新規事業おじさんのつぶやき Vol.129 プレスリリースを使い切る
新規事業プロジェクトを担当していると、「プレスリリース」を行うという幸運に恵まれることが時にあります。
「プレスリリース」にこぎつけるまでの苦労を考えると、「プレスリリース」実施にこぎつけた達成感は大きなものがあります。
それはそれとして、以下の問いを各自、自分自身に投げかけてみませんか。
「プレスリリース」そのものを目的にしてはいないでしょうか?
いかがでしょうか。
そんなことはない!と断言できるあなた。
以下に記すことは、自己点検として、他の人はどうしているか?の参考事例として、おつきあいいただければと思います。
いや、ひょっとしたら、そうかもしれない?と不安になったあなた。
以下に記すことを、ぜひ、参考にしてやっていただければと思います。
まず、知っておきたいこと。
プレスリリースを打てば、自分たちが知って欲しい人々に届くわけではない。
そうなんです。プレスリリースを打ったら、自らがそれを伝える伝道師になることが大事なのです。
ここで、一つの問題が出ることでしょう。
プッシュ型ではなく、プル型がマーケティングのあるべき姿ですよね。
要は、押し売りは「流行らない」と言うではないですかと。
なのですが、既にブランドが確立していて、結果的にプル型で回るものはそれでよいのですが、そもそも、新規事業はその存在を知られていません。どうしても、プッシュ型の活動が必要になります。
でも、押し売りになってはいけない。この葛藤に悩まされます。
ですが、「プレスリリース」を使って、それをプッシュ型で告知し、初めての相手先にコンタクトしていくことにおいて、プッシュする側、される側の双方において、心理的ハードルを下げる効果があるのです。
これを使わない手はない!!と思いませんか。
プレスリリースを使う。とにかく、ベタベタに使う。
ぜひ、実践していただけたらと思います。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

