英語が身につく人と身につかない人の差
「効率的な英語学習」が求められることは多いのですが、それは「持久力を鍛えるためならこういったトレーニングをするのが良い」といったようなもので、それぞれのケースによって"効率的"が何を表すかは異なります。また、効率的に勉強したとしても、英語の勉強の成果は一朝一夕では感じにくいものです。例えば単語をひとつ覚えるだけでも昨日の自分よりは明らかに前進していると言えるのですが、実際にその単語を使う場面がやってこないと、なかなか実感としては持ちにくいのが実際のところでしょう。
しかし、ここに英語が身につく人と身につかない人の差があります。英語の勉強によって英語を身につけられる人には、次の3つの特徴があると僕は考えています。
- 毎日勉強する
- 積極的に英語を活用する
- 長期的な視野を持っている
まず毎日勉強すること、これが重要です。とは言え、毎日何時間も勉強する必要はありません。1日に30分でも良いのです。忙しいとき、辛いとき、疲れているときには、5分でも良いのです。とにかく英語を勉強するということを習慣づけること、歯磨きや洗顔、食事と同じような感覚で英語を勉強することを実践していきましょう。
もちろん、1日に数時間の勉強時間を確保できる人は、それだけどんどん多くのことを学んでいけます。ただ、1日に数時間という勉強時間は、短期的には取れても、長期的に取るのは難しいということも珍しくありません。そこでまずは、30分でも良いので毎日勉強しましょう。今日はどうしても勉強する気になれないというときは、ベッドに入る直前に英単語を1つでも覚えて寝ましょう。
そうして英語を勉強することが習慣づいてきたら、英語を積極的に使っていきましょう。とは言っても、いきなり英語で話したりする必要はありません。英語のスピーチを聞いてみたり、英語で情報収集をしてみたり、自分なりに英語を使える場面を見つけて積極的に活用しましょう。もちろん、慣れてきたら英語でブログを書いてみるなどして、何かを英語で発信するというのも良いかもしれません。
最後に長期的な視野を持っていること、これも重要です。すぐに結果が出なくても自分がやっていることを無駄と決めつけないことが大切なのです。短期的目標を持ちつつ、長期的な視野を持って勉強をしていきましょう。またその際には、他人と比べないことが大切です。比べるべきは昨日の自分と考え、昨日よりも少しでも前進できているなら、それで良しとしましょう。
結局のところ、"学問に王道なし"という箴言は正しいのでしょう。学問においては、近道を探すのではなく、誰もが通ってきて踏みしめられている道を辿ることが目的地への最適解ということも多いのです。そして、その王道を往く人を応援するのが僕の仕事であるのだと、今はそう思っています。