あれもこれもできる必要はない。まずは1つのスキルでお客さんの期待を超えるものを。
久々にナレッジを書きたいと思ったので、ここ数ヶ月で感じたことを含めながらまとめていこうと思います。思ったことをそのまま書くので、読みにくいところもあるかもしれませんが、リアルってそんな感じなんだなあと思っていただければと思います。
目次
- Web制作の職業
- Web制作者の働き方
- 1つのスキルを身につける
- ニーズに対してスキルを身につける
本ナレッジの要約
- まずは1つのスキルを確実に身につけよう
- 磨いた1つのスキルで仕事をして、こんな仕事ができるならならあなたに任せたいと思ってもらおう
- お客さんからのニーズに合わせてスキルを増やそう
Web制作の職業
まず大前提として、Web制作にはどのような職業があるかご存知でしょうか?
- 営業
- Webディレクター
- Webデザイナー
- Webコーダー
ざっとこのような職業があります。
Web制作に対してよくある勘違い
漠然とWeb制作学んで仕事をしていきたいと考えている方に多いのが、営業もデザインもコーディングも全部自分でできるようにならないといけない、と思い込んでいる方が多いですが、全くそうではないです。
上記で挙げたそれぞれの職業が、その専門の仕事として成り立っています。
デザインできるけど、コーデイングはできない、その逆ももちろんある。
Web制作者の働き方
イメージしているWeb制作者の働き方
カフェやサロンなどに直接営業して→直接制作依頼を受けて→制作・納品
リアルなWeb制作者の働き方
マーケティング会社や広告代理店、営業ができる方などのWeb制作担当者として案件にアサインされて、制作・納品
もちろん前者の働きもあります。
ですが前者の働き方は前職で何かしらの繋がりがあって、すでに紹介での関係が築けている場合や、
すでに実績があって口コミ紹介で回っているような状態でないと難しいです。
そして前者が難しい理由として、
- 営業
- 制作
この2つの両立が相反するものに近いからです。
建設業と一緒
Web制作はWeb版の建設業だと捉えていただくと良いと思います。
- 家を建てたい人を見つけて契約へ繋げる営業マン
- 家を設計する設計士さん
- 設計図通りに家を建てる大工さん
大工さんが営業しながら、家も建てるところを想像してみていただきたいのですが、家が立つのが相当遅くなりそうな気がきませんか?
全員が全員1回話しただけで1件のお仕事が決まるのであれば良いですが、実際問題そうではありません。
何度もお話ししたりご飯に行ったり、損得関係なくお手伝いをさせていただく中で、こんなお仕事あるから頼める?と声をかけていただけるのが営業の仕事で、長期戦です。
なのでそこに時間をかけつつ、すでにある制作も進めるとなると、相当な労力をかける必要があり、制作物も疲労感や焦燥感からお客さんに満足してもらえるものを作るというより、ただ言われたものを作るだけに陥りがちです。
1つのスキルを身につける
なので、どうしても早くWeb制作という業界で仕事をしたい!ということであれば、まずは1つのスキルを確実に身につけることを意識しましょう。
デザインでもコーディングでも営業でもなんでも良いです。
- 〇〇さんにデザインお願いしたらお客さんからの修正依頼も少ないし、期待以上のクオリティで完璧!
- 〇〇さんにコーディグお願いしたらレスポンシブの崩れはないし、余白サイズもデザイン通りで完璧!
のようにこの分野だったら、あなたに頼めば間違いない!と思われるようになることが最重要です。
そのようになれれば、営業を自分ですることなく制作依頼を受けることができるようになれると思います。
ニーズに対してスキルを身につける
そのように活動していく中で、
- 〇〇さんってバナーとか作れる?
- 〇〇さんってデザインもできるの?
と新しいジャンルの仕事を依頼してもらえるようになります。
そのニーズが明確になったタイミングで自分のできることを広げていけばいいのです。
徐々に徐々に事業の幅が広がって→受けられる案件の種類が多くなり→制作者としての市場価値が高まっていく
この順番を理解していれば、焦ってあれもこれもやることはないですし、まずは1つのスキルを磨きに磨いて信頼関係を制作の中で作っていくことができるのです。