チームのやる気を引き出す(書籍:英国海兵隊に学ぶ最強組織の作り方)
今日は、リーダーが直面する問題について、『英国海兵隊に学ぶ 最強組織のつくり方』という書籍を参考にしながら考えてみたいと思います。
リーダーの悩み
- 会社の方針はわかっているし、上司の指示にも納得している。だけど、チーム内の部下たちの動きが鈍い。やる気も今ひとつ見えてこない
ミッションリーダーシップの活用
- まず、チームのやる気を引き出すためには、ミッションリーダーシップの原則を活用することが重要です。これは、従業員により多くの権限と責任を委譲することにより、彼らの自主性と創造性を促進するマネジメントスタイルです。具体的には、チームメンバーに明確な目標を設定し、その達成方法については彼らに自由に考えさせるようにしましょう。このアプローチにより、部下たちは自分の仕事に対してより強い責任感と所有感を持つようになります。
ASPIREモデルの導入
- 次に、ASPIREモデルをチーム運営に取り入れることで、リーダーシップの効果を高めることができます。このモデルは、目的(Aim)、状況(Situation)、計画(Plan)、インスピレーション(Inspire)、強化(Reinforce)、評価(Evaluate)の各段階を通じて、リーダーシップを発揮します。たとえば、目的を明確にし、チームの現状を理解した上で、実現可能な計画を立てます。そして、チームをインスピレーションするためにビジョンを共有し、目標達成に向けての行動を強化し、定期的に進捗を評価することが含まれます。このプロセスを通じて、リーダーはチームのやる気を引き出し、成果を最大化することができます。
まとめ
- リーダーとして部下のやる気を引き出すためには、ミッションリーダーシップの原則を活用し、ASPIREモデルを適用することが効果的です。これにより、チームメンバーは自己主導で目標に向かって努力し、より高い成果を達成することが可能になります。常にチームの動機付けと成長を支援することが、リーダーとしての最大の責任であり、同時に最大の喜びでもあるのです。