前回までの記事では、Slackの基本的な使用方法を紹介しました。
今回の記事では、Slackをさらに効率的に活用する方法をいくつか紹介します。
Slackの公式ヘルプセンター(https://slack.com/intl/ja-jp/help
と合わせて参考にしていただけると幸いです。

今回の目次は下記のとおりです。

1.スラッシュコマンドを使用してリマインダーを設定する

メッセージフィールドに「/remind」を入力することで、自分や他のメンバー、またはチャンネルにリマインダーを設定することができます。
「/remind」 を入力すると、リマインダーの入力形式のテンプレートが次のように表示されます。

/remind [@メンバー または #チャンネル名] [内容] [いつ]

これに従って、リマインダーを設定してみましょう。
例えば、チャンネルに「週1回のミーティングに参加」のリマインダーを毎週火曜日の15:30に設定したい場合は、次のように入力します。

/remind [#チャンネル名] 週1回のミーティングに参加 at 15:30 every Tuesday

これでEnterを押すと、リマインダーの設定が完了します。
日時の指定方法には様々なものがあるので、いくつか紹介します。

・1時間後に通知したい場合:in 1 hours
・8月20日に通知したい場合:August 20 もしくは on 20 Aug
(日付のみを指定した場合は、その日の朝9時に設定されます。)
・毎月4日に通知したい場合: on the 4th of every month
・毎週の月・水に通知したい場合: every Monday, Wednesday

などなど、詳細に設定することが可能です。
ぜひ仕事の効率化のために使ってみてくださいね。

2.絞り込み検索をする

Slackの優秀な点の一つに挙げられるのは、非常に便利な検索機能が搭載されており、ファイルやメッセージを簡単に検索できることです。

以下のような検索コマンドを使用することで、時間をかけずに必要な情報を見つけることができます。

①特定の相手から受信したメッセージやファイルに絞って検索する

・from:@表示名 - チャンネルやダイレクトメッセージを問わず、特定の相手からのメッセージに絞って検索します。
・from:me - 投稿先や送信先を問わず、自分が送信したメッセージに絞って検索します。

②チャンネルやダイレクトメッセージに絞って検索する

・in:チャンネル名 - 指定したチャンネル内のメッセージやファイルのみを検索します。
・in:@メンバー名 - 指定したユーザーとの間のダイレクトメッセージ内のみを検索します。

③リンク、スター付きアイテム、絵文字によるリアクションに絞って検索する

・has:link - 特定のURLを含むメッセージを検索します。
・has:star - 自分がスターを付けたメッセージを検索します。
・has::絵文字コード: - 指定したコードの絵文字を含むメッセージを検索します。

④日付や期間に絞って検索する

・before:日付 - 指定した日付以前のメッセージやファイルを検索します。
・after:日付 - 指定した日付以降のメッセージやファイルを検索します。
・on:日付、during:期間 - 指定した日付や期間のファイルを検索します。
(日付を具体的に指定する場合は、MM/DD/YYYY(米国ローカル方式)、またはYYYY/MM/DD(国際標準方式)のいずれかの形式を使用します。)
このようなコマンドを使って、流れの早いチャンネルの検索を効率的に行ってみてくださいね。

3.ショートカットキーを活用する

キーボードショートカットを使用することで、Slackでの作業をすばやく行うことができます。
いくつかの便利なショートカットを紹介します。

・最後に送信したメッセージを編集:「↑」
・最後に受信したメッセージにリアクション:「+:絵文字コード:」
・全ての未読メッセージを閲覧:「CTRL(⌘) + Shift + a」
・メッセージを未読にする:「Alt +左クリック(マウス)」
・メッセージを全て既読にする:「Esc」
・チャンネル/DM間をスクロールする:「Alt + ↑または↓」
・環境設定を開く:「CTRL(⌘) + ,」(デスクトップアプリのみで使用可能)

仕事効率をさらに向上させるために、ぜひ活用してみてください。

まとめ

これまで3つの記事にわたって、Slackについて紹介してきました。

チャットでのコミュニケーションツールが必須となってきた現代において、このブログがみなさんの快適なワークスペース作りの一助となれば幸いです。