未経験から始めるWeb制作業界:案件を取りたければ、業界の構造から学ぼう
近年、本当に未経験からWeb業界を目指す方が増えました。
もちろん、誰もが最初は未経験なので、それ自体は悪いことではありません。
ただ、異業種から「Web業界」への異業種転職を希望する人が増えているのが気になります。
もちろん異業種転職も問題があるわけではないのですが、ある程度元の業界でスキル積み重ねてきたのに、それを捨てて異業種に転職するということは、相当の覚悟が必要です。
その割には軽い気持ちで転職しようとしたりスキルを身につける勉強を始める人が多い気がしています。
このナレッジでは、異業種から未経験で転職を成功させるために、最低限のWeb業界の構造を知っていておいてもらおうという主旨で執筆するものです。
Web業界とは
Web業界というと、なんとなくホームページ作ったり、スマホアプリを作ったりするイメージがあるかも知れません。それは間違いではありませんが、的確な表現とも言えないです。
まずWeb業界という括りで言うと、Webを生業としそれを主たる事業としてビジネスを行なっている会社、ということになるでしょう。
クライアントから依頼されてホームページを作るWeb制作会社や、クライアントから依頼されてスマホアプリを作るWebシステム会社などが当てはまります。
ただ、Webを生業にしていない会社でもWebを事業で活用していたり、Webシステム会社じゃなくても、自社でスマホアプリを開発して運用している企業などもあります。
こういう会社は便宜上、事業会社と呼ばれ、自社の中にデザイナーやエンジニアを雇って抱える形の企業です。厳密に言えばWeb業界の会社ではありませんが、職業としてはこういう働き方もある、ということです。ちなみに、このような形態で働くことを「インハウス」と呼びます。
Web制作とWebシステム開発の違い
Web業界に転職したい人の間で、あまり違いが分かってない人が多いのですが、この2つってどう違うのでしょうか?
これも確固たる定義はないのですが、Web制作=ホームページやLP、静的なコンテンツの作成を中心とする業のことです。
Webシステム開発は、Webの技術を使ったシステム開発となります。ここでいうシステム開発とは、ブラウザを通してデータを取得したり書き込んだり、更新したり削除したりできる仕組みのことになります。
Web制作もCMSなど、システム要素が絡んだり、フロントエンドのプログラミングなど、システム開発に近い業務もあります。プログラミングの有無でWeb制作かWebシステム開発かを判断するのは難しいですね。
ちなみに、Web制作もWebシステム開発も両方の要素を兼ね備える制作会社もたくさんあります。
未経験からの転職でどちらを目指すか
さて、未経験から異業種転職を考えている方は、Web制作とWebシステム開発、どちらを目指しますか?
今後の記事では、この2つの業種をさらに深掘りしたり、それぞれの職種や、プロダクションとインハウスの違いなどについても紹介する予定です!
追記
次の記事を書きました!