ファスティングという言葉はだいぶ浸透してきています。

私は、ダイエットサポートの際に
「プチファスティング」という14〜16時間の断食を推奨しており、利用者さんからも
「本当のファスティングって?」
と質問を受けることがあります。

ファスティングとはなにか?

そもそも、ファスティングとは

fasting = 断食

を意味します。

一定期間、固形物を摂取しないことで消化器官を休めることを目的としており、身体の中がスッキリリセットされます。
食事量が減るので、当然体重が落ちるので、ダイエットの際にかなり有効な手段となります。しかし、
最大の目的は、
『健康な身体作り』
にあります。

健康な身体の方が、体重も落ちやすいですしね。

ファスティングは必要なのか?

現代は「飽食の時代」
どんな時でも食事をとることができ、
しかも、好きなものをとることができます。

いつでも、どんな時でも食事をすることができるため、
食生活は不規則になりがちで、食事の量も多かったり少なかったりと不安定になりがちです。
すると、消化器官にストレスが蓄積し、消化-代謝機能の低下を招いてしまいます。
そのため、時々「ファスティング」によって消化器官を休ませる必要があります。

ファスティングを実践するには
14~16時間のプチファスティングではなく、数日にわたるファスティングを行う際に注意が必要なのは

・準備期
・ファスティング期
・復食期

をしっかりと作り、食事をコントロールすることです。

人間には
「ホメオスタシス」
という、「今のままの状態を維持しようとする力」があるため、急にファスティングをしてもうまくいきません。
必ず、「準備期」「ファスティング期」「復食期」を作り、急激な変化を与えないようにしていきましょう。

ファスティングに必要な7つの基本

1:準備期・復食期をしっかり作る
準備期:ファスティング期:復食期は1:1:1くらいで考えましょう。
3日ファスティングをしたい場合は、

準備3日
ファスティング3日
復食3日
といった感じです。

この準備・復食期の食事は、
「消化のいい食べ物」
が基本です。

「ことまごはやさしい」
と言われるように

こ:穀物
と:唐辛子
ま:豆類
ご:ごま
わ:海藻類
や:野菜
さ:魚
し:きのこ類
い:いも類

を上手に摂取する必要があります。
*豆類や食物繊維の多い野菜は調理方法に気をつけましょう

2:NGフードは食べない
高度に加工された食品 「白砂糖」「パン」など
肉、卵、乳製品などの動物性タンパク質
食品添加物
よくない油
などは取らないようにしましょう。
摂取したものが直に身体に影響するので、
悪いものを食べると体調を崩す原因になってしまいます。

3:水を十分に摂取する
よく言われるのが、
1日2リットルの水を摂取すること。

注意点としては、一気に取らない。
200〜500ml程度の水を数回に分けて摂取するようにしましょう。

4:夜遅くに食事をしない
就寝の2時間前には夕食を終わらせるようにしましょう。
特に、20時以降には食べないようにしましょう。

5:野菜・フルーツを意識する
抗酸化作用・ビタミン・ミネラルが豊富な野菜や果物をしっかり食べましょう。
特に、国産・地域で作られたものは「抗酸化作用」が高いので、意識して摂取しましょう。

6:アルコールは控える
アルコールは控えるようにしましょう。
せっかくのファスティングを阻害をしてしまいます。

7:睡眠をしっかりとる
睡眠は非常に重要です。
特にこの期間は、8時間睡眠を確保できるようにしましょう。

まとめ
ファスティングは、
健康な身体を作るため
ダイエットのため
非常に有効です。

まずはプチファスティングから始めてみましょう。