C#入門② 変数は「名前をつけた箱」

前回は「プログラムは上から順番に動く」という話をしました。

今回は、プログラミングで最初に覚える、とても大事な道具。変数(へんすう)です。

変数とは、データに名前をつけて、覚えておくための箱です。

なぜ、これが必要なのか

プログラムは、数や文字を扱います。計算した結果、入力された名前、ゲームの得点。こういったデータを、どこかに覚えておかないと、すぐに消えてしまいます

そこで使うのが、変数です。

料理でたとえるなら、ラベルを貼った保存容器のようなものです。「だし」と書いた容器、「切った野菜」と書いた容器。中身に名前をつけて取っておけば、後で「だしを使おう」と取り出せますよね。

変数も同じ。データに名前をつけて箱に入れておけば、後から名前を呼んで使えます。

書き方を見てみる

C#で変数を使う、シンプルな例です。

int score = 100;
Console.WriteLine(score);

これを実行すると、画面に 100 と表示されます。

1行ずつ見てみましょう。

int score = 100;

これは「score(得点)という名前の箱を用意して、その中に 100 を入れる」という意味です。

  • int … 箱に入れるのが「整数」だという宣言(次回くわしく)
  • score … 箱につけた名前
  • = 100 … 箱に 100 を入れる

そして Console.WriteLine(score); で、箱の中身(100)を表示しています。

ポイントは、WriteLine のカッコの中が "score" ではなく score だということ。クオート(")をつけないと、「箱の中身」を意味します

中身は、後から変えられる

変数の「変」は、「変えられる」の変です。一度入れた中身は、後から入れ替えられます。

int score = 100;
Console.WriteLine(score);   // 100 と表示

score = 200;                // 中身を 200 に入れ替え
Console.WriteLine(score);   // 200 と表示

箱の中身を入れ替えたので、2回目は 200 が表示されます。

ここで大事なのは、2回目に int をつけていないこと。int score は「箱を新しく作る」とき。一度作った箱に入れ直すときは、名前だけ(score = 200)でいいんです。

つまずきポイント

初心者がよくやる間違いが、箱を作る前に使おうとすることです。

Console.WriteLine(age);   // age という箱はまだ無い。エラー!
int age = 20;

変数は、先に作ってから使うのが鉄則です。「容器を用意する前に、中身を取り出そうとしている」状態だと考えると分かりやすいですね。

まとめ

変数は、データに名前をつけて覚えておく箱。
中身は、後から入れ替えられる。

次回は、その箱に入れる「中身の種類」、データ型について書きます。int の正体が分かります。