【社会人に最適】厳選おすすめプログラミングスクール9選｜転職成功のロードマップや選び方についても解説

「今の会社では、大幅な昇給は期待できそうにない」
「不満だらけの現状から脱却し、新しいことに挑戦したい」

そんな思いから、プログラミングを学びたいと考えている社会人の方も多いのではないでしょうか。

プログラミングスキルを身につけるにあたって、スクールへの入会は、効率的なスキルアップが見込めるためおすすめです。

しかし一方で、仕事との両立が課題となるケースも心配ですよね。

そこでこの記事では、社会人の方におすすめのプログラミングスクールを厳選して9社紹介します！

各スクールが選ばれる理由や強みはもちろん「こんな社会人の方におすすめ」「こんな社会人の方には合わないかも」や、具体的なユーザーの声も含めて解説していくので、プログラミングスクール選びの参考にしてください。

社会人が独学よりもプログラミングスクールに通うメリット・デメリット

時間的な制限の多い社会人は、プログラミング学習においても効率性が求められます。プログラミングスクールに通えば、プロが体系化したカリキュラムや適正なサポートを活用して、効率よく学習できるため、一見すると「通わない手はないのでは？」と考えがちです。

しかし、プログラミングスクールの活用は、メリットだけでなくデメリットも存在します。

そこで本章では、プログラミングスクールに通うメリットとデメリット、両方を確認しておきましょう。

メリット1. 体系的なカリキュラムで効率的に学べる

プログラミングスクールでは、プログラミングの基礎から応用まで、体系的に学べるカリキュラムが組まれています。

独学では挫折してしまうような難しい概念も、経験豊富な講師からていねいに教えてもらえるため、短期間で効率的にスキルを習得できます。

メリット2.モチベーションを維持しやすい

どんな学習においても「独学ではモチベーションが続かない」という方、多いのではないでしょうか。

プログラミングスクールでは、ほかの受講生と一緒に学習したり、定期的に進捗状況を確認したりすることで、モチベーションを維持しやすいという点もメリットです。

また、講師からのフィードバックや励ましも、モチベーションアップにつながります。

メリット3.転職のサポートがある

多くのプログラミングスクールでは、転職支援サービスを提供しています。履歴書の書き方や面接対策など、転職活動に必要なサポートが受けられます。

一人ひとりに合ったサポートを受けられるため、スキル習得後はスムーズに転職活動を進められるでしょう。

デメリット1.時間の捻出が大変

社会人にとって、仕事と学習の両立は簡単ではありません。これまで休息や娯楽に使っていた時間の多くを学習に充てる必要があるのです。とくに、通学型のプログラミングスクールに通う場合は、時間割や移動時間も管理する必要があります。

デメリット2.高額な受講料

プログラミングスクールは、一般的に高額な受講料がかかります。マンツーマンレッスンや短期集中型のコースは、さらに高額となるため、費用の捻出に悩む方もいるでしょう。

経済的な負担が大きい場合は、分割払いや利用できる給付金などの制度があるか、事前に確認しておきましょう。

デメリット3.キャリア移行のタイミングが難しい

プログラミングスクールに通う社会人の多くは、ITエンジニアへの転職を視野に入れています。

しかし、スキル習得から転職までのプロセスには不確実性が伴います。自分がスキルを身につけるタイミングと、IT業界の求人状況が必ずしも一致するとは限りません。また、現在の仕事を続けながらスクールに通う場合、学習進度と転職活動のバランスを取るのが難しいケースもあるでしょう。

加えて、希望する企業の採用時期や、自身のスキルレベルが企業の要求に達するタイミングなど、様々な要因がキャリア移行の時期に影響し、結果として、プログラミングスクールでの学習を終えても、すぐに理想的な転職ができない可能性があります。

キャリア移行のタイミングには不確実性が伴うため、空白期間が出ないように学習を進めていても、希望通りにはいかない可能性を考慮しておく必要があります。

プログラミングスクールを選ぶ際に特に重視すべき5つのポイント【社会人向け】

学生と違って時間に制限の多い社会人。

社会人がプログラミングスクールを選ぶ際は、学生以上に「自分に合ったスクールかどうか」を見極める必要があります。

そこでこの章では、プログラミングスクール選択のポイントについて、詳しく解説します。

①目的とスキルレベルに合わせたカリキュラムか

転職、副業、スキルアップなど、プログラミングを学ぶ目的は人それぞれ異なります。また、目的によって、必要なスキルも異なるでしょう。そのほか、プログラミング初心者、経験者など、スキルレベルに合ったカリキュラムが用意されているかも確認しましょう。

（例）

・目的とする言語やフレームワークを学べるか
・初心者向けに基礎から教えてくれるか
・実務経験のある講師がいるか
・ポートフォリオ作成のサポートがあるか

など

②.生活スタイルと学習スタイルが一致しているか

社会人として、会社に勤務しながらプログラミングを学ぶのであれば、生活スタイルに合った学習スタイルを選択しましょう。

プログラミングスクールの学習スタイルはおもに2つ。

・通学型
・オンライン型

通学型とは、指定の施設に通い、対面で講師から指導を受けるスタイルです。疑問点を直接質問できるため、不安の大きい方におすすめです。

オンライン型とは、インターネットを通じて講義を受ける学習スタイルのこと。時間や場所に縛られないので、自分のペースで学習したい方におすすめです。

③サポート体制は充実しているか

学習のカリキュラムと同等に重要となるのが、サポート体制です。

疑問点を解消できる場所、学習の進め方に対する相談など、個別のサポートを受けられるかチェックしておきましょう。転職支援や保障内容、ほかの受講者と交流できる場所なども、妥協できないポイントです。

④受講料と支払い方法に無理はないか

費用対効果を考え、予算内で受講できるコースを選びましょう。一括払い、分割払いなど、自分に合った支払い方法を選択するのがおすすめです。

また、一定の条件を満たす受講者は、給付金制度が利用できます。

経済的な理由で受講を諦めたくない方は、利用できる制度がないか、まずは無料相談で聞いてみるのも一つの手です。

⑤実績と評判はどうか

プログラミングスクールの概要を理解し、気になるスクールが見つかったら、実際に受講した人の口コミや評判も参考にしましょう。転職成功率や転職先情報、企業との連携実績なども参考になります。

ただし、ネット上には真実とは異なる情報、主観に偏った口コミなどもありますので、情報の取捨選択には注意してください。

【社会人】プログラミングスクール選び3つの注意点

プログラミングスクールを選ぶ際、注意したい点もいくつか存在します。

「こんなはずじゃなかった」と落胆しないためにも、ぜひ細かい点まで確認してください。

注意点1.講師の質

講師の質は、学習の成果を大きく左右する重要な要素です。

特に以下の点をチェックしておきましょう。

注意点2.転職保証の内容や年齢制限

転職保証をうたっているプログラミングスクールもありますが、詳しい内容のチェックが必要です。

注意点3.給付金の対象か

プログラミングスクールによっては、国の支援制度である「教育訓練給付金制度」や「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業による補助金」の対象となる場合があります。

給付金制度を利用できれば、受講料の一部を国から支給してもらえる為、大幅に出費をおさえられます。

対象となるコースや給付条件などを確認してみましょう。

社会人の方が利用できる可能性のある給付金制度については、後の章で詳しく解説します。

【厳選！】社会人向けプログラミングスクールのおすすめ9選

プログラミングスキルを効率的に身につけたい社会人の方に向けて、現在数多くのスクールが提供されています。

本章では、その中から厳選したおすすめの9校を紹介していきます。各スクールの特徴や学習スタイルを比較し、自分に合ったスクール選びの参考にしてください。

また、記載している情報については2024年10月現在のものであり、更新される可能性があるため、最新の情報は公式サイトや関係機関にてご確認ください。

社会人のスクール選びで押さえるべき項目を、独自調査により評価し、各スクールの紹介時にまとめています。ぜひご自分に合ったスクール探しのヒントとしてお役立てください。

DMM WEBCAMP｜現役エンジニア指導×600社以上の提携企業で転職成功率98.8%

出典：DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPが選ばれる理由

「DMM WEBCAMP」は、DMMグループが運営するプログラミングスクールです。

未経験からエンジニアを目指す方への転職支援に力を入れており、転職成功率は98.8％。質問回数は制限なし。

さらに、600社以上の企業と提携しているため、転職しやすい環境が整っています。現役エンジニアによるマンツーマン指導や、無制限の質問対応サポートなど、初心者でも安心の手厚さが特徴です。

【DMM WEBCAMPの特徴まとめ】

SNSでの口コミ

引用：https://x.com/engr_sng/status/1625502246640451586

TECH CAMP（テックキャンプ）｜最短10週間で即戦力エンジニアに！転職成功率98%

出典：TECH CAMP

TECH CAMPが選ばれる理由

「TECH CAMP」は、未経験からエンジニアへのキャリアチェンジを目指せるプログラミングスクールです。プログラミング講師、ライフコーチ、キャリアアドバイザー、計3人のメンターが、それぞれの立場から学習や転職をサポート。学習に躓いたとき、モチベーションが下がったときなどに、挫折を防いでくれます。

また、実務と同等の環境で開発経験を積めたり、オリジナルアプリの開発からリリースまで経験できたりする実践的なカリキュラムも人気です。

最短10週間の超短期間で、幅広い言語やフレームワークを学習できます。

早く結果を出したい人、転職先で即戦力になりたい人におすすめのプログラミングスクールです。

【TECH CAMPの特徴まとめ】

SNSでの口コミ

引用：https://x.com/yuukitechcamp/status/1836855504938881269

POTEPAN CAMP（ポテパンキャンプ）｜完全オンライン×実践的な自走学習でWeb開発企業の内定率100%

出典：ポテパンキャンプ

ポテパンキャンプが選ばれる理由

「ポテパンキャンプ」は、Webエンジニアに特化したオンラインプログラミングスクールです。

AIを活用した学習システムにより、学習効率を最大化し、一人ひとりに合わせた学習プランを提供してます。とくにRuby on RailsというWebアプリケーションフレームワークを用いた開発に力を入れており、実践的なスキルを習得したい方におすすめです。

カリキュラムには、2ヶ月間にわたる模擬開発があり、現場レベルのプログラミングスキルが習得可能。これにより受講生の自走力が高まるため、Web開発企業への内定率は脅威の100％を記録しています。

プログラミングスクール卒業後の就職先は、主にSES企業、受託制作会社、自社開発企業の3種類に別れますが、最も難易度が高く人気なのが自社開発企業への就職です。ポテパンキャンプでは自社開発企業への就職実績がもっとも豊富であるため、本気で学び、開発企業を目指したい方におすすめです。

【ポテパンキャンプの特徴まとめ】

SNSでの口コミ

引用：https://x.com/YuKo_potepan/status/1817862266999783807

RUNTEQ｜1000時間で現場レベルのWebエンジニアへ！AI活用で学習効率最大化

出典：RUNTEQ

RUNTEQが選ばれる理由

「RUNTEQ」は、1000時間で現場レベルのWebエンジニアを目指すプログラミングスクールです。未経験からでも、短期間でWebエンジニアとして活躍できるよう、独自のカリキュラムが設計されています。カリキュラムは、RUNTEQ式短期成長メソッドを導入し、無理なく自然に成長できます。

また、RUNTEQには、指導力だけでなく実力を兼ね備えた信頼できるエンジニアが多数在籍。経験豊富な講師が、現場目線でのアドバイスや考え方を提示してくれます。

さらに、AIを活用した自動チェックシステムにより、受講生が書いたプログラムをチェックする「レビュー待ち時間」が大幅に削減されています。限りある時間を有効活用できるため、忙しい社会人におすすめのプログラミングスクールです。

【RUNTEQの特徴まとめ】

SNSでの口コミ

引用：https://x.com/TWI_yuzu_TTER/status/1837467626982764788

COACH TECH｜｜Webアプリ開発案件保証×現役エンジニア指導が魅力！

出典：COACH TECH

COACH TECHが選ばれる理由

「COACH TECH」は、プログラミング未経験者でも、最短1年でフリーランスエンジニアを目指せるプログラミングスクールです。企業から実際に受注したWebアプリケーション開発案件に携わり、実践的なスキルを習得できます。

