前回、「文法は分かるのに課題が解けないのは普通のこと」という話をしました。

今回は、その続きです。では実際に、どう考えれば解けるようになるのか。

答えは、いったんプログラミングを忘れることです。

課題が解けない人の多くは、問題を見た瞬間、すぐにコードを書こうとします。

forはどう書くんだっけ、ifはここでいいのか、と。

でも、これが手の止まる原因です。

何をするか決まっていないのに、どう書くかを考えているのです。

だから、まずコードのことは忘れてください。そして、こう自分に問いかけます。

「この問題は、どうやって解けばいいんだろう?」
たとえば「1から100までの数字を全部足す」という課題なら、コードのことは一旦置いて、人間の言葉でこう考えます。

「1に2を足す。その結果に3を足す。さらに4を足す……これを100まで繰り返す」
これだけでいいんです。

プログラミングの知識は、まだ一切使っていません。

ただ、解く手順を日本語で説明しただけです。

ここで大事な問いが3つあります。
ひとつ、何が入ってくるのか(入力)。

この例なら「1から100までの数字」。

ふたつ、何を出したいのか(出力)。

この例なら「全部足した合計」。
みっつ、そこにある規則は何か。

この例なら「順番に足していく、という繰り返し」。

この3つが日本語で言えたら、もう半分以上解けています。

あとは、その日本語をコードに翻訳するだけ。「繰り返し」はfor、「もし〜なら」はif。日本語で考えた手順に、文法を当てはめていくのです。

コードは、考えた後に書くもの。

順番が逆になっていると、いつまでも手が止まります。

次回は、もう少し複雑な問題で、この「規則を見つける」やり方を具体的に見ていきます。

まずは、課題に詰まったら一度コードを忘れて、日本語で考えてみてください。

それだけで、ずいぶん楽になるはずです。