日本オワコン?10の問題点とビジネスチャンスの見つけ方
日本が抱える様々な問題について、「終わっている」と嘆くだけでなく、この先どうなっていくのか、そしてビジネス視点でどう切り抜けていけばいいのかを考察していきます。
1. 教育
日本の教育に対して「お金のことを学ばない」「実生活で使わないことばかり学んだ」という印象を持つ人は多いのではないでしょうか。
実際、学校で学んだことで今役立っているのは、算数の簡単な計算くらいかもしれません。
問題の本質
日本の教育システムは、戦後にアメリカの影響下で作られたものです。そして、学校教育と社会人生活には大きなギャップがあります。
- 学校:答えがあるものを、いかに早く導き出すかを学ぶ
- 社会:答えがないことに対して考え、行動する力が求められる
答えがないことに対して考える力を養う教育が、日本では圧倒的に弱いのです。
今後の見通し
残念ながら、日本の教育は当面変わらないでしょう。文部科学省が教育方針を大きく転換することはまずありませんし、外部からの圧力もあるため勝手に変えることもできません。
ビジネスチャンス
「日本の教育はやばい」と気づき始めている人が増えています。だからこそ、教育に関わるビジネスにはチャンスがあります。私立学校や学校外での学びの場を提供するサービスは、今後も需要が高まるでしょう。
2. 少子高齢化
日本はすでに「少子高齢社会」になっています。
何がやばいのか
- 仕事ができない人(高齢者・子供)が増加
- 仕事ができる人(現役世代)が減少
- 年金制度は「若者が高齢者を支える」前提で作られており、すでに破綻している
選挙への影響
少子高齢化は政治にも深刻な影響を与えています。
- 若者全員が選挙に行っても、高齢者世代の半分程度の影響力しかない
- 政治家は当選のために高齢者向けの政策を優先する
- 教育への予算が後回しにされる
今後の見通し
高齢者が多い状況は、あと50〜60年は続くと予想されます。
ビジネスチャンス
高齢者をターゲットにしたサービスが有望です。
- 老人ホーム、介護施設
- 高齢者向けWebサービス(スマホを使える高齢者が増加中)
3. 円安
円安とは、世界全体で見たときに「円が弱くなっている」状態です。日本の通貨の価値が下がっているということです。
メリットとデメリット
デメリット:輸入品の価格上昇、海外旅行が割高に
メリット:観光客の増加。外国人にとって日本は「お得な旅行先」になっている
ビジネスチャンス
外貨を稼ぐビジネスモデルが有効です。
- 貿易
- インバウンド向けサービス
- 海外通貨(ドル、ユーロなど)で収益を得られる事業
4. 言語の壁
日本語を話すのは日本人だけ。一方、英語は世界中で通じます。この言語的な壁は、ビジネス上非常に不利に働きます。
今後の見通し
日本の公用語が英語になることはありえません。言語の壁は今後もずっと続くでしょう。
ビジネスチャンス
AIの翻訳技術が追い風になっています。精度が飛躍的に向上しているため、AIを活用してグローバル展開を考えることが重要です。
5. 物価高
最近、物価の上昇を実感している人は多いはずです。
- ランチ代:5〜6年前は500円 → 今は1,000円が標準
- ホテル代も上昇(外国人観光客増加による需要増)
物価高の原因
- ロシアの戦争による石油価格の上昇
- ガソリン代上昇 → 輸送コスト上昇 → 商品価格に転嫁
- 円安との複合的な影響
今後の見通し
物価高は当面収まらず、落ち着くとしても5年後くらいのスパンになりそうです。
ビジネス戦略
2つの方向性があります。
- 割安路線(ただし大資本が必要)
- 富裕層向け高付加価値路線(おすすめ)
今からユニクロのような低価格ビジネスを作るのは現実的ではありません。高い付加価値を提供するビジネスの方が勝ち目があります。
6. 賃金問題
物価は上がっているのに、賃金は上がっていない——これが最悪の状態です。
物価が2倍になっても賃金が3倍になれば問題ありません。しかし現実は、物価だけが上がり続けています。
なぜ賃金が上がらないのか
今の物価高は、企業価値や商品の付加価値が高まった結果ではなく、ガソリン代などの外部要因によるもの。そのため、利益が賃金に回らないのです。
ビジネスチャンス
賃金が上がらない中、副業や独立・起業に興味を持つ人が増えています。
- 起業支援サービス
- 副業に関するサービス
- お金の稼ぎ方を教えるサービス
ただし、「スマホ1台で稼げる」といった怪しいビジネスには要注意です。
7. 技術革新の遅れ
かつて「メイドインジャパン」は世界トップクラスの品質を誇っていました。しかし今、日本の技術革新はどんどん遅れています。
原因
- 海外への技術流出
- 海外企業の追い上げ
- 新しいものを受け入れにくい社会風土
- 技術開発へのお金が集まりにくい
自動運転の例
中国は自動運転技術で大きく先行しています。理由の一つは、国の姿勢の違い。
- 中国:多少の事故は許容して技術を進める
- 日本:「100%安全でないと道路を走らせられない」という慎重姿勢
試しようがなければ、技術は伸びません。
ビジネスチャンス
- 革新的なサービスを試せる海外市場への進出
- 海外で認められた技術を日本に持ち込む(例:Uber、PayPay)
8. 政治
日本の政治には、裏金問題など不透明な部分が多く、政治への不信感は年々高まっています。
問題点
- 高齢の議員が多すぎる
- 若い政治家が活躍しにくい環境
ビジネスチャンス
政治家とのつながりはビジネスにおいて非常に強力です。
- 不動産などで有益な情報を得られる
- 政治家との特権的なビジネス展開が可能
つながりを作る一番簡単な方法は、選挙の手伝いをすることです。
9. 既得権益
「既得権益」とは、すでにそのマーケットを支配している人たちが、自分の利益を守るために新規参入者を排除する構図のことです。
例:広告業界
Web広告が台頭した際、従来のメディア広告の代理店から激しい圧力がかかり、会社を潰された人もいます。
今後の見通し
お金を持っている人たちは自分の利益を守り続けるため、この状況は簡単には変わりません。
ビジネス戦略
既得権益層と共存できるビジネスモデルを考え、成長させてからM&A(売却)するという戦略が有効です。既得権益を持つ人たちは資金があるため、買収先として魅力的です。
10. 国内市場の縮小
少子高齢化により、国内市場はどんどん縮小しています。
これまで100万人にリーチできていたサービスが、将来は50万人にしか届かなくなる——そんな事態が起こりえます。
ビジネス戦略
- 外貨を稼ぐ
- 海外からの観光客にお金を使ってもらう
この2つの視点がこれからますます重要になってきます。
まとめ
日本が抱える10の問題点を見てきました。
- 教育の遅れ
- 少子高齢化
- 円安
- 言語の壁
- 物価高
- 賃金の停滞
- 技術革新の遅れ
- 政治の問題
- 既得権益
- 国内市場の縮小
「日本はオワコン」と嘆くだけでは何も変わりません。これからの時代は、のらりくらりやっていてなんとかなる時代ではなくなりました。
それぞれの問題点を理解した上で、そこにビジネスチャンスを見出し、行動していくことが求められています。

