新規事業おじさんのつぶやき Vol.160 もう一品の小鉢料理
先日、30代くらいかな?と思われる新規事業君とお話した際に浮かんだこと。それが今回のタイトルです。
新規事業研修、セミナーの話が出て、それらは本当に意味があるのか?と、私も含め、多くの方々が一度ならず疑問を持つ「あれ」についてのお話でした。
では、それらの新規事業研修、セミナーは意味がないのでしょうか?
そんなことはないと思います。やはり、その道の専門家が研修、セミナーコンテンツとして作り上げられたものですから、そこから学ぶものはあります。
では、それだけのコンテンツなのに、なぜ、「それらは本当に意味があるのか?」という疑問を多くの方々が持つのでしょうか。
それは、自分のプロジェクトにそのまま役立つ解を求めているからではないでしょうか。
ですが、ちょっと待ってください。
そんなものが本当に得られたとしましょう。
それって、汎用化された解ができているものということですよね。
そんなもの、新規事業でも何でもないと思いませんか。
では、それらのコンテンツから、私たちは何を学ぶのでしょうか。
私の答は「普遍的な理論と方法を学び、自分自身の基盤となる考え方、動き方の材料を得る」ことです。
この材料を一つでもつかみ取ることが大事なことではないでしょうか。
ですが、これは難しいです。
新規事業野郎として旗揚げしてから23年もやってきた新規事業おじさんになって、ようやく、そういうことがわかるようになったことでもあります。
でも、新規事業君、新規事業さんたちは23年もかけられないですよね。
そこで、新規事業おじさんは何をやればよいのだろうか。何ができるだろうか。これを考えました。
その場で、私が新規事業君に話したことが今日のタイトルです。
「もう一品の小鉢料理」
メインディッシュは専門家が提供するコンテンツ。これは大事。きちんと学びを得ましょう。
その上で、「もう一品の小鉢料理」を差し出すのが新規事業おじさんの役割ではないのか?と。
長くなってしまったので、「もう一品の小鉢料理」とは何だ?に答える字数がなくなってしまいました。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

