暗記力はやっぱり必要なかった

僕は昔から物覚えが悪く、興味があることはどんどん知識をつけられるのですが(ポケモンなど)、興味がないことには全くと言うほど手がつけられず、「常識がない」と周りの方に言われ続けてきました。個人的には「興味がない」だけなのですが、世の中には知っていないとダメな知識があるようで、何回言われても覚えられないことがあり、とても生き辛く感じていました。

義務教育では覚えることが重要視されていて、論理的な思考が得意だった僕は、全く興味のない地理や日本史では赤点を取っていて、クラスでは最下位だったので先生から名指しでいじられるほど知識がありませんでした。「頭が悪い」と言われることもあったのですが、僕としては「覚えていない」だけなので頭の良し悪しとは関係ないのでは?と思っていたので、周りの助言を無視して覚えずにいました。

さて、そんな僕は大人になってプログラマーとして働いているのですが、暗記力がないことは全く問題ないことがわかりました。僕の予想通り、「覚えられない」ということと「頭が悪い」ということは全く関係がなかったのです。むしろ暗記している時間は無駄なので、どんどん忘れて次々と考えていった方が生産性は上がりますし、成果を出すことが出来ます。

平成も終わり、令和の時代には暗記力がなくても全く問題がないよということについて、記事で論じていきたいと思います。

人間は忘れることが出来る

そもそも人間というのは、自分で忘れようとしなくても勝手に忘れることが出来るという能力があります。嫌な思い出を忘れることもできますし、脳の容量がパンクしなくても良いように必要な知識と不要な知識を整理して、不要なものは勝手に忘れてくれるのです。覚えるという行為は、この機能に抗う行為なので、そもそも効率が悪いです。

必要な知識だけに整理してくれるので、本当に必要だったら忘れることはありません。優先順位の高い低いは、覚えているかいないのかで判断出来るのです。それも繰り返し学んでいくことで、その優先順位はより精度の高いものになっていくので、自分で覚えようとしなくても勝手に覚えています。

いくつか例を上げてみましょう。

僕は子供の頃に初代ポケモンをしていたのですが、初代のポケモンは151匹存在します。151種類のポケモンを全部覚えるのは相当苦労すると思いませんか?ところが、僕は全く覚えようとしなかったのに気付いたら151匹全て言えるようになっていました。その理由は、ポケモンをする上で名前を覚えることが対戦で必須だったからです。先ほどの話で行くと、優先順位が高かった訳ですね。相手のポケモンが何かを判断し、弱点を突くことで勝つことが出来るので、勝ちたいと思うと自然とポケモンを覚えています。今も現役でやっているので800種類とまではいきませんが、ほとんどのポケモンの名前は言えると思います。

また別の例で、大学に入り僕は麻雀にどハマりしたのですが、麻雀というのはとにかく覚えることが多いゲームです。役の種類、牌の種類や呼び方、ゲームの進め方、点棒の数え方など、初心者にはとてもハードルが高いです。でも僕はすべて覚えています。麻雀で勝つためには、全て覚えないといけないからです。先ほどの話で行くと、優先順位が高かったからです。でも覚えるために暗記をしたのではなく、勝つための方法を調べていくうちに、勝手に覚えていきました。

今はモンスターハンターをやっていますが、ハンターランクを上げるという目的のためには、勝手にまたいろんな用語を覚えていそうです笑

このように、興味を持った題材と関わっていくうちに、大事な用語は自然と覚えていきます

プログラミング学習は質より量が大事

プログラミングも覚えることがとにかく多いです。初学者の方たちはとにかく情報量の多さに圧倒されてしまうと思います。でも、間違っても覚えようとしないでください。大事な知識は勝手に覚えていますから。

じゃあ大事な知識をどうやって判断するの?という疑問が生まれると思うのですが、シンプルに使用頻度が多ければ多いほど大事とまずは考えましょう。HTMLを学ぶ際に、divが繰り返し出てくるならば、divは大事です。hrがそこまで出てこないのなら、hrはそこまで大事ではないのです。

