先日、20人ほどのクローズドな集まりによる新規事業ピッチのような場に「新規事業おじさん」も参加して、ディスカッションに加わってくださいと、お声がけをいただき、参加しました。

参加してみたら、幹事がお声がけする参加者を「この人!」と思う方々に限定しているのに、まず、驚いたのですが、皆さんの意識、知識、クリエイティビティのレベルが高いエキサイティングな機会でした。

そんなところにお呼ばれした「新規事業おじさん」ですが、エネルギー、モビリティ、蓄電池、半導体といった私が実務経験を積んできた世界とは全く違う領域のテーマに取り組む「新規事業君」のピッチを聞いた後、皆さんと一緒に議論に参加しなくてはなりません。

え~い、何とかなるわい!と思って参加した新規事業おじさんはどうだったか?

それがですね。

気づいたら、ディスカッションに入ったら真っ先にコメントしている。

その後、他の方のコメントに、さらに自分のコメントを継ぎ足していく。

ちょっとやりすぎだなと思って、途中から抑えて、他の方の発言時間を確保するように自重していました。

とまあ、何だよ!オッサンの自慢かよ!と思われそうな顛末から、今回のタイトルワードが浮かびました。

「てこの原理」

今回、自分は経験していない、土地勘のない領域のお話に対して、次々とコメントをしていきました。

なぜ、そんなことができたのか?を考えて出てきたのが「てこの原理」というわけです。

私は「新規事業君、新規事業さんが直面する課題」を知っていることが特徴です。

これを自分の武器として、皆さんとのディスカッションに参加したわけです。

ですが、今回の新規事業君のテーマ領域の経験知はありません。

なのですが、そのテーマ領域のことは新規事業君と参加メンバーの皆さんが経験知をお持ちだったわけです。

私は「その方々の経験知をてこにして」、私の「新規事業君、新規事業さんが直面する課題」に対する知識を駆使して、皆さんとの議論に参加できたということです。

他社との連携を駆使して、社内の横連携を駆使してとか言いますよね。

なぜ、そんなことをするといいことがあるのか?

それは「てこの原理」ということなのかなと思ったわけです。

いかがでしょうか。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください