なのはな警備キャラクター

はじめまして。広告マンガ家&広告マンガディレクターの稲川久実と申します。

私はこの仕事を始めてから14年、数多くの企業や出版社とやりとりをしてきました。

マンガやイラストを描くのが得意で、「いつかは仕事につなげたい」と思っているクリエイターの方はたくさんいらっしゃると思います。

同人誌を作ったり、知人から依頼を受けて報酬を得た経験がある方もいるかもしれません。

けれども、いざ企業から直接依頼が来たときに「要望に応えられるだろうか」と不安になり、積極的にアピールできないことはありませんか?

実際、広告マンガの仕事は出版社からだけでなく、企業から直接依頼されることも多いのです。

出版社の場合は相手が慣れているので段取りをリードしてくれますが、企業はマンガに不慣れなことがほとんど。面談では、むしろクリエイター側がリードすることを期待されるのです。

でも心配しなくて大丈夫。

大切なのは「わからないことは素直に聞く」ことです。

「どんな内容を描けばよいですか?」と正直に尋ねてみてください。相手は自分の専門分野について毎日考えている人たちですから、喜んで教えてくれます。

経験を重ねるうちに、ゼロから提案できる力もついていきます。それまでは背伸びせず、素直さを武器にすれば十分です。

企業との面談でよく聞かれる質問

私がこれまで企業と話す中で、ほぼ必ず聞かれる質問は次の3つです。

①このマンガは何ページになりますか?

②料金はいくらですか?

③完成までどれくらいかかりますか?

出版社の場合は先に条件を提示してくれることが多いですが、企業から直接依頼を受けるときは、こちらが答える必要があります。
つまり「見積り」をするのです。

答え方のポイント

・普段から「1ページ描くのにかかる時間」を測っておく
・一般的なアルバイトの時給に換算して料金の参考にする
・逆に「ご予算はおいくらですか?」「いつまでに必要ですか?」と質問してみる

無理な数字を提示すると「それではお願いできません」と断られる可能性もあるので、現実的な答えを準備しておくと安心です。

最後に

何より大切なのは、
「お役に立てるように精いっぱい頑張ります。わからないことは教えてください。」
という気持ちで臨むことです。

この姿勢があれば、必ず良い仕事につながります。
安心して、新しいお仕事に挑戦してみてくださいね。