理解をすることは必要なので、divやhrなどのタグは一度調べたり、説明を読んで理解しようとはしてください。次に出てきて覚えてなかったら、また調べてください。10回出てきたらおそらく覚えていますし、100回出てきたら確実に覚えていると思います。覚えていなかったら、大事じゃないのか、量が足りていないのかのどちらかです。

たまに一発で覚えられる知識もあるのですが、自分の悩みにクリティカルヒットする知識はすぐ覚えられるように思います。僕の他の記事を読んでくださっている方は、「ポモドーロ・テクニック」という用語はすぐに覚えられたのではないでしょうか?^^

反射的にメモを取れ

人間は忘れるという能力があるのとは正反対で、機械は正確に覚えることができます。メールでも1字1句間違えずに相手に送信ができるので、人間とは真逆の存在と言えます。機械は覚えるのが得意な訳ですから、覚えることは機械に任せましょう。

学習中はメモを取れるようなサイトもありますし、自分でノートやメモツールに記入している方もいると思うのですが、まだやっていない方はまずはメモを取る習慣をつけましょう。メモを取るだけで良いです。覚えなくて良いです。メモを取る箇所は自分が大事だと判断している箇所なので、あとで見返してメモから学習内容が思い出せると、良いメモだと思います◎

実際にサイトを作り出したり、実務をしている方。メモは取っていますか?僕は「作業ログ」という名前で、何をしたのかをログとしてメモに書き出しています。今日何したのか、昨日何したのか、半年前は何をしたのか、そのログを見れば思い出すことができます。明日には今日のことは忘れていると思うので、明日の自分のためにもメモで作業ログを残すことを始めてください。きっと未来の自分が感謝してくれますよ^^

ちなみにメモを取る理由は、忘れるためです。頭から情報を吐き出して忘れることで、次に考えないといけないことに集中できます。

僕はいろんなツールを試した結果、Evernote(無料版)に落ち着いています。チャットツールやメモ帳などいろいろありますので、自分に合うものを探してみてください♪

検索エンジン === 外部記憶ツール

メモを取るのと同じくらい大事なことが、ググることです。わからない単語が出るや否や、反射的にググってください。ググった内容をメモするのも良いのですが、ググったページというのはまた後日ググればほぼ出てくるので、必要になったらまたググればメモと同じように見返すことができます。ブログ記事など、誰かの備忘録として書かれた記事もありますよね?

このように、検索エンジンで見つかる記事というのは、みんなで共有できるメモであり、外部記憶ツールなのです。自分のパソコンの容量は減らないし、ノートに書く労力を割かなくても観ることができます。しかも日々内容が更新されていき、無料で観ることが出来るのです。ggrks(ググレカス)という言葉があるように、まずはググってみるというのを癖つけると、嫌でも知識は溜まっていきますよ^^

コツとしては、1つの記事では信憑性にかけたりするので、10記事くらいさーっとみて、大枠をつかんでから、また別の単語で10記事くらい観る、というのを繰り返していくと、必要な知識とそれに付随する知識を吸収できるので、雑にたくさんの記事を読んでいくのをお勧めします♪

暗記力があっても食っていけない時代

昔は暗記力があってたくさん知識がある人はすごい人だと思われていましたが、今は暗記力があっても成果を出すことができなければ評価されない時代だと思います。

NEXT KNOWLEDGE's HINT

次のナレッジ記事では、「目標達成」の具体的な方法を記載しています。僕が基本情報技術者試験の資格を取るまでの過程を細かく記載していますので、お時間の許す方はぜひ次の記事も読んでみてください♪

目標を達成する回答例

自力で90点を取れる人よりも、ググりながら100点を取る人の方が評価されるのです。

そのために必要な論理力が身につくと思いますので、是非プログラミングを学んで行ってください。
僕も少なからずサポートできることがあると思いますので、興味を持っていただけたら、是非僕のプランも覗いてみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。