以下の記事が目に留まりました。

製造業の事例にみる B2B企業におけるサブスクリプション型ビジネス成功の道筋
https://www.abeam.com/jp/strategy_cch/column/column_13.html

サブスクリプション型ビジネスモデルに取り組むということは、企業のビジョンを再定義し、それに伴うビジネス・プロセスを再構築することで、新たな価値を創出する力を実装することを意味しています。つまり、新たなプロダクトを生み出すこれまでの新規事業開発とは異なり、新たな新規事業開発プロセスやケイパビリティが必要になるということです。

ぱっと見では「何のこっちゃ?」となるのではないでしょうか。
この結びに至るまでの話があっての結びなので、「何のこっちゃ?」になるのは当然と言えます。

では、いくつか、気になったポイントを見てみましょう。

例えば、部品メーカーにとって顧客は、完成品メーカー、エンドユーザーどちらもなり得ますが、いずれの場合でも自社のみで意思決定・実行できないケースがあることがサブスクリプションビジネスを難しくしている要因の一つと考えられます。

現在ではプロダクトの機能・性能で差別化することが困難になってきており、プロダクトベースから顧客バリューベースに重点が移っています。従来とは異なる競争のルールの中で、KPIはプロダクト(販売数)からバリュー(顧客数×継続期間)にシフトし、新たな戦略立案の必要性が生じています。

これまでは、顧客の要望を受け、いかに実現できるかが、価値の一つでした。近年は、デジタルの活用で顧客における機器(自社プロダクト・サービス)などの使い方をデータ分析することで、顧客を深く理解し、近い将来顧客が伝えてくるであろう要望を予見することが可能になってきました。顧客から要望を受ける前に、先回りして提案することが可能になってきたといえるでしょう。

いかがでしょうか。

えっ、これを自分たちがやるの?できるの?
コンサルティングファームに依頼するにしても、自分たちが使いこなせる?

こんな風に思う方は多いのではないでしょうか。

ここで固まらずに、壁を突破するには、どうすればよいのでしょうか。

私自身が取ってきた方法を一つあげます。

対話です。

何か、ほんの小さなとっかかりがある相手とお話させてもらうのです。

最近になって、新規事業君、新規事業さんの相談をお受けする回数が増えてきた中から、再認識していることです。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください