継続は力なり

皆様、学習の調子はいかがでしょうか?コツコツと毎日頑張るのが得意な人、かばちゃんたです。

僕は継続することが得意で、子供の頃から、目標達成まで地道な努力を積み重ねて、人に言えるほどの成果を出すということが出来ていました。自分としては特別なことをしているつもりはなく、継続することは誰でも出来る平凡な能力だと思っていました。ところが、MENTAを通していろいろな方の話を聞いていると、継続するというのは苦手な人も多く、悩んでいる人がたくさんいるという現状に気づきました。僕としては、頑張って継続しているのではなくて、目標を達成するのに一番簡単な方法だから継続をしているのですが、この能力は誰しも身につけているわけではない、と気づかされました。

なんと勿体ないのでしょう!

今の現状を変える上で、コツコツと努力できるようになることは、間違いなく武器になります。今回の記事では、たくさんのメンティーの方と話したからわかった、継続できない人がついついやってしまうアンチパターンを10個紹介しようと思います。有名な技術書のように、アンチパターンを知ることで、自分に当てはめて改善する手助けになると思いますので、どうか最後まで読んでいただけますと幸いです。

それでは、1個目から順番に見ていきましょう^^

アンチパターン1:最初から頑張ってしまう

まず初めに陥りがちなのが、新しい目標を決めて始めるときに、日課を継続しにくい大変なものに設定してしまうことです。よく考えて欲しいのですが、今まで頑張ってこなかった人が急に頑張ろうとしても無理なんですよね。それは人間急には変われないからですし、今まで怠けることを継続してきたあなたは怠ける能力に長けているので、頑張ることは最初からできません🙅‍♂️

焦る気持ちはわかりますが、まずは無理せずできる目標を設定しましょう。おすすめなのは、初めは5分以内で終わる日課にすることです。例えば新しい分野の勉強をするという目標だった場合は、毎日5分間教科書を読む、などです。意識して欲しいのは、どんなにべろんべろんに酔っ払っていても、また年に1回あるかどうかの忙しい日でも実践できる日課を設定できているか?ということです。5分間の時間を捻出できないほど忙しくはないはずですから^^毎日頑張らなくてもできる量の日課にして、継続しましょう!

アンチパターン2:ノルマ以上に頑張ってしまう

次に陥りがちな失敗は、ノルマ以上に頑張ってしまうことです。これも目標を設定し始めた頃によく起きる現象です。実は1時間勉強してもあまり出来ることはないので、「これだけだと足りないからもっと頑張ろう」と真面目な人ほどもっと頑張って設定した目標以上にやってしまいがちです。ん〜、これも気持ちはわかるのですが、やりたい気持ちを我慢しましょう。実は、ゲームを途中で辞めさせられたらもっとやりたくなるように、勉強も途中で辞めさせられるともっとやりたくなるのです。これは明日も日課に取り組めるチャンスですから、ノルマを達成したときにもっとやりたくなっても、勇気をもってそこで終わりましょう。

終えて何をするのかというと、自分にご褒美をあげてください。僕だったらゲームをします。最近ハマっている、『天穂のサクナヒメ』をやるかな!ちょっとしたスイーツを食べるのでもいいですし、映画を観るのでもいいのですが、なるべく自分の好きなことをしてください。これは「正の強化」と言うのですが、犬のしつけのように、正しいことをしたらご褒美を取ることで、好循環を生むことができます。いいことをしたから褒美を得られる、すごくシンプルな仕組みですよね。

アンチパターン3:ただ闇雲に目の前のことをやっている

続いての失敗例は、とにかく闇雲に頑張ってしまう、ということです。目標からきちんと逆算をしないといけないのですが、そこに向かわない努力をしてもただ疲れるだけです。もちろん、失敗から学ぶこともあるので、全てを目標に繋げなくてもいいのですが、流石に努力が無駄になってしまうような課題をしても時間がもったいないので、何をすべきかはしっかり考えましょう。

自分で考えることは難しいと思うので、身近な知り合いやこのMENTAで相談できる人を見つけ、目標を定めるのが効果的だと思います。そのときに大事なのは、自分が何をしたいのか、という根幹の部分ですから、その部分はしっかり相手に伝えてくださいね。相談するときのコツは、医者に自分の症状を伝えるようにしてください。あなたのことは、あなたしかわからないですよね?

アンチパターン4:頑張らなかった自分を責めてしまう

次の失敗は、ちゃんと目標を決めて頑張ると決めたのにそれが達成できなかったときに、自分を責めてしまうということです。今までの失敗談とは違い、今回は出来なかった後の心の持ちようの話です。そんな時はどうすればいいかというと、サボった事実を忘れましょう!1週間前に何を食べたのかはフレンチのフルコースなどよっぽど豪華な食事じゃない場合は忘れるのと同様に、1週間前にサボったことは、通常であれば忘れられるはずなんですよね。でもなぜ記憶に残ってしまうから、それは自分を責めることで強くサボったことを印象付けてしまうからなんですね。自分ができたことを覚えて、サボったことは忘れた方がいいのに、なぜか皆逆のことをするんですよね(笑)

僕は忘れることも昔はしていましたが、今は例えば本を1ページだけ読んで今日も勉強したことにする!といったことをします。そうやって自分を騙しながら継続できる人間であると思い続けた結果、今では本当に毎日継続できる人間になったんです。嘘から出た実ってこういうことだと思います。

アンチパターン5:自分は暇だと勘違いしてしまう

1日は24時間しかない、というのは誰もが知る事実だと思うのですが、新しいことを始める人はついつい自分が24時間をフルに使っていない暇な人だと勘違いしがちです。中には睡眠時間を削ればいけると危険な思想になってしまう人もいるようです。っっっっっっっっっが、残念ながらあなたは今まで毎日ちゃんと24時間フルに使って生きてきたのですよ!ということは、例えば5分でも新しいことをやろうと思ったら、今までやっていたことを5分減らさないといけない訳です。仕事や家事、睡眠など生活に必要なことは減らせないので、遊びを減らすということになると思うのですが、果たして、それは必要ないものなのでしょうか?実は人間はぼーっとしているときに脳みそが回復しているという話があり、最近は瞑想など何もしないことが注目されてきているんですよね。ということは、今自分が責めている、ぼーっとしている時間というのは、生きていく上で欠かせないものかもしれないんですよね。

まぁ、何を減らすかは人それぞれなのですが、整理整頓で有名な言葉に「ワンイン・ツーアウト」という言葉があり、これは1個買ったら2個捨てろということなのですが、5分の課題をやろうと思ったら、10分減らすと余裕を持ってできますよ。今後の24時間をどう生きるか、考えましょう◎

アンチパターン6:ずっと成長し続けると勘違いしている

少しずつ継続ができるようになった後、自分の実力を試してみると思うように結果が出なくてがっくり来る経験がある方は多いのではないでしょうか?人間て結構楽観的で、勉強すれば成績は右肩上がりに伸びていくと思いますし、やればできると思ってしまいがちですが、現実はそう甘くはありません。努力と成果は10対1以下かもしれません・・・努力は裏切りませんが、相当ツンデレです。

僕が実感しているすごく不思議な現象は、成績が伸びる前って少し下がってから伸びるんですよね・・・脳みその中で再構築が起きているからかよくわからないのですが、経験上結果が出る直前が一番しんどいです。成長痛みたいな感じですかね・・・

アンチパターン7:いきなり難しい問題に取り組んでしまう

適正なレベルの課題に取り込むというのは、自分ではなかなか難しいのですが、MENTAで相談を受けてきた中で多かったのはこの難易度が難しすぎる問題です><話していく中でメンティーの方の知識レベルはわかるのですが、どう考えても知識と課題が乖離しているんですよね・・・一見遠回りに見えるかもしれないのですが、まずは誰もが通る最初の入門から順番に勉強をしていかないと、思わぬところでつまづいてそこから抜け出せなくなります。しっかり道筋があるものはそれ通りやればいいのですが、プログラミング学習の世界もまだまだ発展途上で、これをやれば大丈夫というものは見つかっていません(少なくとも僕は)。なので、そもそも何をすればいいのかをまずは相談するといいと思います。僕も自分が学習したことがあるものは、道筋は分かりますから。

また、難しい課題をやるしかない場合もあるのがプログラミングの難しいところなのですが、そういう場合は何回も同じ課題をしましょう。僕は雪国育ちなので、雪で積もった道を歩いて学校に通っていたのですが、誰も踏み込んでいない道はとにかく歩きにくいですし、転んでしまうこともありました。思ったより深くてハマってしまうこともありました。でも何人も通っていくことで、時間がたつとその道は歩きやすくなっています。学習も同じで、最初学習するうちはなかなか進められないんですけど、同じ課題に取り組んで何度も慣らすことで、いつしか理解しやすくなっています。理解した後の景色は、いいものですよ!

アンチパターン8:周りと比べてしまう

今の時代はSNSが流行っていて、本当か嘘かわからない情報が溢れかえっています。勉強を始めた頃は不安になってしまうので、そういった情報に特に敏感になってしまいます。慣れてくると気にしなくなるのですが、結果が出ないうちは、ついつい流されてしまいがちです。気持ちはすごくわかるのですが、結論を言います。自分のことだけを気にしましょう。過去の自分、今の自分、未来の自分。自分だけは正しく比べることができるシャドウです。

周りと比べると自分は何てできないんだろうと思ってしまうことがあると思いますが、断言します。周りも大したことないです。本当にたまに、人生に一度会えるかどうかのレベルで天才はいると思いますけど、それ以外のほとんどは凡人です。僕も盛ろうと思えば色々と自慢ぽいことを言えますが、それはその影にある何倍もの努力があっただけで、正直僕より頭いい人ならもっとすごい結果につながっているだろうと思います。

また、自分が出来ないと気づいた時が成長のチャンスです。ダニング・クルーガー効果というのがあるのですが、頭悪い人ほど自分のことを頭良いと勘違いしてしまうようです。ほら、あなたの身近にいるあの人ですよ(笑)自分が出来ないと気づけたのなら、それは出来るようになるフラグです♪

アンチパターン9:退屈な作業を続けてしまう

ほとんどの人は飽き性だと思うので、ずっと同じことをするのは退屈になってしまいます。僕もどちらかと言えば飽き性で、ゲームや漫画も次々と新しいものに手を出しがちです。そんな僕がなぜ継続できるかというと、*:日課に「ゲーミフィケーション」の要素を取り入れているから**なんですね。最初の1週間は5分間、次の1週間は10分間、というように、少しずつノルマをあげていきます。こうして少しずつ課題の難易度を上げていくことで、自分の成長を感じることができるんですよね。飽きてきたら難易度を上げれば良いので、いつしか1時間の日課も苦じゃなくなります。MENTAのスコアもゲーミフィケーションですね◎

こういったゲーミフィケーションの要素は、ゲームをすることで学ぶことができます。いつかその記事を書こうと思うのですが、例えば今大ヒットしている「あつまれどうぶつの森」は毎日継続するためのノウハウがたくさん詰まっています。僕は毎日朝にマイルを貯めて無人島に行くこと、お金の成る木を埋めることと鉱石や化石の回収、カブ価の確認などをしていますが、30分以上はあっという間に過ぎていきますね笑ゲームは依存させるノウハウが詰まっているので、勉強に自分を依存させては?

アンチパターン10:派手な努力をしようとしてしまう

最後の失敗例は、まるで漫画のように派手な努力をしようとしてしまう、というものです。何かスキルを身につけるのには、10分間息を吸い続けて10分間息を吐き続けるみたいな、ものすごい修行を想像するかもしれませんが、実はすごく地味な誰でも想像がつく作業なんですよね。そのあっけなさに呆れてしまうかもしれません。でも、マジックの種明かしと一緒で、努力というのは地味でつまらないものなのです。

僕も毎日地味な努力を積み重ねていますが、結果は派手に出てきます。モデルの方も日毎の地道な努力があるから、ランウェイをあんなにも魅力的に歩けるんですよね。目立ちたいという方は、隠れて地味な努力を続けて、結果は大々的に発表すると良いですよ。SNSは個人の最大値が公表される場所ですから。だから、SNSを見てがっかりしなくていい理由もわかりますよね。

NEXT KNOWLEDGE's HINT

次のナレッジ記事では、「MENTAで100人達成するために僕がやったこと」について解説しています。MENTAをしようと思っている方には参考になると思いますので、もしよければ次の記事も読んでください。♪フォローをしていただくと、その人の新着記事の通知が来るみたいですよ^^

https://menta.work/post/detail/30420/j0Ie3AMu7TObJqy4dnUB

亀は意外と速く泳ぐ

いかがでしたでしょうか?特別難しいことではなく、ちょっとした工夫で続けられるというヒントはたくさん感じ取っていただけたのではないでしょうか?ここまで読んでくださった皆様は、継続出来るように今日から変化していただけることと思います。

僕が初めて継続することの大事さを学んだのは、テレビで流れていた夕方のニュースの1コーナーからでした。そこでは、地元の小学3年生が漢検1級に合格したことが紹介されていました。どのように勉強をしたかというと、毎日5分間、漢字の勉強をしていただけだそうです。

これを見て僕は、「なんだ、そんなことか」と、言わば幻滅してしまったんですよね。

幻滅すると同時に、ある仮説も立てることができました。

「きっと、地味な何でもない努力をずっっっっっっと続けられれば、結果は出せるんだろうなぁ」

僕は亀のように少しづつ歩んでいますが、続ける癖は10年以上継続できています。そして、映画のタイトルにもなっていますが、亀って意外と速く泳ぐんですよぅ。僕は負けず嫌いなので、勝つまで努力をやめないタイプなのですが、今後も次の目標に向けてコツコツ積み重ねていきたいと思います。最近MENTAでは目標としていた100人がもうすぐ達成できます!正直しんどかったですけど、頑張れました(⌒▽⌒)これからも地道に続けていきますので、興味がある方はぜひお声かけください♪

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。