専属コーチが週1回、個別面談をおこない、学習の進捗状況や現状の課題をヒアリング。フィードバックとともに、1週間の学習計画を作成し、一人ひとりのペースに合わせて指導してくれます。

案件獲得、ポートフォリオ添削、企業紹介など、フリーランスとして成功するために必要なサポートが受けられる点も好評です。

【COACH TECHの特徴まとめ】

SNSでの口コミ

引用：https://x.com/YY_kotetsu/status/1355854217886408705

SAMURAI ENGINEER（侍エンジニア）｜日本初マンツーマン専門×オーダーメイドカリキュラムで挫折率激低！

出典：侍エンジニア

侍エンジニアが選ばれる理由

「侍エンジニア」は、日本初のマンツーマン専門プログラミングスクールとして、プログラミング学習の新しいスタンダードを築いています。

オーダーメイドのマンツーマンレッスンで、スキルレベルや目標に合わせて、専属の講師がカリキュラムを作成。

自分に合ったペースで学習を進めていくことができます。

【侍エンジニアの特徴まとめ】

SNSでの口コミ

引用：https://x.com/vp8629/status/1833702312004780526

TECH Academy（テックアカデミー）｜副業に強み！自分のペースでプログラミングが学べるオンラインスクール

出典：TECH Academy

TechAcademyが選ばれる理由

「TechAcademy」は、副業に強いオンライン完結型のプログラミングスクールです。現役エンジニアによるマンツーマン指導を受けながら、自分のペースでプログラミングを学習できます。

また、副業としてプログラミングを始めたい方にもおすすめ。副業を始めるにあたって必要なスキルや、案件獲得のノウハウを効率的に習得できます。

Web開発、アプリ開発、AI、データサイエンスなど、幅広い分野のコースが用意されており、希望に合ったコース選択で効率的にスキルアップを目指せます。

【TechAcademyの特徴まとめ】

SNSでの口コミ

引用：https://x.com/nekokkedayo/status/1821876356495389084

Code Camp（コードキャンプ）｜現役エンジニアによる完全マンツーマン指導で満足度97.4%

出典：Code Camp

CodeCampが選ばれる理由

「CodeCamp」は、完全オンラインのマンツーマンレッスンに特化したプログラミングスクールです。現役エンジニアが一人ひとりに寄り添い、目標達成をサポートしてくれます。

また、年中無休でレッスンを開講しているため、学習できる時間に制限のある方も安心です。質の高い講師が、受講生それぞれのスキルレベルや目標に合わせて、カリキュラムを柔軟に設計してくれます。

マンツーマン指導に対する満足度は97.4％と高水準。完全未経験の方でも、受講期間を完走し、転職を成功させられるでしょう。

【CodeCampの特徴まとめ】

SNSでの口コミ

引用：https://x.com/tomato20433575/status/1683371460159746051

TECH I.S.（テックアイエス）｜実践的スキルを習得×5分以内の質問対応でモヤモヤしない！

出典：TECH I.S.

TECH I.S.が選ばれる理由

「TECH I.S.」は、挫折させないマンツーマン指導と、現役Webエンジニアによる実践的な指導が特徴のプログラミングスクールです。

転職・副業・フリーランスといった多様なキャリアチェンジを支援し、確実にスキルアップできる環境を提供しています。

疑問点は5分以内に対応してもらえるため、スピーディーに解決できます。

【TECH I.S.の特徴まとめ】

SNSでの口コミ

引用：https://x.com/piii___0306/status/1824437103243170214

社会人がプログラミングを学ぶ上で得られる可能性のある給付金

社会人がプログラミングを学び、キャリアアップを目指す際、コスト負担を軽減できる制度があります。

ここでは、代表的な2つの給付金制度についてご紹介します。

教育訓練給付金制度

教育訓練給付金制度は、働く人が自己啓発やスキルアップのために受講した教育訓練の費用の一部が、国から支給される制度です。

受講費用の最大70%が支給されます。

プログラミングスクールだけでなく、多種多様な講座が対象です。

更に、令和6年10月1日以降の受講に関しては、既存の給付額に追加して、訓練修了後の賃金が受講開始前の賃金と比較して5%以上上昇した場合、訓練費用の10%（上限年間8万円）が追加支給される制度の拡充が実施されました。ただし、一定の条件を満たした社会人限定です。

また、受講する講座の内容や受講期間によって支給額は異なります。申請手続きがやや複雑なため、事前にハローワークや無料カウンセリングなどで相談しておきましょう。

参照：教育訓練給付制度｜厚生労働省

参照：令和６年10月から教育訓練給付金を拡充します｜厚生労働省

リスキリング支援事業

リスキリング支援事業は、新たなスキルを習得し、再就職や転職を促進するための支援策です。

リスキリング講座の受講を修了した場合、受講費用の一部がキャッシュバックされます。

引用：https://careerup.reskilling.go.jp/worker/

参照：リスキリング支援事業｜経済産業省

社会人向けプログラミングスクールで学べること

プログラミング言語

プログラミングスクールではおもに、コンピュータの仕組みやプログラミング言語を学びます。プログラミング言語とは、人間がコンピュータに命令を伝えるための言語です。

チーム開発スキル

スクールによっては、基本的なプログラミング言語に加え、アジャイル開発やスクラムなどのソフトウェア開発手法や、チームでの共同開発を支援するツール（Github、Jira、Trelloなど）の使い方を学べます。

就職や独立をした際の実務では、チーム開発スキルが必須になりますし、昨今では必ずと言って良いほど採用側が最低限確認する要素です。

データベーススキル

データベースの知識は、システムやアプリを作る上で必要です。SQLというデータベース専用言語の使い方だけでなく、データベース設計や最適化を学ぶことで、転職時に即戦力として評価してもらいやすくなります。データを扱う職種全般で必須のスキルです。

テスト・デバッグスキル

テストやデバッグは、プログラムに問題がないか確認する作業です。自動テストや小さなテストを使ってバグを防ぎ、信頼性の高いコードを作れます。転職では、ミスが少ない開発者として評価され、独立後も信頼されるサービス提供につながります。

自走力

システムやアプリ開発者として実は最も重要なのがこのスキルです。熟練のプログラマでも、開発に必要な知識すべてを持っているということはほとんどなく、都度「自分で調べる」ことを繰り返しています。

プログラミング言語は短いスパンでアップデートが入るため、1年前のコードが古くなるといったこともありますし、企業によって開発ルールも異なるため、開発の環境に合わせて常に情報をキャッチアップする必要があるからです。

基礎的な「目にみえるスキル」を学ぶだけでなく、その基礎を学んだ上で、さらに未知の問題を自分で解決する。それを自然とできるようになることがプログラマとしてキャリアを積むために最も重要なのです。

ただ、この自走力に関しては、必ずしもスクールの講師が育ててくれるとは限りません。スクールで学ぶ際には、自ら常に「自分で解決できているか」「わからないことをうまく質問できているか」を意識しながら、このスキルを身につけていくことが必要です。

具体的なキャリアチェンジ成功までのロードマップ

キャリアチェンジを成功させるためには、綿密な計画と実行が重要です。

モチベーションを維持し、周囲のサポートを頼りながら、継続的に学習を進めましょう。

Step1.キャリアチェンジの目標を設定する

まず、現状の自分と目指すキャリアのギャップを明確にし、具体的な目標を設定しましょう。

目標設定では「SMARTの原則」を意識し、達成可能な具体的な目標を設定するのがおすすめの方法です。

プログラミング学習で言えば、例えば以下の様なイメージです。

・Specific（具体性）：「プログラマーになる」ではなく「Webアプリケーション開発者になる」など
・Measurable（計量性）：「1年以内に3つのWebアプリを開発し、ポートフォリオに追加する」など
・Achievable（達成可能性）：現在のスキルや時間的制約を考慮して設定
・Relevant（関連性）：キャリアチェンジの目的に沿っているか
・Time-related（期限）：「2年以内にプログラマーとして転職する」など

