マージすると、ライフサイクルステージが勝手に進みます

HubSpotのレコードのマージは、解除できません。公式ドキュメントにも「マージ解除できない」と明記されています。重複を減らすための作業でありながら、一度実行すると元の状態には戻せません。
マージ時には残す値を選ぶ画面が表示されます。ただし、この画面に出ないまま変わるプロパティがあります。
選択できないまま変わるもの
ライフサイクルステージ
ファネルの最も先に進んだステージが維持されます。「リード」と「顧客」をマージすると、結果は「顧客」になります。選択画面で「リード」を残すことはできません。
ライフサイクルステージをトリガーにしたワークフローが動いていれば、マージをきっかけに意図しない処理が走ります。
プロパティ値のタイムスタンプ
マージによって値が更新された場合、タイムスタンプは元のレコードの日付ではなく、マージを実行した日時になります。「最終更新日」を条件にしたリストやレポートは、この時点で実態とずれます。
進行中の処理が止まる
「統合レコードのプライマリID保持」ベータに参加していないアカウントでは、マージの時点で プライマリー・セカンダリーの両方が、アクティブなワークフローから登録解除されます。ナーチャリングの途中でマージすると、そのコンタクトは配信から外れます。
さらに、マージ後のレコードには新しいレコードIDが発行されるため、レコードIDで紐づけている外部システムやWebhookの参照が切れます。
ベータに参加している場合は挙動が変わり、プライマリーのレコードIDとワークフロー登録は維持されます。作業前に、自社がどちらの状態かを確認してください。
マージできない場合もある
- 親会社・子会社の関係にある会社(関係にループがあると失敗する)
- 累計250件以上のマージに関与したコンタクト
マージは重複を減らす操作であると同時に、データを不可逆に書き換える操作でもあります。実行前に、ライフサイクルステージとワークフローの稼働状況を確認してください。

