https://www.meti.go.jp/press/2023/05/20230525002/20230519008-a.pdf
面白いなと思ったのは外部活用の手法として「新市場創出サービス」なるものの活用を挙げていることです。

>2ページ はじめに より
近年は、良い新製品・サービスを生み出したとしても、「ユーザー候補の関心は高まりつつあるが、買ってはくれない」、「規制や基準と適合しないため機能を制限して販売せざるを得ない」、「パートナー企業が参加してくれないのでエコシステムが広がらない」など、市場の外側(社会に根付いている規制・基準・社会通念等の外部環境を指す。)もマネジメントしなければ、新市場を創出することができない場合が増えている。

「市場の外側もマネジメントしなくてはならない」ということに気づいていない新規事業君、新規事業さんは多くおられるというのが肌感覚ですが、これは大事なことです。

>先進的な企業は、外部環境の構築に必要な機能を内製化することで新市場創出に取り組むことが可能であるが、多くの企業は、外部環境の構築の経験や知見が不足するため、新市場創出の方法が分からない状況にいると考え
られる。このため、イノベーションの社会実装(新市場創出)を加速させるには、外部環境の構築を専門家へ外注する取組を促進することが必要なのではないか、という仮説を立てた。

「外部環境の構築を専門家へ外注する取組」というところに新鮮さを覚えました。

>5ページより 「想定課題」
•新市場創出を目指しているが、どんな市場を形成したらいいのか構想できずに悩んでいる
• 新市場創出を目指しており、解決したい課題とソリューションとなる新製品・サービスは決まっているが、どうやって社会実装したらいいのか分からず行き詰まっている

これらの想定課題は「あるある」ではないでしょうか。自分たちだけで悩まないで、外部リソースを活用するという提言は興味深いと思いました。

これ以上はネタバレになってしまうので、興味を持たれた方はリンク先の本文をお読みください。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください