【知らないとヤバい】実務未経験でWebエンジニアとして採用される人の条件と会社の本音【経験談です】
どうもらいむです!
「Webエンジニアへの転職を目指しているけど、本当に採用してもらえるのかな…?」
「どういう人が採用されるのか知りたい」
「実際に未経験から転職を成功させた人が何を考えてどう行動していたのか参考にしたい」
今回はこんな疑問にお答えします。
他業種からWebエンジニアへの転職を目指す人は絶対に押さえておかないといけない内容です。
【この記事で分かること】
- 会社がなぜ実務未経験者をエンジニア採用するのか
- どういう人が採用されるのか
- Webエンジニアへの転職活動では何をアピールすれば採用されやすいのか
【この記事の信頼性】
来夢(らいむ)といいます。
サイバーエージェントでWebエンジニアをしています。
もともと不動産営業マンだったんですが、27歳のときにプログラミング完全未経験から独学でWebエンジニアに転職しました。
エンジニアとして2年ほど働いた後、サイバーエージェントへ転職して現在に至ります。
この「Webエンジニアへの転職」と「サイバーエージェントへの転職」の2回の転職時に、正にこの記事に書いた思考で転職活動を行い、転職を成功させています。
【実務未経験者は基本はいらない】
いきなり残念なお知らせですが、「実務未経験の人を、自社のエンジニアとして、積極的に、中途採用したい」と考えている会社というのは存在しません。
なぜなら、正直、実務未経験のエンジニアなんて、自力でどんなに頑張って勉強してきていたとしてもすぐには大した戦力にはならないからです。
むしろ、先輩のフォローや教育するコストがかかる分、マイナスです。
会社で何か新しいシステムやアプリを作るために人を増やしたいなら、経験豊富なベテランエンジニアを雇うのが一番ですし、1から若手を育てたいなら、新卒を雇えばいい。
それなのに、私を含めて、実務経験のない人をエンジニアとして採用するケースは少なからずあります。
では、そういった企業は、なぜベテランエンジニアではなく、わざわざ未経験者を採用するのでしょうか?そして、どういうケースなら未経験者は採用されるのでしょうか?
【結論】 会社と合う、将来性の高い若手
会社が実務未経験の人を採用する理由は基本これです。
「エンジニアに適性がありそうで(すぐ辞めなそうで)、」
「会社の文化やチームのメンバーとも合いそうで、」
「すでにある程度はスキルがあって、」
「教えるコストをかけなくても、自分で勉強して勝手にスキルアップしてくれて、」
「将来はチームリーダーやマネジメント側になってくれそうな人」を
「当面は安い給料で長く雇える」なら
「長期投資として雇う」
つまり、簡単に言うと
「*8会社と合う、将来性の高い若手を安く買えそうだったら、雇ってもいい**」ってことですね。
「いや、 こんな色々好条件求められても困るんですけど」と思うかもしれませんが、
大丈夫です。
全て完璧に満たしていないと採用されないわけではありません。
あなたがもし既にポートフォリオ(オリジナルのWebサービス)を作っているなら、選考を受ける最低段階はクリアしています。
【なぜ将来性の高い若手なら雇うのか?】
なぜ「会社と合う、将来性の高い若手を安く買えそうだったら、雇ってもいい」となるのか?理由は大きく3つです。
- 優秀なベテランエンジニアも新卒も雇えない
- コストを抑えられる
- 会社を担う人材を手に入れられる可能性がある
いま、IT業界全体でエンジニア不足です。
経験豊富なベテランエンジニアはどの会社も欲しがっていますので取り合いになります。
どの会社も欲しがるということは、会社はエンジニアに「選ばれる側」です。
他社と比較される中、エンジニアから選ばれるためには、ある程度高い年収を提示しないといけません。
そうなると、特に中小企業・ベンチャー企業のような知名度も低く、資金力も弱い会社は、そういう優秀なエンジニアを簡単には雇えません。
一方、先程「駆け出しエンジニアを積極的に採用したい会社はない」とお伝えしたように、
未経験エンジニアの需要は高くはありません。
しかし、エンジニア転職希望者は常に一定数います。
つまり、会社が未経験エンジニアを「選ぶ」側ということです。
そうなると、未経験エンジニアならそこまで高い年収を提示しなくても雇えます。
また、新卒を採用する場合、教育コストがかかるというデメリットがあります。
(なお、ここでの「新卒」とは、プログラミングほぼ未経験の大学生です。
理系大学卒やインターンシップ経験者などの、「すでにプログラミング経験・実務経験はあるけどまだ大学生」という人は一旦想定から除外しています)
基本的なビジネスマナーや社会人としての心構えを始めとして、プログラミングスキルなども数年単位で教育していく必要があります。
中小企業・ベンチャー企業では教育体制そのものがないところも多いでしょう。
会社からすれば「勝手に勉強して勝手に成長してエンジニアチームの戦力になってほしい」というのが本音なんです。
一方、私やあなたのように、他業種からのエンジニア転職組は、エンジニアとしてのスキルレベルが低い点は新卒と同じですが、
社会人経験があるので、報連相や段取り力など一定のビジネススキルやストレス耐性をすでに持っています。
会社からすれば、開発経験を積んでスキルさえ伸びれば、新卒を雇うよりずっとコストを抑えて若手を雇える可能性があるわけです。
