今日は「詐欺師が使う禁断の3テクニック」についてお話します。ちょっと刺激的なタイトルですよね(笑)。もちろん、詐欺は絶対ダメですよ!

でも、詐欺師が使うテクニックって、コミュニケーションを円滑にしたり、自分をより魅力的に魅せたりするヒントがたくさん隠されているんです。

・就職活動で説得力のある自己PRをしたい!
・異性から話がおもしろいと言われたい!
・プレゼンでどうしても企画を通したい!

……などなど、悪用ではなく、日常のシーンで使うこともできちゃいます。

また、あらかじめ詐欺師のテクニックを知っておくことで、騙される確率が低くなります。
詐欺師って実に巧妙な手口を使うんですよね……。

そうした知識を持っていないとあなたも知らない間に「たくさんのお金を騙し取られていた!」なんてことになるかもしれません。

というわけで、今回は詐欺師が使う禁断のテクニックを3つ紹介します。

1. 曖昧な言い方はしない
詐欺師は絶対に曖昧な言い方はしません。自信をもって、断定して話をします。そのため嘘をついていたとしても段々と「本当かも」と思ってしまうわけです。

もちろん嘘や詐欺はダメですが、事実や自信のあることまで曖昧な言い方をしてしまっては損です。曖昧な言い方をすると、相手から信用されなくなってしまいますからね。

なので、

・もしかしたら
・かもしれない
・多分
・一応
・だと思う

普段の会話にもこんな言葉が入っていたら要注意!

「これまで培ってきたITスキルを活かし、御社に貢献できると思います」
「これまで培ってきたITスキルを活かし、御社に貢献いたします」

どっちが貢献してくれそうですか? 当然、後者ですよね。

せっかく自信があることも、こうした曖昧ワードを使うと台無しになってしまうことがあります。

本当のこと、事実については自信をもって、断定して話すようにしましょう!

2. 共感、同調する
詐欺師というと、口が上手いというイメージですよね。でも、本当に上手(?)な詐欺師は話し方ではなく、聞き方が上手なんです。

よく被害者の方が「弱みに付け込まれた!」なんて言いますけど、普通はよくわからない相手に弱みをみせることってないですよね。では、どうして弱みに付け込まれてしまうのか。

それは、被害者が弱みを自分からペラペラと喋ってしまうからです。言い換えるなら、詐欺師が相手に弱みを吐き出させるように仕向けているわけです。

突然ですが、 あなたはどういう相手にだったら弱みをみせられますか?

当然ですが自分のことしか喋らないお喋りさんに弱みをみせることはしないですよね。

きっと、 あなたの話をよく聞いてくれて、共感して、同調してくれて、「この人といるとなんだか心地いい!」と思うような相手に心を許すのではないでしょうか。

「うんうん、そうなんだ」
「それでどうしたの? 辛かったんだね」
「え、それは私も嫌だと思うな」

こんな風に共感、同調してくれたらついつい「実はね」とか「ちょっと悩みがあって」という具合に自分の弱みをみせてしまう気がしませんか?

反対に相手と話すときは、自分の話は後回しにして、

・とにかく相手の話をよく聞く
・共感する
・同調する

ということをすると、「話しやすい人だな」と思ってもらえますよ。

3. 落として上げる
詐欺師は不安を煽りまくって、相手を恐怖に陥れます。そして恐怖でどうしようもない相手に救いの手を差し伸べるフリをして騙そうとします。

「あなたには悪霊がついている! このままでは命にかかわる! この壺なら悪霊を退散できる。だから壺を買いなさい」

ここまであからさまな詐欺トークはさすがに絶滅したと思いますが、それでも根本的な「落として(=不安にさせて)」から「上げる(=救いの手を差し伸べる)」という手口は変わっていません。

実は、このコラムにもそれを仕掛けておきました。ここまで読んでくれた人は

①単純に詐欺師のテクニックがコミュニケーションにどう役立つのか興味がある

という人と

②詐欺師に騙されるのが嫌なのでテクニックを知っておきたい

という人に分かれると思います。

もし②の動機でここまで読んだ人は、完全に「落として上げる」にハマっています。

というのも、僕は冒頭で「あなたも知らない間にたくさんのお金を騙し取られていた! なんてことになるかもしれません。」と不安を煽ることを言っているからです。

まさに落としていますよね。そして、「テクニックを紹介するから大丈夫」「予防になりますよ」ということで上げています。

「なんて卑劣なテクニックなんだ! 許さん! ムキーッ」となっている人もいるかもしれませんが、実はこのテクニックはプレゼンやセールスの時に役立ちます。

例えばプレゼンであれば、「この企画が通らないと、どういうネガティブなことが起こるのか」そして「企画を実行することで、ネガティブな事象がどうポジティブに変わるのか」というストーリーを描いて説明することができます。

ただ単に「この企画は最高です!」「やる価値があります!」と言われるより、納得感が高いものになりますよね。

4. まとめ

今回は詐欺師が使う3つのテクニックを紹介しました。

内容が内容なだけに受け入れがたい人もいたかもしれませんが、僕は目的が大事だと思っています。

すなわちこれらのテクニックを使う目的が「騙すこと」なら当然ダメですが、自分のためにも相手のためにも良いことに使うのであれば良い、と思っています。

ぜひ、良好な人間関係を築くため、相手のためになるテクニックとして役立ててみてくださいね!