提案資料でも、報告書でも、ちょっと長めのメールでも。
来週の会議用に、早く形にしたい。そう思って、AIにこう頼む。

「〇〇についての提案資料を作って」

出てきたのは、それらしいスライド構成。

でも、読み進めるほど——

「この流れ、うちの相手には響かないな」
「言いたいのは、そこじゃないんだよな」

結局、ほとんど作り直すことになる。

——時間がないから頼んだのに、かえって遠回りになった気がする。

そんな経験、ありませんか?

「いきなり完成形」を頼んで、遠回りする

これは、急いでいる人ほど起きやすい話です。

早く終わらせたい。だから一気に清書まで頼む。気持ちとしては、とても自然です。

でも、いきなり"完成品"を頼むと、中身の流れが自分の意図とズレたまま、
細部まで作り込まれてしまう。そうなると、もう手直しが大変です。

一文だけ直すならまだしも、話の組み立てそのものがズレていると、結局ゼロから作り直すことになる。

「AIに頼んだのに、自分でやった方が早かった」——この徒労感の正体は、たいていここにあります。
慎重に作る人ほど、清書が立派なぶん、作り直すときの徒労も大きくなってしまうんです。

ズレているのは、「いきなり清書」の順番

段取りが悪いわけでは、決してありません。

ズレているのは、「骨組み」と「清書」を、一気にまとめて頼んでいるところです。

資料づくりには、本当は二つの段階があります。

  • ① どんな順番で、何を話すか(骨組み)
  • ② それを、きれいな文章にする(清書)

いちばん大事なのは、①の骨組み。

ここが自分の意図と合っていれば、あとの清書は、ほぼ流れに乗るだけ。
逆に、骨組みがズレたまま清書まで進むと、立派な"見当違い"ができあがる。

だから、清書を急ぐより先に、骨組みだけ、先に合わせておくんです。

本当の問題は、AIの精度じゃなかった

そして、いちばん見落とされがちなのが——
骨組みがズレるのは、AIの精度の問題ではない、ということ。

「この資料で、相手のどんな反応を引き出したいのか」。

それが自分の中で固まっていないまま頼むから、AIも"無難な型"でしか返せないんです。

清書をAIに任せるのは、正しい。
でも、骨組みの方向を決めるのは、最後まで自分の仕事なんです。

今日からできる、小さな一歩

やることは、たった一つ。

「資料を作って」の前に、「まず見出しだけ、5つ出して」と頼む。

〇〇社向けの提案資料の構成を考えてる。

まずは見出しだけ、流れがわかるように5つ。

中身はまだ書かなくていい。

出てきた見出しを見て、

「ここは順番を入れ替えたい」
「この観点が抜けてる」

と、先に整える。骨組みがしっくりきてから、

「この流れで、中身を書いて」と進める。

たった一段、手前に戻すだけ。それだけで、作り直しが激減します。

  • これまで:
    「資料作って」
    → 立派だけど的外れ
    → 流れごと作り直し
    → 結局、徹夜。

  • これから:
    「見出しだけ5つ」
    → 順番と観点を先に整える
    → 納得してから清書
    → 手直しは細部だけ。

"作り直す時間"が、"整える時間"に変わります。
——ただ、ここで次の壁が出てきます。

AIが出した5つの見出しを見て、「順番を入れ替えたい」「この観点が抜けてる」と判断できるかどうか。この"良し悪しを見抜く目"は、手順を知るだけでは身につかない部分です。

「うちの相手に響く流れって、どんな順番だろう」
いざやってみると、ここで手が止まる人がほとんどです。

相手や場面によって効く流れは変わるし、
見出しの良し悪しは、一度で見抜けるようになるものでもない。

何度か作っては直して、感覚をつかんでいくものだからです。

だからこそ、最初の組み立てを一緒に見てしまうのが、いちばんの近道です。

30分の無料相談では、あなたが今いちばん作りたい資料のテーマを一つ持ってきてもらえれば、
その場で「相手に響く骨組み」をAIと一緒に組み立てます。
そのまま清書に進める状態で持ち帰れます。

相談だけで終えても大丈夫。そこは安心してください。
「これで合ってるのかな」と一人で抱える時間を、そろそろ手放しませんか。

生成AIのモヤモヤを、実務目線で整理したい方はこちら:
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にっしーが、あなたの状況に合わせて、一緒に整理していきます。