今日は、チーム間の連携の問題に焦点をあて、『英国海兵隊に学ぶ 最強組織のつくり方』という書籍を参考にしながら考えてみたいと思います。

リーダーの悩み

  • 仕事にはチーム同士の連携が欠かせない。そのことは自分も含め各チームのリーダーはわかっているはずだ。なのに、他のチームの人間は肝心なところで助けてくれない。それどころか足を引っ張ろうとする。いったいどうしてなんだろう。

ミッションリーダーシップをチーム間で実践する

  • チーム間の連携を強化するためには、まずミッションリーダーシップをチーム間で実践することが重要です。これは、単に自分のチーム内でのみ権限を委譲するのではなく、他のチームとの協力においても自主性と創造性を促進することを意味します。具体的には、異なるチーム間で共有される明確な目標を設定し、その目標に向けての協力体制を築くことが必要です。これにより、チーム間の信頼と協力が深まります。

ASPIREモデルを活用したコミュニケーション

  • 次に、ASPIREモデルをチーム間コミュニケーションに適用することで、連携の問題を解決することができます。このモデルは、目的(Aim)、状況(Situation)、計画(Plan)、インスピレーション(Inspire)、強化(Reinforce)、評価(Evaluate)の各段階を通じて、効果的なコミュニケーションを実現します。異なるチーム間での目標と計画を共有し、相互の理解を深めることで、チーム間の協力と連携を促進することができます。

まとめ

  • チーム間の連携の問題は、しばしばコミュニケーションの不足や目標の不明確さに起因します。ミッションリーダーシップをチーム間で実践し、ASPIREモデルを活用したコミュニケーションを行うことで、チーム間の連携を強化し、共通の目標に向かって効率的に進むことができます。このアプローチにより、異なるチーム間の障壁を取り除き、より強固な協力体制を築くことが可能になるでしょう。