新規事業おじさんのつぶやき Vol.139 「たたき台」をつくる人が一番エライ
以下の記事が目に留まりました。
「たたき台」をつくる人が一番エライ
「たたき台」をつくる人が一番エライ - 株式会社フィラメント
https://thefilament.jp/ideation/5108
一番エライ人がいるのだから、二番目にエライ人、三番目にエライ人がいるんじゃね?と思ったら、いました!!
一番エライ人 = たたき台を作る人
自分が勇気を出して一見損な役回りを引き受けつつ仕事のきっかけを作るから一番エライ。
二番目にエライ人 = 「締切を作る人」
締め切りがないといくらたたき台を出したとしても言いっぱなしで終わってしまいますから。 そして、多くの場合、たたき台を出す人は締切を作ることが苦手です。 心理的属性が違うんでしょうね。 でも締め切りがないと仕事が次のフェーズに進んでいかない。 この2人が組むとプロジェクトを動かすために最低限必要な機能をもつチームができていく感覚があります。
なるほど~。「締切を作る人」も嫌われる役割を引き受けていますからね。
三番目にエライではなく、最後に登場する必要な人 = 風呂敷の中身を詰める人
たたき台を作る人 = 風呂敷を広げる人。締切を作る人 = 風呂敷をたたむ人。
たたき台として広げられた風呂敷の上にどんどんアイデアを積み上げて大きく膨らませる人。 誰かが出したアイデアであっても自分が出したアイデアと同じようにそれを愛し、より良いものに磨き上げるために情熱を注げる人です。 風呂敷を広げる人がリーダーであるとすると、風呂敷の中身を詰める人は良きフォロワーであるといってもいいでしょう。
あ~。何か、かっこいいなあ。うん。かっこいい!
新規事業おじさんは、なぜ、新規事業おじさんなの?という問いへの答を申し上げたことがありますが、その時、触れていなかったことがありました。
新規事業おじさんは、想いと知力を備えた研究者が生み出した技術を形にして、世の中に送り出すということに心躍る自分を見出して、新規事業おじさんになりました。
すなわち、想いと知力を備えた研究者が生み出した技術というたたき台を自分自身が愛し、より良いものに磨き上げるために情熱を注いできました。そして、今も、情熱を注ぐ対象があります。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

