Web全盛の時代だから見直したい、オフラインエリアマーケティングについて
日々、筋肉痛に筋肉痛を塗り重ねておりまして「いつ回復するのか分らない」絶望的なループに入っております
#アラサーでこれって事はこの先どうなる
“あなたよりあなたごと”
エコノミック作家の木場 晏門です。
今日もエコノミック戦略の一環として、オフラインマーケティングの話をしようと思います。
今だからこそ、見つめ直したい。オフラインマーケティング活用
昨今、Webマーケティングに関する情報発信が増え、どこで調べても、ビジネス関連のメディアを見ても、出てくるメジャーテーマとなりました。
そんな中で、私が日頃さまざまなお仕事に携わっていて感じる事がありまして、
オフラインマーケティング弱い人がすごく多い という事です。
Web戦略はもはや必須なので、ほぼ必ず手を付ける戦略ではあるのですが、元々の事業モデルがオンライン仕様の場合は、オフライン戦略を実行する機会があまりないんです。
このご時世ですので、そもそもオフライン戦略の制約たるや相当なものなのですが、オンラインに移行しすぎた結果、オフライン戦略がおざなりになるのは、ビジネスマンとしても、作家としても危ういなあと思っています。
派手ではないが、最近刺激を受けたオフラインマーケティング戦略
なのでというわけではないのですが、エコノミック作家である私としては、経済化するためのアプローチは手広く持つスタンスを推進したいので、オフライン戦略の事例などをしっかりお伝えしていきます。
今回取り上げたいのが、日本国内外300余りの企業で構成される大手流通グループ「イオングループ」さんです。
【本題】イオンショッピングモールというビジネスモデルの構成要素の分解
今回のテーマを順を追って整理するとこんなかたち。
① ものを売るのであれば、それを買って消費した時には、ゴミが出る。 ↓ ② ゴミに関わる“理由”をイオンに結びつければ、また客足はイオンに向く。 ↓ ③ イオンの敷地内に、ゴミを入れるとポイントがもらえる回収ブースを開発する ↓ ④ ゴミを捨てにまたイオンにやってくる
補足すると、この④の凄さというところで、
ポイントが貯まるだけでなく、ゴミをリサイクルに出せる地域貢献心もくすぐられますし、ついでにまた買い物できるというところがミソでしょう。※ 貯まるのはWAONポイント
この当たり前の要素に着目したあたりが、イオンショッピングモールが主婦層に強く刺さっている点の1つです。
1つ1つは弱くても、これらの要素が合わされば、行動原理としては十分。
これは十分な集客戦略になっていますし、一度仕組みができてしまえば、この施策での純粋なランニングコストはかなり低いです。
AEONリサイクルステーションの事例から学ぶ
今回の事例から特に20代〜30代半ばの私たちが気づかなければいけないのは
自分の世代では、まだポイントに対する価値観が薄い傾向にあるという事。 ペルソナによって、心情をアジャストできないと、マトを射た戦略を立てることはできません。
また、地域貢献に対する認識にもずれがあるかもしれません。
「今の自分にできることの探し方」がイノベーティブだったりクリエイティブなマインドになってしまいませんか? ですが、一般消費者の地域貢献にはそれ同等の価値があるんです。
という事はつまり
自分が成長し、前へ進み、知識と経験が増えるほど、一般消費者(大衆)の感覚からは離れていってしまうということは、肝に銘じる必要があるという事です。
大衆感覚から離れそうになればなるほど、それを届ける相手、つまり一般消費者の気持ちに触れる機会を、持ち続けなければいけないんです。
なんて事ない買い物すらも、夫婦で出向けばささやかなイベントの1つだったりするものです。
そういった繊細な感覚も大切にしないといけませんよね。 派手さや奇抜さに騙されてはならない。
人が表面的に求めているものだけではなく、 人が半ば諦め、悟りながらも期待したいことや、 見栄っ張りとか、自己洗脳とかではなく、純粋に細やかな幸せを大切にする
そういった人の心情にもフォーカスできる暖かい自分でも、あり続けたい。
人の繊細なニーズや心の声を聞き逃さない自分でありたいと思わされたオフライン戦略でした!