「とにかく手を動かせ」の罠

MENTAで教えてから、「とにかく手を動かせ、とネットに書いてあったのですが、何を書いたたらいいのか分かりません。」という声をちょくちょく聞くことがありました。実際に話を聞いてみると、まだインプットが十分でないのにいきなり書こうとしていてうまく手が動かせていない、ということが分かりました。どうやら、「とにかく手を動かせ」という言葉を誤認しているように思いました。

本やネット、Youtube等で情報をインプットしたら、その後に自分の手を動かしてアウトプットすることで少しずつ知識が身についていくのですが、あくまでインプットをすることが最優先です。何もインプットしていないのにいきなり書こうとしてもうまく手は動きません。そして、インプットをそこそこしているのにも関わらずまだ手が動かないという場合には、インプットが足りない、もしくはアウトプットしている難易度が高いです。

道のりは長いですが、アウトプットをする難易度は徐々に上げていく必要があります。小学生、中学生、高校生と徐々に勉強する難易度が上がるように、プログラミングでも徐々にレベルを上げていく必要があります。

今回のブログでは、

  • インプットを増やす方法
  • 難易度を徐々に上げる方法

に焦点を当てて、解説をして行こうと思います。

インプットとアウトプットのバランスを意識しよう

勉強したてのころは、わからないことばかりなので、10割インプットで大丈夫です。まずは知識をどんどん入れていきましょう。もしも書いて確かめたくなったら、1割くらいはアウトプットにかけても大丈夫です。意識としては「インプット9 : アウトプット1」の割合ですね。インプットをする時には、とにかく量をこなすことが大事です。本なら何度も読み返して、Webサイトで調べることは10記事、100記事と読み進めていって、知識を入れましょう。正しいのか、間違っているのかの判断は、量をこなすことで自然と判断できるようになっていきます。判断できるようになった時には、すでに初級レベルはクリアしていることになるので、とにかく量をこなせば大丈夫です。

徐々に情報量が増えたら、「インプット8: アウトプット2」というように、徐々にアウトプットする割合を増やしていきましょう。ここで大事なのは、いきなりアウトプット10割にしないということです。だいたい、アウトプットをいきなり10割にしようとすることで、手が動かなくなるようです。

自分に合う難易度の判断基準

次は、今やっている難易度が自分にとって適正かどうかの判断基準をお伝えします。

まず、本の難易度で適正なのは、「半分くらいは理解できて、半分は理解できない」本と言われています。程よく理解でき、また程よく知識を得られるので、丁度良い難易度になります。この判断基準を元にすると、次のステップに進むには「半分くらい理解できて、半分はわからないもの」ということになります。実際の案件ではそう都合よく難易度が上がるわけではないのですが、勉強中なので少しずつ難易度を上げれば大丈夫だと思います。

なかなか手が動かない原因の2つ目は難易度が高すぎるからなので、やることをもう少し簡単なものにしてみましょう。

問題を分割すると、難易度は簡単になる

例えば既に受注している案件など、難易度を調整することが難しい場合があると思います。その時には、疑問点を分割することが有効です。人間は一度に3つの問題が起こると、ややこしいと認識してパニック状態になってしまうようなのですが、冷静になって紙に書くと、たった3つの問題しかないんだと冷静になれます。なので、一度現状を紙やテキストデータに書き出すことで、問題を分割することができます。1つの問題を解決することは、3つの問題を同時に解決するよりも簡単ですから、1つ1つの問題に集中していきましょう。きちんと整理できれば、手を動かすことができるはずですよ。

NEXT KNOWLEDGE's HINT

次のナレッジ記事では、「続けることと頑張ることは違う」ということについて解説しています。僕は昔から続けることができたのですが、そのコツは「頑張らなかったから」ということがわかりました。そのことに焦点を当てて解説していこうと思います。お時間の許す方はぜひ次の記事も読んでみてください♪フォローをしていただくと、その人の新着記事の通知が来るみたいですよ^^

「継続できない人」がついついやってしまうアンチパターン10選

無い袖は振れないよね

自分ではなかなか気づきにくいと思うのですが、第三者の目線で判断すると、「今はインプットが足りていないな」とか、「難易度が高すぎるな・・・」と思うことが多々あります。人に言われて初めて自分の現状がわかることもあると思うので、もし良ければ僕のプランを是非活用ください。
最近気づいたことは、僕は目標を達成することが得意なようで、分野を問わず目標を達成するサポートも始めました。挫折してしまう人とは根本的な考え方が違うようで、続けるノウハウを共有できればと思っています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。