このように、具体的な目標を設定することで、明確な道筋が見えやすくなる上、進捗も可視化できることで、成長の実感やモチベーションの維持がしやすくなります。

また、目標が明確になることで

・Web開発の企業に入ってプロダクトを開発したい＞＞web開発の言語を学んだり、今使われている言語を学ぶ
・安定した職を得たい＞＞求人数の多い言語を調べて学ぶ

と言ったように、必要なスキルや言語も明確にできます。

Step2.必要なスキル・知識の習得

キャリアチェンジの目標が定まったら、次は必要なスキルと知識を効率的に習得することが重要です。

社会人がプログラミングを学ぶ際の効果的な学習方法としては「本記事で紹介した内容を参考にプログラミングスクールに通う」方法に加えて、オンライン学習プラットフォームの活用やメンターサービスといった「独学」が代表的です。

プログラミングスクールを選ぶ場合は、Step1で設定した目標から逆算して、自分に合ったスクールを選ぶことが必要です。

本記事で紹介したスクールは厳選しており、いずれも素晴らしいスクールですが、それぞれの特徴や強みが存在します。これらと自分の持つ明確な目標を掛け合わせることで、最適なスクールを見つけてみてください。

また、独学を選択する場合は、学習につまずいた際や疑問点が浮上した際に、直接メンターから指導が受けられる「MENTA」などのメンターサービスがおすすめです。プログラミングは、小さな疑問を無視したことで、後々大きなトラブルやエラーに直結してしまうことも少なくありません。

例え独学でも、メンターサービスなどを利用して、つまずきや疑問をすぐに解消できる環境を構築することで、心理的な不安やストレスも小さくなり、学習が継続しやすくなるでしょう。

Step3.ポートフォリオを作成して転職活動に臨む

プログラミングの基礎を学んだら、実践へと移ります。

個人でWebサイトやアプリを開発したり、スクールでの課題に挑戦しましょう。

この際、ありがちなポートフォリオではなく、転職活動時に評価されやすい、効果的なポートフォリオ作成を進めるために意識したい点は以下の通りです。

このように、付加価値を加えたポートフォリオを作成しておくことで、周りの求職者と差別化でき、自分のスキルをアピールできます。

また、スクールによっては、面接対策を実施してくれますので、初心に返ったつもりで練習を重ねましょう。

【社会人】プログラミングスクールに通う時間割の具体例

社会人の方がもっとも気になるのは、学習時間の捻出や時間割ではないでしょうか。

とくに、時間に融通の利かない職種でも無理なく学べるのか気になりますよね。

そこで、通学型とオンライン型のプログラミングスクール、それぞれでの具体的な時間割例と、生活とのバランスを取るためのヒントをご紹介します。

通学制プログラミングスクールの例

通学制のプログラミングスクールでは、決まった時間にスクールに出向き、授業を受ける必要があります。

そのため、スクールで決められた時間割に合わせた行動が基本です。

・平日夜間コース：仕事終わりに週2〜3回、2〜3時間程度の授業を受ける。
・週末集中コース:：土日を利用して、1日4〜8時間程度の授業を受ける。

仕事と両立するコツは、スケジュール管理です。

1週間のスケジュールを立て、学習時間、睡眠時間、仕事の時間、プライベートの時間などをバランスよく配分しましょう。

時間管理やモチベーション維持に不安を感じている方は、メンターによるサポート体制が整っているプログラミングスクールを検討するのがおすすめです。

オンラインプログラミングスクールの例

オンラインのプログラミングスクールでは、自分のペースで学習を進められます。

おもな時間の使い方の例は、以下の通りです。

・平日夜間：仕事が終わってから1〜2時間/毎日
・週末：6～8時間/日
・その他：通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用

時間や場所を選ばず学習できる反面、自己管理能力が問われます。

オンとオフを切り替える、少しの時間もムダにしないなど、強い意志で学習意欲を継続させましょう。

まとめ：自分に合ったスクール選びが今後の成長スピードを左右する

プログラミングスクールに通い、需要の高いスキルを身につけると、可能性は大きく広がります。

この記事では、プログラミングスクールを選ぶ上での注意点や、おすすめのスクールなどを紹介しました。

本記事を参考に、まずは気になるスクールの無料相談や体験レッスンを受けてみましょう。

仕事と学習の両立について、具体的にイメージできるまで質問しておくと、入会後の学習もスムーズに進められますよ！