以下の記事が目に留まりました。

顧客インタビューで無意識にやってしまう「確証バイアス」の4つの罠と回避策
https://thefilament.jp/incubation/5058

本稿を読んだ後の第一声です。うわ~っ!と思わされる内容でした。
これでは、何のこっちゃ?になってしまうので、4つの罠なるものを見ていきましょう。

>1.顧客の答えを誘導してしまう
>例えば、「私は大半の消費者は毎日お店に日用品を買いに出かけることは本当は面倒だと思っていると考えているのですが、あなたはどう思いますか?」は誘導質問です。
>逆に言うと、誘導質問をすると、「はい」または「いいえ」で始まる答えが返ってきます。あなたにその自覚がなくても、相手が「はい/いいえ」で答えを返しているときは、誘導質問をしているサインだと思ってください。

まず、これを見て、うわ~っ!と思わされました。
あっ、やらかしてきたことが何度もある!と気づかされたからです。
新規事業君、新規事業さん。そうでない方々も。いかがでしょうか。

>2.自分の仮説が正しい証拠を探してしまう
>何が正しいのか、何が望ましいのか、といったことに強い「信念」をもっている人は、自分の信念に合う答えしか聞こうとしないことがあります。相手が異なる答えをしても、相手がわかっていないからだ、と無視したり、本当に言いたいことはこういうことのはずだ、と相手の答えを自分の聞きたいことに頭の中で自動変換してしまうのです。

うわ~っ、これもやらかしてきた~!と思わされました。
これに注意を払うようになるまで、確かにだいぶ長い年月をかけた気がします。

>これを防ぐためには2人でインタビューすることが有効です。アイデアを発案した本人だけインタビューするのではなく、発案者以外のメンバーか、もう一人の協力者を探し、2人のチームでインタビューをします。一人が質問をし、もう一人が答えを記録します。インタビュー後に記録を2人で確認することで、顧客の答えを無視したり、自己解釈しているときに気づきやすくなります。

これは特に意識していなかったことなのですが、やっていることでした。
確かにそうだ!とうなりました。

>3.相手の答えを自分でまとめてしまう
>一人だけでインタビューすると、顧客の言葉をそのまま記録するのは大変です。なので、インタビューをする人と記録する人の2名のチームで行います。また、「 自分の仮説が正しい証拠を探してしまう」で説明したように、記録する人インタビューアが顧客の答えを無視したり、自己解釈しているときに気づきやすくなります、割り込んで確認の質問ができるメリットもあります。
>また、インタビューの記録はインタビュー中に行います。すべてを詳細に記録するのが間に合わなければ、要点だけを記録し、インタビュー直後の記憶が鮮明なうちにインタビュー記録を補足します。いすれにせよ、インタビューが終わったら1時間以内に記録は出来ていて、チームメンバーやメンターと共有できるようにしてください。

これも特に意識していなかったことですが、やっていることでした。
私の役割は記録を取る側が大半なのですが、それは、自分の記憶力が落ちていること、思考の整理を確実に行い、その内容をメンバーと確実に共有するために意識してきたことなのですが、こういう意味は確かになるなとうなりました。

>4.顧客の課題や困りごとを機能の観点だけで考えてしまう
>顧客の課題や願望、困りごとを深堀するときには、機能的な側面だけではなく、感情的および社会的な側面についても考えることが重要です。感情や社会的な側面を軽視して機能面だけで価値提案や製品を考えてしまうと、実はそれは感情の面、社会的な面で顧客が受け入れられないものになっていることがよくあります
>また、機能よりも、他の側面を求める未開拓の大きな顧客セグメントがあるのに、それを見逃してしまうこともあります。

これまた、うわ~っ!と思わされました。
過去、何度も何度もやらかしてきたことです。
ですが、これは本当に難しいことです。それゆえ、自分たちが見落としていることはないか?別の角度から見るということを怠っていないか?を自問していくことなのだろうなと思います。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください