MENTAで約10人のメンターをやってみて感じたこと
今年の2019年4月からMENTAをつかってメンターとして活動してみて約半年が経ちました
なんだかんだで10名以上は教えていて、今も継続して教えている方がいます。
ちょうどよい機会なので記録も兼ねてメンターをやってみた感想をまとめたいと思います。
意外とお金払ってでも教えてほしいと思う人は沢山いる
普段はフロントエンドでwebサービスを開発している身で、10年以上前からIT業界に関わってきたのでどちらかというと独学や周りの人と教え合ったりしながら今のスキルを身につけてきました。なのでスクールやいわゆる勉強という形態で学ぶことが少なかったです。
最初に何か作りたいものがあって、それを実現するために技術を身につけるスタンスでここまでやってきたというものもあり「お金払ってでも教えて欲しい人ってそんなにいるのか?」と思いながらもやっていると結構教えて欲しい人っているんだなって思ったのが最初の印象でした。
IT業界は教えたり教わったりというのが社内外で頻繁に行われる文化なので、教えることにあまり付加価値を感じていなかったりで、「これにお金払って申し込んでくれる人っているのだろうか。俺だったらググって実装してしまうからお金払いたくないけどな」と内心思っていましたが、そこに価値を感じてくれる人がいることに嬉しさと同時に責任を感じました
未経験者の方が多い
日本の風潮が副業を受け入れる流れに変わってからだと思いますが、未経験でwebサイトやサービスを作りたいと言う人が多いなという印象でした。
僕が始めた頃は使える技術も限られていたり、色々な制限があったりしてそもそも覚えることが今ほど多くなかっった(少ないわけではないけど)ので、やってれば自然と覚えていくような感じだったけど、今は色々は技術やスタイルが多様化したので未経験で今から始める人は結構大変だなと思っています。
「webサイトとかつくれるようになったら稼げるからとりあえず学ぶ」というマインドの人がやりだすと結構痛い目を見るぐらいの進歩はしていると思うので、技術では無く技能として正しい発展の仕方をしてるなと感じています。
プログラミング学習サイト・スクールは結構微妙
通ったことがないので、完全に偏見ですが代表的な学習サイトやスクールは結構微妙だなと思うことが多かったので、しっかり真摯に初学者に向き合っているところは少ないなという印象です。(悪いところが目立っているだけな気もします)
MENTAは学習サイトやスクールで挫折やその先どうしたらいいのかわからない人がユーザーになりやすいのでバイアスがかかっていますが、もうちょっと良くなるといいかなと思います。
答えを教える ≠ 学ばせる
レベルによりますが、僕は基本的な方針としてあまり手を動かさないようにして、どうしたら解決できるかを考えさせる余地を残しながら答えにたどり着けるように心がけています。
本業でやっているので答えはすぐ分かってしまいますが、それをそのまま教えてしまうと学ぶ機会を奪ってしまうと思っているので、時間かかりますが頑張れば解決できそうなところは直接答えを教えないようにしています。
見る人が見ると教える側がサボってるように見えなくはないですがこれぐらいが丁度いいかなと思っています。
そうしないと僕がいつまでもいないと実装できなくなってしまうので。
最初は大変だけど理解するとそうでもない
僕もプログラミングを初めて書いたときは、正直向いていないのではと思うぐらいよく分からなかったです(最初はActionScriptを書いていた)
分からないながらも書いていきながら、会社の先輩や同僚に教えてもらい本やwebの情報を頼りにちょっとずつ理解を深めていくことでいつの間にか出来るようになっていきます。自転車の補助輪が外れる感覚に近いですね。
もちろんその後も更に高いレベルの技術などあるので、1回分かれば全部分かるという訳ではないですが最初の壁は乗り越えれると、そこからの風景は今までと違ったように見えると思うので、根気強く楽しみながらやっていくことが大切かなと思います。