(本稿は2025年に掲載したものの再掲です。)

以下の記事が目に留まりました。

パナソニックHDが「発電ガラス」 外見えない欠点回避
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC224A60S5A120C2000000/

>「発電するガラス」を前に多くの来場者が足を止めていた。パナソニックホールディングス(以下、パナソニックHD)が次世代太陽電池の本命と位置付ける「ペロブスカイト型太陽電池」だ。2025年1月に米ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES」で同社が展示した。

私も昨年のCEATECで見ているのですが、透過型ペロブスカイト太陽電池の展示はインパクトがありました。

>パナソニックHDのペロブスカイト型太陽電池は、インクジェット式のプリンターを使って発電素子をガラスに直接印刷して造る。印刷面はもう1枚のガラスで挟むことで保護する。
>ガラスに印刷する製造方式は、フィルム形状のペロブスカイト型太陽電池と比べて「耐久性が高く、建材ガラスの用途に向く」(同社GX本部グリーンイノベーションセンターペロブスカイトPV開発部長の金子幸広氏)という。具体的には「発電効率の低下は、年間1%未満ほど」(同氏)。これは、シリコン系太陽電池の耐久性と比較して同程度か、少し悪いくらいだ。

これは重要な問題で、ペロブスカイト太陽電池の寿命をシリコン並の20年超まで持っていけるかが課題となっています。

>パナソニックHDのもう1つの強みが、発電効率の高さだ。その値は約18%と、現在主流のシリコン系太陽電池のそれに近づく。「実用サイズでは他社より2〜3割高く、世界最高レベル」(金子氏)という。一方で、積水化学工業が開発するフィルム形状のものは、発電効率が約15%である。

これも注目すべきポイントですね。

>欠点としては、発電素子の部分は光を透過しないので、ガラス全面に発電素子を印刷してしまうと屋内から外の景色が見えなくなってしまうことだ。その場合は、発電量は減ってしまうが、インクの一部をレーザーで除去することで光の透過率を調節する。
>今回展示した幅1メートル×高さ1.8メートルのガラスは、全面に発電素子を印刷した場合、1枚当たり275ワットの発電容量が得られる。そこから、例えば発電素子を20%除去すると、適度に遮光しつつガラスの向こう側が見えるようになる。その場合、1枚当たりの発電容量が220ワットに低下する。

こればかりはトレードオフなので、どのあたりで手を打つか?という話なんですよね。

>パナソニックHDは、ペロブスカイト太陽電池の試験販売を26年から開始する。金子氏によると、25年中には今回展示した実証サイズにおいて、屋外での実証実験を始める見通しだ。

26年から試験販売なのですね。
これから楽しみです。

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