最も有効な手段は「ゴール」

  • 人間はVRゴーグルを装着するだけで「ジェットコースターに乗っている」とか「スカイダイビングを楽しんでいる」という認知をプロジェクション(投影)し、その世界に没入することが出来る。それと同様、別の世界を「ゴール」として意識的にデザインして、そこに圧倒的な臨場感を抱けるようになれば、世界の認知の仕方(内部モデル)を変更できる。

内部モデルの更新を引き起こし得るゴールを満たす2つの条件

  • 条件①:真のWant to に基づいてること
  • 条件②:現状の外側に設定されていること

真の Want to

  • 設定されたゴールが、本音中の本音で住みたいと思える世界になっていない限り、つまり自分自身の「真のWant to」と辻褄があわない限り、そこに没入することなど出来ない。
  • ここでいうゴールとは「今期の売上を達成する」という個別の目標ではない。こんなふうに生きてみたいと思えるようなオールライフ型(人生全体に関わるような)のゴールでなければいけない
  • これを組織経営の文脈で語り直したのが「パーパス経営」
  • ここでキーになるのは、「没入」が起きるほどの Want to がゴールに内在しているか。
  • たとえば、「世界から飢餓をなくす」というパーパスは社会的には立派な志である。だが、社員全員が「世界から飢餓をなくす」に真の臨場感を持てていないのであれば、それは単なる「絵に描いた餅」に過ぎない。

現状の外側に設定されていること

  • 世界の認知の仕方を変えるようなゴールは、「現状の外側」に向かうものでなければいけない
  • 内部モデルを書き換えるには、現状の延長線上にはないゴール設定が必要。並の努力ではとうてい達成できないこと、どうすれば達成できるのかまったく検討がつかないようなことをゴールとして設定する必要がある。

心の底から住みたいと思えるにもかかわらず、どうすれば到達できるのかわからないような現状の外側にある世界をゴールとして設定して、そこに圧倒的な臨場感を持ったときに、人や組織の「ものの見方」は劇的に変わらざるを得ない。