Webサイト改善施策を簡単に考えられる3つの考え方(①計る②逆算③絞る)

ここでは【good&new】で日々書き溜めた記録のうち仕事面(Work)についてを振り返ったり、抽象度をあげて、次回の仕事に活かしていくための言語化。
そして読む方に、なにかしらの参考になればいいなと思い書いてみる仕事にまつわる日記、日報のようなものです。

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【深堀り解説】Webサイト改善施策を簡単に考えられる3つの視点(①計る②逆算③絞る)

Webサイトは全体像を把握しつ数値で計測し、ゴールから逆算して施策を絞る
下記の事例をもとにフリーのWeb担当者がしている「Webサイト改善施策を簡単に考えられる3つの視点」を解説します。

Webサイト改善施策を簡単に考えられる3つの視点(①計る②逆算③絞る)

複数の事例から、よくあるクライアントの質問、悩みを要約すると、

どこを改善すれば成果がでるのか分からない

ということがあります。

分からなさの要因は複数、グラデーションもありますが、あえて2つに切り分けると、

なにをすればいいのか分からない

優先順位をどうつければいいか分からない

まず、こちらが分析、提案する際にはできるだけ簡単に考えられるように3つの視点で提案します。

  • ① 計る
  • ② 逆算
  • ③ 絞る

ここから、それぞれをもう少しだけ噛み砕くと、

計る(Webサイトの現状を把握するために計測ツールで計る)

逆算(サイトのゴールから逆算して優先順位をつける)

絞る(優先順位の高い箇所から絞って進める)

なぜ3つの視点が重要なのかといいますと、

計らないと、現状が把握できない、かつ、客観的に判断できない
逆算しないと、最大効果を狙えない
絞らないと、リソースを最適に活用できない

などが理由です。

さきの3つを、具体例かつ、成果が出やすい方法(セオリー)を挙げますと、

  • 計る(Webサイトの現状を把握するために計測ツールで計る)

    • 全体像を計る(下記を整理する)

    • Webサイト(LP)自体の目的

    • Webサイト(LP)自体の入口からゴールまでの導線

    • 各導線、各ページの役割

    • Webサイトに流入する手前の導線(SEO、SNS、広告など)

    • Googleアナリティクスで計る

    • 1の各箇所を計る

    • ゴールを計る(CV、キーイベントという行動)

    • ヒートマップClarityで計る

    • 重要なページのユーザー行動をみる(下記が行動確認できる項目)

    • スクロール(関心があれば下へ、なければ離脱)

    • クリック(関心があればクリック)

    • レコーディング(1と2をどんな時系列でしているか)

  • 逆算(サイトのゴールから逆算して優先順位をつける)

    • ゴール(CV)から近い箇所から優先順位をつける

    • CV設計(資料DLとお問合せでCVハードルが違い最適なCVかどうか)

    • フォーム設計

    • CV行動に進みやすいフォームか

    • ここも同様に今回の3つの視点で考える

    • LP(商品提案ページ)

    • 検討ページ(商品提案以外での検討項目を確認するページ)

    • 流入ページ(ユーザーがはじめに目にするページ)
      ※3から5はWebサイト、LPなどWebサイト設計により変わる

  • 絞る(優先順位の高い箇所から絞って進める)

    • 優先順位の高い箇所を特定する

    • 1の箇所から絞り改善する

    • 複数同時に改善すると、効果測定が難しくなるので、絞る

例 1から5の流れで進める

  1. Webサイト全体でなく、重要なページはどこか絞る(LPに絞るなど)

  2. CVまでの導線が、LP⇢フォームページ ならフォームページ改善に絞る

  3. フォームページ改善も、フォームかフォーム手前のリード文か絞る

  4. フォーム改善も、フォームのどの項目か絞る(フォーム送信ボタンを変える、など)

  5. この3つは各導線にて、さらに3つの視点で細分化するような作業が繰り返されます。

補足 集客について

優先順位から考えると、集客 < CVとなり、
まずはユーザーの課題解決する商品をどうするか、
次に商品検討したくなるCVか、
そのCV導線はどうか、
など「商品自体の価値」と「バケツの穴を塞ぐ」ことから進めることで、
安定的した導線を確保し、集客施策を進めることで確実にCVを増加することができます。

また、集客施策は、外部要因や内部リソースなどに多大に影響するので、安定感が得ることが難しいため、その点からもCVから強化することで中長期の安定感を確保していくことができます。

こんな感じのイメージをクライアント最適に情報整理して提案します。

Webマーケティングまわりの知識やスキルを高めたい、個別に相談できる環境がほしい、という方は講座を設けているので、お気軽にご相談ください。

※クライアント業務も対応しておりますので、企業担当者、Web制作会社もお気軽に代行相談ください。

今後、書くかもしれない事例

今後書くかもしれない事例と、課題感を感じている方、お気軽にご相談ください。事例を踏まえて回答します。

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