Case ~大文字・小文字
よく、大文字・小文字を区別せずに検索することを、ignore caseと言ったりする。逆に、区別する場合はcase sensitiveだ。大文字はupper caseで、小文字はlower case。ここで言うcaseという単語は、そのまんまケース(箱)のこと。かつて活版印刷の植字工が、個々の活字を大文字と小文字に分けて別々の箱に入れて管理していたことから、caseが大文字小文字区分そのものを意味するようになったらしい(https://www.collinsdictionary.com/dictionary/english/case#case__5)。
本題。プログラミングでは、関数や変数などをネーミングするときに複数の単語を連結することが多い。その際、英文のように半角スペースで単語を区切ることはできないので、別の方法を使う。よく目にする表記スタイルを集めてみた。それぞれに名前が付いている。
呼称 | 補足 |
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camelCase |
小文字で始めて、単語の区切りを大文字。camelはラクダのこと。 |
PascalCase |
大文字で始めて、単語の区切りも大文字。発案者がTurbo Pascalというpascalコンパイラの開発者だった? |
snake_case |
全部小文字で、単語の区切りはアンダースコア。地を這うヘビ。 |
kebab-case |
全部小文字で、単語の区切りはハイフン。ケバブはトルコ料理で、食材を串刺しにする。chain-case とも(鎖ね)。 |
SCREAMING_SNAKE_CASE |
snake_case の大文字版。叫んでる。定数名に使うことが多い。 |