英語をどのように学ぶかは英語を習得する上で非常に重要なことです。

なかでも、どのような指導者から学ぶかというのはとても大切になってきます。

その中で質問としてよくあがるのが、英語をネイティブから学ぶべきか?日本人から学ぶべきか?というものです。

本記事では、どちらから学ぶほうが効率的なのか等詳細に説明していきたいと思います。
 
本記事で学べること
 
① ネイティブと日本人どちらから学ぶべきか
 
② 理想的な指導者の3つの条件

 
英語の学び方ー日本人から?ネイティブから?
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こういう2択の選択をみた時に、なんで片方しか選んではいけないのかといつも不思議でありません。

そもそもネイティブから学ぶ方が日本人から学ぶより100%良いならこんな論争なんて起きていません。

また逆もしかりです。

ずっとこの論争が続いているのは、どちらから学ぶにしてもある一定の成果がでているからに過ぎません。

つまりどちらかが絶対的に間違っているわけでもなく、どちらが絶対的に正しいということでもありません。

「それじゃ答えになってない!」と怒られるかもしれませんが、それが事実であって、この論争がなくなることも今後もないはずです。

英語の学び方ーレベルに応じた指導者をつける必要性

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ただ、学習者のレベルに応じてどちらから学んだ方が適切かということはあると考えています。

また学習者がどのような状況にいるかによってもその答えは変わってきます。

例えば、成人の初心者の学習者であれば、ネイティブから学ぶことは無駄ではありませんが、あまり効果的だとはいえません。

初心者の方はまず文法事項を頭に入れなければいけません。

文法に関する説明を英語で聞いて文法について理解できなければ無駄な時間になってしまいます。

例え少し英語に耳が慣れたとしてもそれでは遠回りと言わざるをえません。

逆にある程度英語の力のある人でニュアンスの違いが知りたい場合などは、ネイティブから学んだほうがいいです。

ただ、日本に住んでいて忙しい状況の中では、日本人から学んだほうが効果的だといわざるをえません。

しかし、ここで問題になるのは「どのような日本人」かということです。

英語ができる日本人であればそれでよいかというとそれだけでは十分ではありません。

英語の学び方ー理想的な指導者の条件
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一番理想的な日本人は、「日本で育ち自ら英語学習の壁を乗り越え、第二言語習得の知識を持ち合わせていて、英語力がネイティブに近い」という人でしょう。

「日本育ちで英語学習の壁を乗り越えている」日本人

 
まず、「日本で育ち自ら英語学習の壁を乗り越えている」という部分についてです。

どのような壁に気をつけて勉強すればよいかなどが当事者目線に限りなく近いところで指導できる。

これは日本人英語学習者を指導する上で非常に優れたストロングポイントになります。

海外育ちの人や帰国子女の人は小さい時に自然と英語を身につけた場合がほとんどです。

どのようなところで英語学習者がつまずくのかを知ることは難しいと言わざるをえません。

これは私達が日本語を外国人に教えることを考えると分かります。

私達は日本で生まれ日本語が完璧に話せていても、外国人のひとがどのような文法やどのような日本語の構造でつまずくかの理解はこんなんです。

理由は簡単で語学として日本語を学んだことがないからです。

そういった点で語学としての英語を学習し自らの力で英語力を伸ばした方に指導してもらうことは1つの大きなメリットです。

「第二言語の知識を持っている」日本人
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また、「第二言語習得の知識を持っている」ということも学習者が学ぶ上では非常に大切なポイントになってきます。

もちろんどんな学習者でも英語だけの環境で生活していれば英語力がつくのは当たり前といえば当たり前です。

しかし、多くの日本人の方は日本にいながら少ない時間のなかで英語学習を進めていかなければいけません。

つまり最も効率のよい方法で英語を習得していく必要があるということです。

そこで必須なのが、第二言語習得論に基づく英語学習です。

第二言語習得論に基づく学習では科学的データによって実証された方法が使用されています。

つまり、かなり効率的に学習を進めていくことができます。

また、学習者のレベルに応じて第二言語習得論から最適の学習方法を割り出してスムーズに学習順序を決めていくことが出来ます。

この知識を有している日本人から学ぶことは最大のメリットとなるでしょう。
 
「英語力がネイティブに近い」日本人
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最後に「英語力がネイティブ」に近いという部分です。

やはり日本人育ちで英語学習をしているとどうしても発音やアクセントに難がある指導者が多いです。

その典型が英語の文法や単語の知識は誰よりも有しているのにいざ話してみると片言の英語のようになってしまう人です。

やはり、実践的で使える英語を学びたい日本人が多いです。

学習者の発音やイントネーションなどを矯正できる程度の英語力をもった日本人の方がよいでしょう。

上記の3つを持ち合わせている日本人から学ぶことが最強だということです。

ただ、ネイティブや帰国子女の方でも「第二言語習得論の知識を有していて、多言語を学んだ経験があり、さらに日本語がペラペラに話せる」人であれば、こちらも最強の指導者といえることでしょう。
 
英語の学び方「まとめ」
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冒頭で述べたようにネイティブから学ぶべきか、日本人から学ぶべきかの問に絶対的な答えはありません。

また、その問に答えることはあまり重要ではありません。

極論はどっちでもいいわけです。

それよりも100倍大切なことは、上記で述べた以下の2点です。
 
自分のレベルに応じた指導方法をしてくれる人
 
言語習得の壁を乗り越え、第二言語習得の知識を有し、ネイティブにできるだけ近いレベルの人

これらの人から学習することによって、何倍も速く効率的に英語力をつけて成長していくことが可能になるでしょう。