C#入門④ 計算する ── 演算子のはなし
C#入門④ 計算する ── 演算子のはなし
前回は「データ型(箱の種類)」の話をしました。整数を入れる int の箱も覚えましたね。
今回は、その数を使って計算します。計算に使う記号を演算子(えんざんし)と呼びます。
演算子とは、計算やくらべごとをするための記号です。
まずは、四則演算
足し算・引き算・かけ算・わり算。小学校で習ったあれです。C#でもできます。
int a = 10;
int b = 3;
Console.WriteLine(a + b); // 13(足し算)
Console.WriteLine(a - b); // 7 (引き算)
Console.WriteLine(a * b); // 30(かけ算)
Console.WriteLine(a / b); // 3 (わり算)
ほとんど見たままですが、2つだけ注意があります。
- *かけ算は
×ではなく ``**(アスタリスク) - わり算は
÷ではなく/(スラッシュ)
キーボードに × や ÷ がないので、代わりの記号を使う、と覚えてください。
わり算の、ちょっと不思議なところ
上の例、わり算の 10 / 3 の結果が 3 になっています。
「3.33... じゃないの?」と思いますよね。これ、初心者が必ず引っかかるポイントです。
理由は、整数(int)どうしの計算は、結果も整数になるからです。小数点以下は、バッサリ切り捨てられます。
int a = 10;
int b = 3;
Console.WriteLine(a / b); // 3(3.33...の小数部分は捨てられる)
「割った余り」を知りたいときは、% という記号を使います。
Console.WriteLine(10 % 3); // 1(10を3で割った余り)
この %(余りを出す演算子)は、地味ですが、後で「偶数か奇数か」を判定するときなどに大活躍します。覚えておいてください。
くらべる演算子
演算子には、計算だけでなく「くらべる」ものもあります。
int a = 10;
int b = 3;
Console.WriteLine(a > b); // True (aはbより大きい?)
Console.WriteLine(a < b); // False(aはbより小さい?)
Console.WriteLine(a == b); // False(aとbは等しい?)
くらべた結果は、前回出てきた bool(true か false) で返ってきます。
「10 は 3 より大きい?」→ はい(True)。
「10 と 3 は等しい?」→ いいえ(False)。
このくらべる演算子は、次回の if文(条件分岐) で、これでもかというほど使います。今回は「こういう記号があるんだ」と知っておけば十分です。
つまずきポイント
初心者が100%間違えるのが、「等しい」は ==(イコール2つ)ということです。
a == b // 「aとbは等しい?」と、くらべている(正しい)
a = b // 「aにbを入れる」という意味になってしまう!
イコール1つ(=)は、第2回でやった「箱に入れる」の意味でした。
「等しいか、くらべたい」ときは、イコールを2つ(==)重ねます。
これは、慣れるまで本当によく間違えます。「くらべるときはイコール2つ」と、口に出して覚えてしまいましょう。
まとめ
計算は + - * /、余りは %。
くらべるのは > < ==、結果は bool で返る。
そして、等しいかは ==(イコール2つ)。
次回はいよいよ、プログラムらしくなる第一歩。条件によって動きを変える if文 です。

