私が最初から広告代理店の利用をオススメしない3つの理由

Webマーケティングをやってきて、最初から広告代理店を利用した広告運用はオススメしない3つの理由を解説します。
Web広告は全然わからないし、とりあえず広告代理店に頼んで始めてみようと思っている方にぜひ読んでいただきたいです。

まずこのナレッジは、広告代理店を否定しているわけではありません。
私自身も広告代理店とのお付き合いで大きく成果を出した経験もあります。

ただ成果を出すためには、広告代理店の運用者とある程度対等に話し合いができ、こういうのはどうですか?という会話ができることが必須条件だと思っています。
その理由をお読みいただき、まずは自分で勉強してやってみよう!という方が一人でも増えれば良いなと思います。

理由1 任せっきりで放置になってしまい成果が出ない

広告代理店を使っている会社さんで、放置状態になっていて全然成果が出ていないということは本当によくあります。
この原因は、依頼している本人がWeb広告についてわからず、なんとなく提案されるままに出稿しているということ。
広告代理店とやりとりをする担当者が、それぞれの広告媒体で、どんなメニューがありどんな特徴があるかを知っておかないと、成果が出ないままずっと広告費が垂れ流しになってしまいます。

理由2 そもそも広告代理店に任せるほど大変じゃないことも多い

もし広告予算が月に数十万円程度であれば、運用に使う時間はそこまで多くありません。
1日の予算が1~2万円程度だと、できることも結構限られます。
実際に運用してみないとどのくらい工数がかかるのかわからないため、出稿業務を依頼する運用費が本当に適正かどうかの判断がつきません。
まずは実際に自分で運用してみて、指示するだけで自分は他の業務に専念したい!と思ってから広告代理店の導入を検討するのが理想的です。

理由3 自分でやった方が必死になれる

広告代理店はあくまでも代理店。自分のお金で運用しているわけではありません。
会社のお金を使っているんだから、成果を出さないとヤバい!と思っている人の方が、必死になって運用しますし成果にコミットできるのは間違いありません。
確かに広告代理店の運用者の方が知見も豊富です。
ただ、代理店の運用者は10社〜30社の広告を同時に運用しています。
毎日自分の会社だけの運用成績と睨めっこして、必死にPDCAを回して運用する方がよっぽど成果が出やすいです。

広告代理店の良いところとは?

ここまで読んでいただいた方に、広告代理店を使うメリットを説明します。

運用が軌道に乗っている場合は任せるのもあり

ある程度広告運用が軌道に乗っていると、日々のレポーティングや広告の差し替え作業は自分じゃなくてもできるな、というときが来ます。そういう時は、広告代理店を使ってアウトソースするのが良いと思います。

広告代理店じゃないと使えない媒体がある

Google広告やFacebook広告以外で出稿しようと思うと、出稿最低金額というものがハードルになるケースが多くあります。
そういう時は広告代理店が間にいると、表に出ている最低金額よりも少ない金額から新しい媒体を開始できたりします。

サポートの手厚さが違う

広告媒体では出稿金額の多さによって、サポートの手厚さが違います。
代理店だと月に億単位の出稿をしていることもザラにあり、例えばGoogle広告の本社の営業担当がついているということもあります。
そうすると、アカウントが何かの手違いで凍結されてしまった!なんてことは一切起こりません。

ある程度自分でやってみて、詳しくなってから広告代理店の話を聞こう!

ここまでお読みいただきありがとうございます。
広告代理店を使う際には、自社担当者が広告代理店と対等にコミュニケーションでき、予算を自分ごと化してPDCAを回していける状態を作っておく必要があります。
そのため、マーケティングディレクターを招聘して、代理店の窓口にするなどの需要も昨今では増えてきています。

Google広告やFacebook広告は数千円程度から本格的に始められます。
ぜひご自身の手で運用してみて、何に費用を払うのかを知った上で広告代理店をご検討ください。