Java × Spring バイブコーディング

初心者向けプロトタイプ提案書（PoC案）

1. 背景・目的

近年、生成AIを活用した「バイブコーディング（AI補助開発）」が注目されています。
Spring Boot は Java 初心者でも扱いやすく、AI との相性がよいため、短期間でのプロトタイプ開発が可能です。

本提案書では、AI を活用した Spring Boot のプロトタイプ（PoC）の構築案を示します。

2. プロトタイプ（PoC）のゴール

• Java/Spring の基本構造を理解する
• AI（ChatGPT/GitHub Copilot）で実装スピードを向上
• 最小構成の CRUD API を実装
• DB（H2 または MySQL）との連携
• 将来的に認証/ログ/外部連携にも拡張可能

3. 想定アプリ概要：ユーザー管理API

実装機能（CRUD）

使用技術スタック

• Java 17+
• Spring Boot 3.x
• Spring Web / Spring Data JPA
• H2 DB（PoC）または MySQL
• Lombok
• Build Tool: Maven or Gradle
• バイブコーディング（AI補助）

4. アーキテクチャ概要

Client（curl / Postman）
↓
Spring Boot API
├─ Controller
├─ Service
└─ Repository (JPA)
↓
Database（H2 / MySQL）

yaml
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5. 開発ステップ（AI活用前提）

Step 1: Spring Initializrでプロジェクト作成

• AI に Dependency の組み合わせ相談も可能

Step 2: Entity / DTO 作成

• AI に以下を依頼
  「User エンティティ（id, name, email）をJavaで作成して」

Step 3: Repository 作成

• JpaRepository<User, Long> を AI に生成させる

Step 4: Service / Controller 実装

• CRUD 処理を AI に記述させる
  例：「Spring Boot の User CRUD Controller コードを書いて」

Step 5: 動作確認

• Postman / curl
• エラー発生時も AI にログをそのまま投げて解析を依頼

Step 6: リファクタリング

• バリデーション追加
• 例外ハンドリング（@ControllerAdvice）

6. AI活用ポイント

7. PoC成果物

• Spring Boot プロジェクト一式
• CRUD API 動作デモ
• API仕様書（OpenAPI/Swagger）
• ER図（AI生成）
• AI利用ログおよび再現手順書

8. 想定スケジュール

9. 今後の拡張案

• JWT認証 / OAuth2（Spring Security）
• ファイルアップロード
• メール送信
• 外部API連携
• Docker対応
• AWS/GCP/Azure への展開
• 管理画面の追加（React/Vue）

10. まとめ

本プロトタイプでは、
「AI を使えば、Java/Spring の初心者でも短期間でAPIを構築できる」
ことを検証することを目的としています。

生成AIを積極的に利用することで、学習効率と開発スピードの大幅な向上が期待できます。