そして、多くの会社は特にエンジニアチームのマネジメントやプロジェクトリーダーができるエンジニアを求めています。
理由は、やれる&やりたい人が貴重だからです。
-
エンジニアのマネジメントはエンジニア経験者でないと難しい
→専門知識がないと、そもそもチームが何をしているのか理解できないので、正しい指導・管理ができない -
一方で多くのエンジニアは、マネジメントやリーダーをやりたがらない
→「コードを書くなど、手を動かす作業が好きだからエンジニアをしているのであって、それを捨ててまでマネジメント職やリーダーをやりたくない」や「そもそもリーダー役は性に合わない」という人は多い
なので、実務未経験者でも、こう思ってもらえれば採用されるわけです。
「まず良い人そう。一緒に働いてみたいな。
今経験はなくても、多少スキルはあるし、今後自発的に成長してくれそう。
しかも将来はチームリーダーも任せられそうだし、期待できるな。」
【転職活動では「コミュニケーション能力」「自走力の高さ」「熱意」を特にアピールしよう】
なので、実務未経験者は職務経歴書や面接で、
スキルと同じかそれ以上に「コミュニケーション能力」と「自走力の高さ」「熱意」をアピールすることが重要になってきます。
(誤解のないようにお伝えしておきますが、実務未経験でも一定のプログラミングスキルを習得していることは最低条件です)
具体的にはこのような内容です。
コミュニケーション能力
- 他の部署と連携して仕事をする中で、協力関係を構築していました
- お客様の話に耳を傾け、信用を頂きました
- 学生時代や前職でのリーダーとしてこういう取り組みをしてこういう結果を出しました
- 笑顔・愛想のよさ(面接時)
- 挨拶(面接時)
自走力
- 入社後も自分でどんどん学習して、いつまでに戦力になりたいです
- こんなことを意識して学習してきました
- こんなポートフォリオを自力で作りました
- こういうところを意識・工夫して作りました
- 今後はこういうタスク・プロジェクトをやってみたいです
熱意
- エンジニアに適性があると思います・簡単に辞めません
- プログラミングしていてこういう瞬間が好きでした
- こういう苦労があったけどこうやったら乗り越えられました
- エンジニアになってこういうことを実現したい
- エンジニアとしてこういうキャリアを考えている
まとめ
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実務未経験者の転職は簡単ではないが道は間違いなくある
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会社は「会社と合う、将来性の高い若手を安く雇いたい」
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スキルは当然大事だが、スキルよりも「コミュニケーション能力」と「自走力の高さ」「熱意」をアピールすることが大事
最後に
私はエンジニアとしての2回転職活動をして位ますし、今は面接官として合否を決める仕事をしています
その中で私が1番感じたことは
「エンジニア採用であろうと、どの会社であろうと、会社が最後に見るのは『この人いい人そうだな、一緒に働きたいな、と思えるか』であること」です。
あなたが思っている以上に、会社はあなたの今のスキルではなく、「あなた自身」を見たがっています。
そして、あなた自身をきちんと相手に伝えるには練習が必要です。
「今の会社で何に取り組んだのか」
「なぜ取り組んだのか」
「なぜエンジニアになりたいのか」
「エンジニアになるためにどう考えて何をしてきたのか」
「エンジニアになってから何がしたいのか」
「この会社で何がしたいのか」
必ず聞かれるこれらのような質問に、きちんとあなたの言葉で答えるには自己分析と受け答えの練習が必要なんです。
地味です。時間もかかります。正直面倒くさいです
「他業種からWebエンジニアへの転職」に近道はありません。
が、愚直に情報を集めて、整理して、やるべきことを1つずつやれば必ず転職はできます。
これは私自身が、ネットに転がっている「こういう道で進めば転職できるよ」という情報集めて、背景を理解した上で、その通りに歩んだらちゃんと転職できたので間違いないです。
なお、私はこちらのYouTubeチャンネルをされているケンタさんというエンジニアの方の発信を主に参考にしていました。
その他、参考にしたYouTube動画は別記事で紹介していますのでよかったらそちらも見てみてください。
大丈夫です。こんな記事まで読んで準備しているあなたなら必ず転職成功までたどり着けます。
Webエンジニア最高ですよ。
転職は全く楽ではないですし、転職した直後は勉強大変ですが、それを補って余りある自由が待っています。
私はお世辞抜きでWebエンジニアになって人生変わりました。
本当にがんばってください。応援しています!
もし「エンジニア転職について相談したい」「直接サポートしてほしい」「職務経歴書の添削や模擬面接の練習相手をお願いしたい」など転職活動でお悩みの方は、転職サポートのプランを用意していますのでよかったらどうぞ
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ではまた次の記事でお会いしましょう!
らいむでした!