起業したいが何からやれば良い?/重い腰を上げる/怖さに勝つ/業績急拡大/海外展開
できること
1.私の概要・事業の概要と目標
私は豊洲で水産卸業を引き継いだ5代目です。
私が家業に入社した12年前、グループ年商は約70億円で国内だけの商いをしていました。
築地市場の中では比較的大きな会社であったものの、旧態依然としている業界や決してべらぼうに高収益なビジネスモデルではなく、年商がなかなか急拡大しない焦ったさと、利益率の低さに嫌気がさしていました。
8年前、海外輸出をサンフランシスコから始め、現在は
米国はサンフランシスコ・ロサンゼルス・ハワイ・ニューヨーク・ワシントンDC・マイアミの6都市、カナダはバンクーバー、台湾は台北で日本からの魚の輸入納品業を行っています。
上記都市のミシュランクラスのレストランの7割が弊社の顧客で、超高級魚の世界的リーディングカンパニーになりました。
現在のグループ年商は150億円で、2026年末までに香港・シンガポール・バンコクに拡大するので、グループ年商は2026年には200億円を超える予定になっています。
また2027年9月に年商500億企業になることを直近の目標としています。
2.事業の背景と思い
私どもが行っている日本の高級魚の輸出ビジネスは実は30年前から行われておりました。当時築地市場の魚屋に米国や香港の問屋もしくは商社が注文を入れ、日本の高級魚が海外に出荷されておりました。
ただ、このビジネスから生み出される利益の過半数を海外問屋もしくは間に入っている商社が得ているという状況がありました。
私どもは、この魚のビジネスで特に恩恵を得るべきは、命をかけて魚を漁獲する漁師さん、夜通し各地から豊洲の市場まで時間に追われながら運搬されている流通業者の方、また早朝の出荷に間に合わせるために深夜から働く弊社のメンバーだと思っています。日本人が産地から出荷までとてつもない品質で行っている仕事のおかげで成り立っているこの品質を、海外にトラックを持っていたり、商社がちょっとした貿易実務ができ、一方で魚屋ができないという情報のちょっとした非対称性だけで利益の大部分を取っていかれている状況を是正したく、弊社グループは日本国内からの輸出だけではなく、現地法人を設立し、自社荷物の輸入、その間のトレーディング機能も自社化しています。
そして、そこから得られた利益により、魚を高く購入することで産地側に恩返しをし、ひいては日本の水産業の末長い継続発展に寄与できればと考えております。
3.今回の登録に関して
海外でビジネスを行っているせいか、日本の先行きに一抹の不安を感じます。(ほとんどの方はそう思っているかと思いますが)
一方で、ご自分でビジネスをやりたいと思っていらっしゃる方に対し非常に期待をしますが、話を伺ってみると
「起業したいとは思っているが何からやればわからない」
「自分には難しいと思っている」
「この事業をやり続けて良いかわからない」
「どうしたら事業を急拡大できるかわからない」
「海外で事業拡大をしていきたい」
などなどの様々な悩みがあることに気づきました。
私の浅い経験ではありますが、僭越ながらどなたかでも簡単なアドバイスで道が開くお手伝いをさせていただければ、少しでも日本のためになるかなと思い登録させていただきました。