今日は「気づかないうちに印象を悪くする3つの話グセ」についてお話します。

人と話をしているとき、何も悪いことをしていないのに急に相手がムスッと不機嫌になってしまった経験はありませんか?

実はそれ、印象を悪くする話グセをしているせいかもしれません。

今回は、気づかないでやってしまいがちな印 象を悪くする話グセを3つ紹介します。

1.「要するに」

本来はここまで話した内容をまとめる(要約する)という意味で「要するに」を使うのですが、全然話がまとまっていないのに「要するに」や「要は」を連発する人がいます。

例)
「わが社が開発した商品Xは要するに機能性に優れております。例えば朝の忙しい時間でもスイッチひとつで済みますし、要はこれまでの面倒が一切なくなるということなんですね」

使い方が違うことに加え、言われた側は「あなたでもわかりやすい言い方で言い直しますよ」とバカにされたように受け取ってしまうこともあります。

本当に話をまとめたいということであれば「ここまでの話を振り返るために、いったん話を整理いたします。まず……」のように言い方を変えるといいでしょう。

2.「なるほどー」

相手の話に感嘆したときに「確かに、その通り!」という意味で使われる「なるほど」ですが、目上の人に使うことは失礼とされています。

ただ、それよりも相槌のように「なるほど」を使ってクドクドとした言い方になってしまう方が良くない印象を与える原因となります。

例)
「そういえばこの前〇〇ということがあったんですよ」
「なるほど」
「それで、私が△△に□□と言ったら、つい笑われてしまいまして」
「なるほどなるほど」

こんな感じで相槌代わりに使うと、きちんと話を聞いていないと思われても仕方ないですよね。

例えば上記の相槌なら「へぇ、それでどうしたんですか?」「そんなことがあったんですね!」のように話の内容にあった相槌をすべきです。

3.「はい?」

相手の声が聞こえにくかったり言っている意味がわからなかったりする時、「はい?」と聞き返す人がいます。

語尾が上がるとどうしても言葉がトゲトゲしてしまいますので、相手に悪い印象を与えます。

「はい?」と聞き返すくらいなら、ハッキリと聞こえなかった、わからなかった、ということを相手に伝えた方がよっぽどマシです。

例)
「よく聞こえなかったのでもう一度おっしゃっていただけますでしょうか」
「私の理解力がなく申し訳ないのですが、もう一度説明いただけますでしょうか」

いかがでしょうか。少し言い方を変えるだけで印象がガラっと変わりますよね。

今回紹介した3つの話グセについて「当たり前だよ。こんな言い方したら誰だって不愉快になる」と思う人もいますが、意外と気づかないで使っている人も多いんです。

話グセというのはなかなか自分では気づきにくいものなので、機会があれば、親しい友人などに「私って変な話グセある?」というように聞いてみるのもいいでしょう。

読んでいただきありがとうございました!