MENTAでメンターを始めてから、7カ月が経ちました。
この期間で感じた「モチベーションの維持」について、少し書いておこうと思います。

「勉強」になってしまうと、つまらない

「プログラミングのスキル」や「ITスキル」を身に着けたい、という漠然とした目標で取り掛かると、モチベーションを維持するのが大変です。
漠然とした目標や線路の上を歩くような学習は、「勉強」と言います。
「勉強」というものが、いかに辛く、飽きやすく、つまらない物か、みんなよく知っていると思います。
そんなやり方では、続けること=モチベーションの維持が難しいのは当然です。

とりあえずの「目標」設定

そこで、目標や目的が漠然としているメンティさんには、具体的な目標を作る様、導くようにしています。
何か「作りたいもの」を考えてもらうわけです。
何か「作りたいもの」を目標に据えると、モチベーションが維持しやすくなります。
教える者/導く者としても、当面の目標があるほうが進めやすい、という側面もあります。

単純にプログラミング「言語」を追いかけるのではなく、「設計」思考へ導く

また、「設計」という概念を知らずに、やみくもにコーディングを進めると奇妙なコードになり、後々の機能追加や拡張が大変なので、資産になりません。
そもそも、ゴールまでの道筋が霧の中なので、ゴールにたどり着くこと自体が大変です。
器用で賢い人は、簡単でちいさな目標を積み重ねて、うまく階段を登っていくようですが、
普通は、「作りたいもの」「目標」が大変困難なものなのか、比較的簡単なものなのか、それすら分かりません。
そこをフォローするのがメンターの役目...なのかな、と思う今日この頃です。