メンタリングで実際にすすめている参考書と、本選びで多い3つの失敗
これまでに多数のご契約をいただいてきましたが、契約の前後でほぼ必ず聞かれるのが「どの参考書を買えばいいですか」という質問です。なのでこれまでの経験をもとにここにおすすめの参考書をまとめたいと思います。
書名の紹介より先に、実際に見てきた「本選びの失敗」から書きます。買う前にこれを知っているかどうかで、同じ本でも結果が変わります。
失敗1. テキストを2冊買って、両方1周して終わる
いちばん多いパターンです。不安だから2冊買う。そして2冊とも1周だけして、どちらも身につかないまま試験日が来ます。
テキストは1冊を2周したほうが早いです。2周目は1周目より圧倒的に速く読めるので、時間の使い方としても効率がいい。浮いた時間は問題演習に回してください。
特にITパスポートは、テキスト1冊と過去問演習で十分に合格圏に届きます。過去問はIPAが公開問題を無料で出しているので、問題集を買い足すのはテキストを1周してからで間に合います。
失敗2. 基本情報を1冊で済ませようとする
基本情報技術者試験は、科目A(知識)と科目B(アルゴリズム・情報セキュリティ)で必要な本が違います。ここだけは2冊構成が前提です。
科目Aは範囲を通す入門書、科目Bは擬似言語の読解に特化した本。役割がまったく別なので、どちらか1冊でカバーしようとすると必ずどちらかが手薄になります。
順番は科目Aが先です。用語の土台がないまま擬似言語に入ると、アルゴリズム以前に問題文の意味で詰まります。これは実際に何度も見ました。
失敗3. SQLが書けないうちに設計本を読む
「SQL・データベースを学びたい」という方に多い失敗です。
SQLを書く力と、テーブルを設計する力は別のスキルです。書けるようになるまでは、手を動かした量がそのまま効きます。まず入門書のドリルをやり切ってください。設計本はその後です。
順番を逆にすると、設計本に書いてあることが「正しいのは分かるが、なぜそれが問題なのか実感できない」状態になります。読んだ気になるだけで終わるので、もったいないです。
分野別に、実際にすすめているもの
各冊をなぜその順番ですすめているのか、どういう人には合わないのかは、自分のサイトにまとめてあります。
年度版は必ず最新版を
ITパスポートと基本情報のテキストには年度表記があります。中古で前年度版を買う方がいますが、シラバス改訂に追従していないので実害が出ます。生成AI・データサイエンス分野は実際に増えました。ここは新品で最新版を選んでください。
買う前に試せるもの
擬似言語とSQLについては、本を買う前にブラウザ上で動かして確かめられる教材を無料で公開しています。登録も課金もありません。
擬似言語を1行ずつ実行して、変数の中身が変わる様子を見る
https://taitech.dev/fe/algorithm?utm_source=menta&utm_medium=referral&utm_campaign=knowledge&utm_content=books
SQLを実行して、FROM→WHERE→GROUP BY→SELECT の各段階の中間表を見る
https://taitech.dev/fe/sql?utm_source=menta&utm_medium=referral&utm_campaign=knowledge&utm_content=books
「本を読んでも擬似言語が頭に入らない」という方は、読むのを一度やめて動かしてみてください。それで抜けることが多いです。
参考書選びで迷っている段階でのご相談も歓迎します。どの本を買うべきかは、今どこで詰まっているかによって変わるので、状況を教えていただければ具体的にお答えします。
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