制度を運用にのせるためには?(風土とセットで考えること)(書籍:チームのことだけ、考えた/サイボウズ 青野さん)
書籍:チームのことだけ、考えたからの学び
制度が運用にのらないのはなぜか?
- せっかく良い制度を作ったとしても、運用にのらないのは、風土(=働く人の価値観)とアンマッチだから
- ここで指す価値観は「組織において何を大事にするかという判断基準」のこと
制度の目的通りに運用させるには?
- 目的を言語化し、制度が目的のために運用されない場合には廃止することを全社員に伝えた
制度の目的と全社の理想の関係
- どのような制度であっても、全て組織全体の長期的な理想に結びつけるべき
- たとえば、サイボウズでは部活動支援制度の目的を「福利厚生」という言葉で片付けたくないと考えた。サイボウズにおける部活動支援の目的は「サイボウズはメンバーが増えて、部門間でコミュニケーションする機会が減っています。他部門に知り合いがいて、気軽に相談できる環境があれば、業務の効率は高まります。部門間コミュニケーションの活性化のために部活動を支援します。」
- サイボウズでは目的に沿っていれば、何部でも構わない。その目的は組織全体の理想に貢献するものでなければならない。
共感してもらえる制度づくりとは?
- 制度づくりのプロセスを可視化する。さらに、プロセスを公開し誰でも参照可能な状態とする。
- 多くのメンバーが目的や内容について自分ごと化しているので、制度が実際に運用される際に反発を招く可能性が低い。