新規事業おじさんのつぶやき Vol.278 老舗インフラ企業が実践する新規事業を成功に導く社内プロセスの変革とは
以下の記事が目に留まりました。
老舗インフラ企業が実践する新規事業を成功に導く社内プロセスの変革とは
https://journal.addlight.co.jp/archives/webiner_meidensha_0829/
>今回の中期経営計画では、積極的に新規領域の探索や投資を行うことを明確にするため、「両利きの経営の推進」を基本方針として掲げている。具体的には、新しい領域での成長を支えるための投資予算を設け、組織や個人のアイデアを具現化するプロセスを整備しているのが特徴だ。
「人(ひと)」を強く意識している会社だということがうかがえますね。
>また、そのプロセスを増すために人と組織の両輪の強化を目指した「イノベーションを支える3本の柱」として、「プロセスの整備」「人財育成」「ニーズ探索と共創」の3つの観点を柱として掲げている。そして、「市場」と「技術・製品・サービス」の2つの軸を足がかりに、活用できる新規領域を開拓し、新しい価値を提供する事業を立ち上げようとしている。
やはり、実行する「人」と「組織」を強く意識していることがわかります。
>しかし、そういった社内の危機意識は点在しており、新規事業に対する取り組みが点在していた。全体の取り組みやリソースの配分が難しくなっていた。この課題に対応するため、2020年度に経営企画部門と研究開発部門が中心となり、イノベーション活動を推進する横断プロジェクトが発足した。
点を面にする取り組みをされたとのことですが、これは大変なことです。
>1つ目は「ベンチャーキャピタルファンドの活用」
>2つ目は「お客様やパートナー企業様」との交流
>3つ目は「ワークショップや講演会、セミナーの開催」
やはり、実行する「人」にフォーカスしている点に注目しました。
多くの企業が「こと」にフォーカスしている印象を受けますが、明電舎は「人」にフォーカスした点に特徴を感じますね。
明電舎のようなトラディショナルな企業であるがゆえに、実行する「人」にフォーカスした取り組みをして、成果を上げたのだろうと推察するものでした。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

