AIにコードを見てもらうようになって、意外と変わったことがあります。コメントの書き方です。

Before: コメントはほぼ書かなかった

以前は「後で自分が読めばいいから」と、コメントをほとんど書きませんでした。関数名を見れば何をしているか分かるし、わざわざ日本語で説明を足すのは二度手間だと思っていたのです。

実際、書いた直後は困りませんでした。困るのは1週間後、自分のコードを読み返したときです。「このif文、何のためにあるんだっけ」と、書いた本人なのに立ち止まることが何度もありました。

After: AIに渡す前提でコメントを書くようになった

AIに修正やレビューを頼むようになってから、状況が変わりました。AIは私の頭の中を知らないので、コードだけを渡しても「なぜこう書いたか」までは伝わりません。結果的に、AIに意図を伝えるためのコメントを書く習慣がついたのです。

悪い例(Before)

// 合計を計算
function calc(items) {
  return items.filter(i => i.active).reduce((s, i) => s + i.price, 0);
}

良い例(After)

// 在庫が有効な商品だけを対象に、合計金額を計算する
// active=false の商品(廃盤・非表示)は合計に含めない
function calc(items) {
  return items.filter(i => i.active).reduce((s, i) => s + i.price, 0);
}

「何をしているか」だけでなく「なぜそうしているか」を書くようになったのが一番の変化です。

AIへの頼み方も変わった

コメントを厚めに書いたコードをAIに渡すと、返ってくる提案の質も変わります。

悪い例

「このコードを直して」(コメントなしのコードを渡す)

良い例

「このコードを直して」(意図を書いたコメント付きのコードを渡す)

同じ一言でも、コメントで意図が伝わっていれば、AIは「なぜそう書いたか」を踏まえた上で提案してくれます。意図を無視した的外れな修正提案が減りました。

副産物として、自分も読みやすくなった

AIのために書き始めたコメントですが、結果的に一番助かっているのは自分自身です。1週間前の自分が書いたコードでも、コメントを読めばすぐに意図が思い出せる。AIに説明するつもりで書く習慣が、そのまま将来の自分への説明にもなっていました。

まとめ

  • Before: 「後で自分が読むから」とコメントを省略していた
  • After: AIに意図を伝えるため、「なぜそうしたか」を書くようになった
  • 結果として、1週間後の自分にとっても読みやすいコードになった

AIと組むようになって身についた習慣の中で、地味だけど一番効いているのがこれかもしれません。


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