思いつかない人のアイデア発想法5つ というものが以下にて挙げられています。

1.既存事業の長所と短所を分析する
2.ライバル企業の強みや弱みを考える
3.成功例が確立しているビジネスモデルを他業種に広げる
4.新たな付加価値を見いだす
5.他社の成功例を真似る

私自身が取り組んできた、見聞きしてきた事例、「新規事業おじさん」に相談を持ち込んでいただく事例を観察していて、このケースが多くあるなと思わせることを以下に記します。

皆さん、2~5番は熱心に考えているケースが多いですね。
浅い、深いといった程度の差はあれど、少なくともスコープに入れておられるのだなと感じることが多いです。

一方、1番をきちんと考えていますか?という質問をしないといけないなと思わされるケースがこれまた多いのです。

自分たちは何者なのか?自分たちは何ができるのか?

実は、これが大前提なのですが、自分たちにとってはあまりに当たり前のことなので、わかっているつもりになって、飛ばしてしまっているように見受けられます。

ですが、新規事業プロジェクトにおいて出会う方々はあなた方が何者かなんて知りもしないし。そもそも、興味すらないのです。

それゆえ、
私たちはこういう者です。私たちはこういうスキルを持っています。
それをベースに、こんなことを始めようと思っていまして、
御社には、私たちに欠けている「この」部分での協力をいただくことで、「こういうこと」を実現したいと考えて参りました。
御社にご利用いただくとしたら、こういうサービスを考えているのですが、いかがでしょうか。

これらの投げかけをするためには、1番をこれでもかというくらい考えないといけないのです。

いかがでしょうか。

新規事業君、新規事業さん。1番をちゃんと考えていますか。一度、点検してみてはいかがでしょうか。

新規事業君、新規事業さんではないのだけどというあなた。自分は何をしているのか?を点検するのも悪くないと思いますよ。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください