※この投稿は自分のnoteから転記したものです。
文章は同じですが、レイアウト的にnoteの方が読みやすいかもしれません。。

noteはこちら

はじめに

以下の自分のツイートをもとにまとめています。

https://twitter.com/yagi_eng/status/1240632925281898502

フリーランスを目指している方や興味のある方、仕事に悩んでいる方の参考になればと思います。
ツイート自体はエンジニア向け感が出ていますが、一般化しているのでどなたにでも読んで頂けます。

具体的には以下のような順番でお話します。

1.学生時代の友人や会社の同期以外と会う。
2.経営者やフリーランスの人と会う。
3.本業以外で興味のあることをとりあえずやる。
4.3.で得たスキルで副業を受注する。
5.自分がいる会社でずっと働くことに疑問を持つ。転職活動をする。

各項目は「一言でまとめると⇒僕なりの考え⇒例えば僕の場合」という構成にしています。長くて読みづらかったら「例えば僕の場合」は読み飛ばして頂いて構いません。

自分自身、1,2年前まではフリーランス、もしくは転職なんて全く考えていませんでした。
しかし、このnoteに書いているような行動をしているうちに、いつのまにかフリーランスになっていました。
最初からフリーランスを目指すために行動していたわけではないです。

そんな僕の行動をシェアすることにより、どなたかの参考になれば幸いです。

読まれる文章の書き方とかは全くわからないですが(予防線)、とりあえず書いてみたらいいかなと思い、Twitterの文字数制限の中では伝えきれなかったことを書いていきます!
書いているうちに長くなってしまったので、前編、後編に分けます。

少しだけ自己紹介

今年26歳の現役フリーランスエンジニアです。
SESを挟まずに直にクライアントさんと契約しています。いっぱいお仕事ほしいです。
きちんとした自己紹介はいつか別のnoteに書きます。。

早速次からお話していきます。

1.学生時代の友人や会社の同期以外と会う

一言でまとめると

自分の世界(自分の知っていること)を広げることができ、人生には様々な選択肢があることを知ることができた。

僕なりの考え

世の中には自分の知らない世界が本当にたくさんあります。自分の知らない職種の人がたくさんいて色んな経験をしてます。色んな人と知り合うことにより、それを知ることができます。
1日は24時間しかないから自分で経験できることには限度があります。しかし、自分以外の人と話すことにより、例えばその人が1年かけて経験したことを10~20分で知ることができるのです。

これってめちゃくちゃお得ですよね。
人間、無意識のうちに自分の知っている世界だけで物事を考えてしまうので、一人だけで思考していてもアウトプットには限界があります。思考が凝り固まってしまいます。

例えば、会社の同期や同じ部署の人と話すことは、話が合うのでとても楽しいかもしれません。しかし、無意識のうちにその会社だけでキャリア形成していくことしか考えられなくなってしまうと思うんです。
本当は世の中には色んな会社や職種、働き方があるのに。
(同期と集まったりすることを否定しているわけではありません。)

けれど、他の人の様々な経験を聞くことにより、思考の幅を2倍にも10倍にも広げることができるのです。

例えば僕の場合

僕の超ざっくりとした経歴はこんな感じです↓

・高校:偏差値70のどちらかというと進学校
・大学:情報系の学部
・会社員:SE(システムエンジニア)
・フリーランス:Webエンジニア
そのため、僕の周りには有名企業でバリバリ働く人やエンジニアの方が多く、会社員に成りたての頃はそれ以外の世界を全く知りませんでした。

けれど社会人の1年目の冬くらいにふと思ったんですよね。あれ、社会人って友達減っていく一方じゃんって。
学生時代の頃はクラス替えや部活、バイトなどで色んな人と知り合う機会が多いですよね。どんなに受け身の姿勢だったとしても。

でも社会人はそうはいきません。
職種にもよるのかもしれませんが、私の場合は一日の多くをパソコンの前で過ごしており、MTGも部署内でしかありませんでした。
こうなると全く知り合いが増えないんですよね。仕事では同じ部署の人と過ごし、プライベートでは学生時代の友人や会社の同期と過ごしていました。

そんな日々に疑問を感じて、何か新しく人と知り合う機会はないかと思い参加したのが街コンでした。彼女がほしかったという下心もありました笑
そこでいわゆるイベンター※の方と知り合って、色んなイベントに誘われて参加するうちに、たくさんの人とお話するようになりました。

※イベンター
色んな人が集まる飲み会を主催する人のこと…ですかね。
東京だと割とよくあります。中には怪しいネットワークビジネスや宗教の勧誘もあるようですが。。
そこでは今まで自分が接したことのないような色んな人と知り合うことができました。学校の先生、消防士、看護師、保育士、栄養士、フリーター、変わった職業の人、合コンマスター、駆け出し漫画家さん・役者さん、大卒、短大卒、専門卒、大学中退、高卒、、、

大学卒業してそこそこの企業に入ることが当たり前だと思っていた僕にはとても刺激的な世界でした。自分の知らないことが他人からの見聞によって知れるのは本当にすごいと思って、イベントに足繁く通いました。

一番最初にイベントに誘ってくれた人には本当に感謝していて、その人にある時言われたことは今でも心に残っています。

人生の選択肢って例えるなら飲食店の券売機に似てると思うんだよね。
自分の知っていることが券売機のボタンの数。
知っていることが多い人ほどたくさんのボタンの中から自分の食べたいものを選べる。
でも知っていることが少ない人は、少ないボタンの中からしか食べたいものを選ぶことができない。
選べるものが多い方がより自分の好みに合うものを選べるから、たくさんのことを知っていた方がいいと俺は思ってる。
これ言われた時は「んーまあわからなくはない、ってか例え話ちょっと下手だな。。」くらいにしか正直思いませんでした。
でも今ならこの重要性がすごいわかります。多くのことを知っている方がほぼ確実に人生豊かになります。

そんなこんなで色んなベントに通っているうちに、経営者さんやフリーランスの方とも知り合うようになって僕の人生観はどんどん変わっていきます。

2.経営者やフリーランスの人と会う

1.に内包されているような内容ですが、あえて別の項目としました。

一言でまとめると

会社に雇われることが当たり前だと思っていたが、それ以外の生き方を知ることができ、たくさんのことを学び、また、刺激を受けられた。

僕なりの考え

多くの方々は子供の時にこんなことを言い聞かされて育ってきたと思います。

ちゃんと勉強を頑張って、大きくなったらちゃんとして安定した仕事に就くんだよ。
父が公務員だった僕の家庭も例にもれずこう言い聞かされて育ってきました。(親が自営業の方は違うのかもしれませんけど。)
そして僕は多くの人と同じように就職しました。

でも世の中には自分の身ひとつで事業を起こしたり、会社に依存せず個人で活動している方がたくさんいます。
そのような違う世界の方の話を聞くことはとても参考になります。

まあ、具体的にどう参考になるの?と聞かれるとパッと思いつかないんですけど、バリバリ稼いでいる人と話しているだけで自分も稼ぎたいという気持ちが強くなります笑
ちょっと抽象的ですね。。でも、なんかこう色々刺激を受けられました。

マナブさんなどの有名インフルエンサーのツイートやYouTubeももちろん参考になります。けれど、個人的には生で話を聞いたり質問できたりする方がリアリティがあるように思います。
有名インフルエンサーの方は雲の上の存在のような気がしてしまいますよね。

自分の身の回りの人の平均年収が自分の年収、なんて言われたりしますけど、そういった意味でも稼いでいる人の近くにいることは得られるものが多いのではないでしょうか。

例えば僕の場合

僕が参加していたイベントはほとんどの参加者が会社員の方でした。
しかし、社会人2年目の秋にあるイベントに参加した時に、今でも付き合いのある経営者さんと知り合いました。

当時僕は仕事のことで悩んでいたので、何度かその方とお会いして相談しているうちに、色んなフリーランスの方や経営者の方を紹介頂くようになりました。
そうして色んな刺激を受けているうちに、僕は転職やフリーランスという働き方を意識するようになりました。

仕事で悩んでいたことは退職エントリとして、別noteにしてもいいかも?

そんなある日、その経営者さんに「なんか本業以外のことも勉強したりやってみたりしたらいいんじゃない?エンジニアならアプリ開発とか面白そう。」と言われました。
軽いノリでしたが、ちょうど年末年始で暇だったということもあり、実家に帰省してゴロゴロしているくらいなら何か自己投資してみようかな、と思い勉強を始めました。

3.本業以外で興味のあることをとりあえずやる

一言でまとめると

やってみたことで副業としてお金を稼げるかもしれない、転職時のアピールになるかもしれない、本業に活かせるかもしれない、まさにメリットしかない。

僕なりの考え

「とりあえずやってみる」っていうのが大事だと思います。
有名インフルエンサーの方の迫さんが以下のようなツイートをしています。
これは僕的にも真理だと思っています。

https://twitter.com/yuki_99_s/status/1248406526282199052

人間、「やってみようかな」と思うことはたくさんあるけど、「よし、やってみよう」と思える人、さらにそれを継続できる人は少ないです。

とりあえずやってみるだけでも既に下位5割の人との競争には勝ってます。そこからの競争に勝って、かつお金を貰えるレベルになるためには継続的な努力が必要ですけどね。

だからまずはやってみることが大切です。
それがお金を稼ぐことにつながれば、人生の選択肢の幅が広がっていいと思いますけど、必須条件ではないと思います。

本業以外の何かをやってみることが大切です。
「はー会社辞めて自由になりてー」とか言う人ってよくいますよね。でもそういう人ほど何も行動していない。
当たり前ですけど、行動せずに何かを得ることは不可能です。宝くじですらまずは買う必要がありますからね。

お金に繋がらなくても、行動する習慣をつけるだけで人生イージーモードになると思います。
1週間に1回でも、毎日でも、微々たることでも、何か昨日とは違うことをし続けるだけで人生は変わると思います。

もちろんすぐには変わらないですけどね。
複利の効果はお金だけではなく、自分のスキルにも効いてきます。
複利を知らない方はこちらが参考になります。

「長期投資」×「複利効果」でどんどんお金が増えていく?!|タマルWeb
暮らしに役立つお金の知恵をご紹介!
www.aeonbank.co.jp

余談ですけど、お金の勉強は大事です。
せっかくフリーランスになって稼げるようになっても、お金に無知だったら意味ないですからね。

例えば僕の場合

ここは少しエンジニアよりの話になります。
僕はAndroidアプリ開発のお勉強をしました。

本当は実際にプログラミングをしたかったんですけど、入る会社を間違えてSIerに入社してしまったんですよね。しかも大手の元請け。
なので業務内容はもっぱら、調整、事務処理、資料作り、事務処理、管理、事務処理、会議、事務処理、事務処理...でした笑

それで何か自分で手を動かしたいと思い、アプリだったら形にしやすいと考えて社会人2年目の冬にアプリ開発のお勉強をしました。

本格的なアプリを作り始める前に副業が受注できたので、簡単なアプリしか作りませんでした。
でも資格以外のために参考書を買って勉強したことは、社会人になってから初めてだったのでとてもいい経験になりました。

当時作ったアプリがこちらです。
クソすぎてお恥ずかしい。。

メモ電卓 - Apps on Google Play
電卓で計算をしていて計算した値をメモしておきたい、と感じたことはありませんか? メモ電卓はそのような悩みを解決します。
play.google.com

とりあえずPlayStoreに公開することを目的としていたので、当時はこんなQiitaの記事を書いていました。
まあ実質リンク集のしょうもない記事ですけど、形にしておくだけでもこうやって後から振り返れるからいいですよね。
Qiitaに勉強の軌跡を残しておくことはおすすめです。

Java経験者がAndroidアプリ開発に入門する - Qiita
はじめに Java経験者がAndroidアプリ開発エンジニアになるために、アプリ開発からPlayStore公開までや
qiita.com

このアプリを開発している時に僕はふと思いました。
お金をもらいながらプログラミングがしたいと。どうせやるならお金ほしいですよね笑

そこで副業案件を探す方向に進んでいきます。

4.3.で得たスキルで副業を受注する

一言でまとめると

お金を貰いながらスキルを伸ばせて最高。
副業先で信頼してもらえれば業務量を増やして本業にもできる。

僕なりの考え

本業以外のことをやってみることが大事と書きました。
しかし、それでいつかお金を稼ぎたいと思っている場合は、永遠と勉強し続けているだけでは意味ないです。なるべく早いタイミングで収益化のフェーズに進むべきです。

だからと言って、急に本業を辞める必要はありません。
お金を稼げるアテもないのに、収入源が途絶えたら生活できないです。

個人的には会社員からフリーランスを目指すのであれば、副業として稼げるようになってから会社を辞めることをオススメします。
ただ、世の中には色んな職種、稼ぎ方あるので、一概には言えないのかもしれませんね。

例えば、未経験からエンジニアを目指す場合。
どの程度のエンジニアを目指すかにもよりますが、副業として始めるのではなく、一旦どこかのWeb系企業に就職する方がいいと思います。
このあたりはまた別のnoteで解説できたらいいなと思います。

また、副業先で信頼してもらえれば業務量を増やして本業にすることもできます。僕はこの口です。
その副業先での業務が増やせなくても、そこでの仕事が実績となって他から仕事を受注することも可能です。

なのでまずは1件でもお金を貰って仕事を完遂することが大事だと思います。

例えば僕の場合

同じく社会人2年目の冬に、エンジニアとして副業で参画できる案件をネットで探しました。
応募した後にその企業の取締役の方とWeb面談があり、「なんかいい人そうだから」という理由で契約して頂くこととなりました笑

Androidアプリの勉強が直接効いたというよりは、コミュニケーション能力やマネジメントスキルを評価してもらった形です。
まあ契約さえしてもらえれば後は結果を出すだけなので良かったです。

ちなみにこの時の契約単価は2,500円(税抜)/時。
エンジニアとしては安い金額ですが、SIer育ちでパワポ・エクセルエンジニアの自分としては、Webエンジニアとしてお金がもらえるだけでもありがたかったです。

そんなこんなで、しばらくは週5日は会社員として働き、週1~2日は副業をするというハードな生活を送っていました。
こうして副業でプログラミングスキルを伸ばしていくうちに、SIerではなくWeb系で働きたいと思うようになり転職活動を始めます。

5.自分がいる会社でずっと働くことに疑問を持つ。転職活動をする

一言でまとめると

スキルの棚卸しやキャリアプランの見直しのきっかけになる。
他社の状況や自分の市場価値を知ることができる。

僕なりの考え

みなさんはスキルの棚卸しやキャリアプランの見直しを定期的に行っていますか?

会社で期初に促される機会が多いと思います。
しかし、その会社内でのキャリアプラン形成が前提になっていたり、業務で忙しく時間を避けなかったり、上司の顔色を伺いながらになったり、、あまり身が入らないケースが多いと思います。

でも転職活動の際はこれらのことを自発的に行いますよね。
スキルの棚卸しをしないと、自分に何ができるか、自分は志望企業の要求スキルセットにマッチするのか、わかりません。
キャリアプランをきちんと考えないと、自分はどんな企業に入れると満足なのか、あるいはそもそも会社員として生きていきたいのか、わかりません。

それに、転職エージェントさんが求人情報など色んな情報を持ってきてくれるので、自社以外の情報や自分の市場価値を知ることができます。

このように思考したりインプットしたりしているうちに、自分のなりたいものや進むべき方向がわかっていくのかなと思います。
そのファーストステップとして、自分がいる会社でずっと働くことに疑問を持つのがいいと思います。

疑問をもって考え抜いてみて、今は自分の会社に残り続けることがベストなのであればそれはもちろんいいことだと思います。考えること自体が重要です。
一番良くないことは、思考停止して自分が満足しているか不満なのかもわからない状態を続けていくことです。

そうならないためにも、キャリアについて定期的に考えることは必要だと思います。

例えば僕の場合

長くなってきたので、尻つぼみですが簡潔に。

紆余曲折あって、当時働いていた会社から抜け出したくなった僕は、転職エージェントさんや、現役のフリーランスエンジニアの方からお話を聞いたり、フリーランスについてネットで色々調べたりしました。

転職するかフリーランスになるかは最後まで悩んだのですが、副業先からお話を頂いていたことや、まだ若いから失敗してもいいやと思ってフリーランスの道を選びました。今のところ後悔はしておらず、ストレスなく生活しています。

人脈作りや副業先でのコネ作りをしておいて本当に良かったなって思っています。このnoteに書いた5つのことをやっておいたから今の自分があると思うので、過去の自分には本当に感謝しています。

まとめ

5つのこと、なんて書き方をしましたが、一番重要なことは行動することです。僕はこんな行動をしました。

1.学生時代の友人や会社の同期以外と会う。
2.経営者やフリーランスの人と会う。
3.本業以外で興味のあることをとりあえずやる。
4.3.で得たスキルで副業を受注する。
5.自分がいる会社でずっと働くことに疑問を持つ。転職活動をする。

僕はこの道を歩んでフリーランスになりましたが、なり方なんて十人十色だと思いますし、100%の再現性があるケースだとも思っていません。

世の中、巡り合わせです。

・行動量を増やしていかにいい巡り合わせに合うか
・チャンスが巡ってきた時にそれを掴む握力が備わっているか
・力をつけるために日々行動して学んでいるか

だと思います。

最後に、フリーランスやエンジニアを目指している方のうち、実際に現役フリーランスエンジニアの人の話を聞きたいという方がいましたら、もし僕で良ければお話相手になります。
お金を頂くつもりとかはなくて、僕が悩んでいた時にそうしてもらったように、誰かのためになれたらと思っています。
それに、世の中にGIVEし続ければ巡り巡って自分に返ってくるのかなとも思っています。