以下の記事が目に留まりました。

机上の議論よりまず行動 ~サービス改善のための鉄則/初級編~
https://thefilament.jp/servicedesign/5465

鉄則 5か条が挙げられているのですが、ああ、そうだなと思うことがコンパクトにまとめられています。
順番に見ていきましょう。

机上の議論に時間をかけない
>私は「TooMuch output,No outcome」を標語にしています。机上で時間を使っているヒマがあったら、どんどん試したりユーザーに聞いてみる方がいいです。
>丁寧にドキュメントを作りすぎるのではなく、テキストのメモやホワイトボードのスケッチで十分。試すことに時間を使うべきです。
いかがでしょうか。できています!と胸を張れる方は何人おられるでしょうか。

動くモノで会話する
>仮説に基づいて、プロトタイプ=動くものをできる限り早く作ってみるのが大事です。 それにより時間も節約できますし、何よりチームの会話の解像度が一段あがります。
いかがでしょうか。何でもかんでも、動くものを作れるわけではないのですが、仮説を立てて、それを実際の運用イメージとして検討するということは大事だと思うのですね。

自分でとにかくモノを使い倒す
>自分でサービスに触ってみることが、良いサービスとは何かを理解する最上の手段です。筋トレのようなもので、実践しているうちにサービスに対する感度が格段に向上してくるはずです。自分で使ってみないでいろいろ意見をいう人は、ぶっちゃけ信用しなくていいです。
これもどうでしょう。自分自身が実践できていないことも多いのではないでしょうか。
また、どうしても、「いろいろ意見をいう人」に攪乱されているということはないでしょうか。

使う人に憑依して、話を聞きに行く、観察する
>サービスを使う人に憑依するというのは、例えば女子高生向けのサービスを作ろうと思ったら、渋谷の109に女装して一日中立ってみる、みたいなことです(実際にそれをやっている人が以前の同僚だったので、私もこれくらいの徹底力をベンチマークにしています)。
ちょっと、ここまでは、なかなか、できませんが、取り組み姿勢として、このくらい徹底するということを目指したいですね。

積極的に組織を超えてコミュニケーションし、フィードバックを集める
>フィードバック文化というのが、インターネットサービスのキモなんです。サービスはラフな形でもいいから市場に投入して、ユーザーのフィードバックを受けつけてどんどん改善していく。
>そのカルチャーは会社内の意識改革にも適用すべきです。自分のこだわりとか組織の論理とか、とにかく邪魔なんですよね。それはユーザーには関係ない。それを取っ払えるかどうかが最初の一歩です。失敗を許容しつつ、よりよく改善していくことに時間と手間をかけましょう。
う~ん。耳が痛いですね。ですが、これは真実です。やはり、真実に少しでも忠実でありたいということでしょう。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)https://thefilament.jp/servicedesign/5465